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七人のナナ
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A.C.G.T. |
ナナは彼氏も成績も普通の平凡な高校生だった。しかし、発明家である祖父の実験が暴走し、ナナの複製人間が6人も生まれてしまう。6人全員が同じ少年に恋をしてしまい、大混乱が巻き起こる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な高校生・ナナは、成績も彼氏も「普通」を絵に描いたような女の子だった。しかし、発明家の祖父が起こした実験事故により、ナナの複製人間がなんと6人も誕生してしまう。元のナナを合わせた計7人の”ナナ”が、全員同じ少年に恋をしてしまったことで大騒動に。誰が「本物のナナ」として思いを伝えられるのかをめぐる恋愛バトルと、同じ顔なのに性格バラバラな7人が繰り広げる日常のドタバタが笑いを生む、2000年代らしい王道ラブコメ作品。みどころ・魅力
① 同じ顔なのに全然違う!7人それぞれの個性のぶつかり合い
同じ顔・同じ声を持ちながら、元気っ子・内気・強気など性格がまるで異なる7人のナナ。誰が「一番ナナらしいか」を考えながら見ると面白さが倍増する。キャラクターの微妙な差異を楽しむのがこの作品の醍醐味のひとつ。② 1人の男の子を7人で争うカオスなラブコメ展開
同一の相手に7人が同時にアプローチするという類を見ない構図。嫉妬・協力・衝突を繰り返しながら進む恋愛模様は予測不能な展開の連続で、「誰がうまくいくのか」というドキドキ感がクセになる。③ 2000年代ならではの明るくほのぼのとした作風
2002年放映らしい、のんびり温かみのある空気感が魅力。複雑な設定や重い展開を排したシンプルで笑えるコメディタッチは、当時を知る世代には懐かしく、ライトに楽しみたい人にも入りやすい。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 今川泰宏 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 吉崎観音 |
| キャラクターデザイン | 西田亜沙子 |
| 音楽 | 平野義久 |
| 美術監督 | 武藤正敏 |
| 音響監督 | 本田保則 |
| OP | 浅木舞「Success, Success」 |
| ED | 水樹奈々「Birdie, Birdie」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「七人のナナって確かクローンがいっぱい出てくるやつ」という程度の認識で2002年当時に見た。ゼロ年代ハーレムラブコメの波をかろうじて乗り越えてきた身からすると、「また同じ男に女の子が群がるやつ」という斜め構えで見始めたのは正直に言う。
ところが、この作品の厄介なところは女の子が全員「同じ一人の女の子」であるという構造にあって、最初にそれを理解したとき、ああこれはただのハーレムアニメじゃないなと思い直した記憶がある。祖父の実験でナナが6人増えて計7人になる、という設定の笑えなさ——なんか覚えてないなりに、「全員が同じ記憶と感情を持って生まれているはずなのになぜ性格が違うのか」という疑問だけは当時もちゃんと引っかかっていた。2回目を見ると、その性格の分岐の描き方が意外と丁寧であることに気づく。
「わたし」が七人いても、好きになる人は一人——アイデンティティと恋心の切り離せない話
この作品を単純なコメディとして消費するのは少しもったいない。クローンSFには「自分とは何か」という問いがほぼ必ず付いてくるが、七人のナナはその問いをラブコメのフォーマットに押し込んでいる点が独特だ。
七人のナナが全員同じ男を好きになるという設定は、言い換えると「恋愛感情とはどこから来るのか」という問いへの一つの回答になっている。同じ遺伝子、同じ記憶から出発した存在が、それぞれ微妙に違う行動パターンを取りながら、それでも同じ人間を好きになる。それはつまり、恋愛感情が後天的な経験からではなく、もっと根っこの「素」の部分から来ているということを、この作品はコメディの皮をかぶりながら示唆している。
各ナナの性格の違い——天然なナナ、積極的なナナ、引っ込み思案なナナ——は、同一の存在が環境や状況によって枝分かれした姿として読める。そうなると「本物のナナはどれか」という問いが自然と浮かぶわけだが、作品はその問いを明確に解決しようとはしない。全員が本物で、全員が偽物でもある、というある種の宙吊り感が2002年の作品にしては意外と誠実だと思う。
もちろんラブコメとしてのドタバタが主軸なので、そこまで重くは扱われない。でも何度か見返していると、七人が一つの「ナナ」に戻ろうとする局面での中原麻衣と名塚佳織それぞれの声のトーンの違いが、このテーマを台詞ではなく音として表現していることに気づく。同じキャラクターのバリエーションを演じる難しさを、二人とも別の方法で乗り越えていて、声優陣の仕事として見ても面白い。
特に刺さったシーン
七人が全員同じ場に集まって口論になる場面は何度見ても整理がつかなくて、それが逆に良い。画面の情報量が多すぎて、最初はただ混乱していたんだが、2回目以降で「あのナナとこのナナの関係性だけを追う」という見方をすると急に全体の設計が見えてくる。
水樹奈々が鈴木ナナとジャマナナの二役を一人で担当しているという事実は、当時あまり意識していなかった。でも注意して聞くと、二つの役で明確に音域と間の取り方を変えていて、それが画面上の視覚的な区別と重なって「別人感」を支えている。石田彰が演じる神近優一はそのカオスの中心に居続けるわけで、あの落ち着いた低音がないと七人の喧騒が視聴者に向かってそのまま崩れてくるところだったと思う。抑えの演技がうまく機能している。
読んで見たくなったら——『七人のナナ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゼロ年代ラブコメを懐かしむ気持ちがある人
- クローンや自己同一性のSF的テーマが好きで、それがコメディにまぶされていても気にならない人
- 水樹奈々・中原麻衣・名塚佳織の若いころの演技を聞き比べたい声優オタク
- ドタバタギャグが30分続いても疲れない人
合わない人
- キャラクターが多すぎる群像劇が苦手で、名前と顔(声)をすぐ一致させられないとストレスになる人
- 2002年の作画クオリティに距離を感じる人
- ハーレム的な構図それ自体が受け付けない人(構造的にはそれに近い)
- テーマを深掘りする作品が好きで、明確な着地点を求める人
次に見るなら
ToLOVEる -とらぶる-は同じく「主人公の周囲に個性の違う女の子が大量に集まる」ラブコメの典型だが、こちらはSF要素が強め。七人のナナの「設定のバカバカしさを真面目に運用する」スタンスが気に入ったなら入りやすい。
ラブひなは時代もゼロ年代初頭で近く、一人の男をめぐる騒動という構造が似ている。七人のナナよりもラブコメとしての起伏が急で、そちらが好みならこっちの方がテンポが合うかもしれない。
アイドルマスター(アニメ版)は「同じ目標を持った複数の女の子それぞれの個性を丁寧に描く」という点で、七人のナナが持っていた「同じ存在の枝分かれ」という問いを別の角度から追っている。水樹奈々が主要キャストで登場するという意味でも、繋がりを感じながら見られる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『七人のナナ』はdアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクのサービスで、加入済みであれば追加料金なしで全話視聴できます。複数サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。
