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まじもじるるも 完結編
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | J.C.STAFF |
作品概要・あらすじ
あらすじ
見習い魔女のルルモと、エロ本収集家として名高い高校生・柴田耕太が繰り広げるドタバタラブコメの完結編OVA。魔界での修行を経て地上に戻ったルルモと耕太の関係がついに最終局面を迎える。笑いと切なさが交差するシリーズ集大成の物語が、OVAならではのボリュームで描かれる。
みどころ・魅力
① TVアニメから続くルルモと耕太の関係の決着
2014年のTVアニメから続いてきた見習い魔女ルルモと耕太の不思議な絆が、完結編でついにクライマックスを迎える。ファンが待ち望んだ二人の物語の結末を、OVAならではの丁寧な描写で楽しめる。
② コメディとファンタジーが融合した独特の世界観
魔法・魔界・使い魔といったファンタジー要素と、学園日常コメディがテンポよく融合した本作独自の雰囲気が完結編でも健在。笑いを挟みながらも感情的な盛り上がりをしっかり用意している。
③ シリーズファン必見のサービスシーンと笑い
原作らしいコミカルなセクシー描写もOVAならではの密度で収録。シリーズを通じて積み上げてきたキャラクターの魅力が凝縮されており、ファンへの最後のサービスとしても完成度が高い。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 櫻井親良 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 水上清資 |
| キャラクターデザイン | 岩倉和憲 |
| ED | 遠藤ゆりか「ふたりのクロノスタシス」 |
感想・評価
最初に見たとき——本編すっ飛ばして完結編に手を出した話
まず白状しておくと、TVシリーズを一話も見ていなかった。それでも「完結編」と書いてあるOVAに手を出したのは、三森すずこの名前があったからで、それ以上の理由はない。無計画すぎる視聴動機。
結果として、最初の20分は「設定の把握」に脳のリソースを全部使った。魔法少女が主人公の男の寿命を削りながら願いを叶えるという構造は、一見コメディの皮をかぶっているが、よく考えると相当に重い取引で、それを明るいラブコメのテンションで包んでいるのが本作の肝だと気づくのに少し時間がかかった。2回目に見たとき——OVAなので40分ちょっとしかないが——こんどは関係性の文脈を知った上で見られて、序盤のコメディ演出のひとつひとつが伏線だったと分かる。完結編単体でも文脈の最低限は拾えるが、本編を見ていたら倍は泣いていたと思う、たぶん。
「残り時間を知っている男」だけが選べる愛し方の話
このシリーズの設定を整理すると、魔法使い見習いのるるもが魔法を一回使うたびに、主人公・柴木の寿命がひとつ削れる。柴木はそれを知っている。るるもは知らない。この非対称な構造が全編を貫いている。
一般的なラブコメにおいて「残り時間」は余命告知や病気という形で使われ、その場合は「告白」か「別れ」かという二択を迫られる。本作がちょっと違うのは、柴木がるるもに「お前が魔法を使うな」と言えるにもかかわらず、言わない選択をし続けるところだ。願いの内容が「るるもを守りたい」という方向へ自然にシフトしていくのだが、それは自己犠牲という大仰な構図ではなく、「好きな相手が笑ってくれるなら、まあいいか」という低温の決断として描かれている。
完結編でこの構造が着地するとき、ドラマチックな告白シーンよりも、ふたりが並んでいる何でもない瞬間の方が重く見える。それはおそらく、本編4クール分の「削れ続けた命の積み重ね」があるからで、完結編だけで見ていた自分でさえその重量の気配を感じた。
三森すずこの演じるるるもは、感情の起伏が極端に少ないキャラクターとして設計されている。それでも終盤の台詞の間(ま)のとり方、息の浅さで「気づき始めている」ことを表現していて、セリフの内容じゃなくて声の質感だけで芝居が成立している。下野紘の柴木はその逆で、常にテンションの振れ幅が大きいキャラだが、クライマックスに向けて台詞量が減り、静かになるほど演技の密度が上がっていく。このふたりの温度差が、物語の非対称構造を音声だけで体現している。
表層ではラッキースケベとコメディを連射するジャンル作品で、それはそれで完成している。ただ本質は「相手に代償を知られないまま守り続けることを選んだ男の話」で、それがちゃんと完結するのが本OVAだ。
特に刺さったシーン
終盤、るるもが魔法を使おうとする場面で柴木が「いい」と言う一言。ここで思わず止めた。セリフの長さでいえば2文字で、下野紘の声で言うと本当に短い。でも「いい」の意味が「大丈夫」なのか「もういい」なのか「君がいい」なのか、文脈次第でぜんぶ重なって聞こえる。脚本の勝利でもあるけど、あの語尾の落とし方は下野紘じゃないと出ない音だと思う。
チロ(福圓美里)のリアクション芸はOVA全体の緊張をうまく抜く役割を担っていて、特に中盤の一連のやり取りは、シリアスに振りすぎないための設計が感じられた。本編からのファンならもっと文脈があるのだろうが、初見でも単純に笑える。
能登麻美子が演じる柴木の母が画面に映るたびに、空気がほんの少し変わる。出番は多くないが、あの声が「日常」の重力を担っていて、非日常のるるもとの対比が自然に生まれている。キャスティングの意図が見える瞬間。
読んで見たくなったら——『まじもじるるも 完結編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを見終わって「続きが見たい」と思ったまま数年待っていた人(これが最終目的地)
- コメディ外装の中に静かな感情コストが積まれているタイプの話が好きな人
- 三森すずこ・下野紘の演技で「声だけで状況が分かる」体験が好きな人
- ラッキースケベ系のドタバタと、それとは別軸の誠実な感情線が共存しているラブコメが許容できる人
合わない人
- 本編未視聴のままOVAから入る人(文脈がかなり補足される)
- ファンサービス要素(サービスカット・コメディ)が作品のトーンと合わないと感じるタイプ
- 40分強のOVA1本で完全に完結するスケールの話を求めている人(本編を踏まえて初めてフルの重みが来る)
次に見るなら
魔法使いの嫁——人外の存在と人間の間に非対称な「代償と愛情」の構造があるラブストーリー。こちらはより重く長いが、るるもと柴木の関係性が好きだったなら温度感が近い。
To LOVEる -とらぶる-——ラッキースケベ系ラブコメのジャンルの文法として最もわかりやすい先行例。まじもじのコメディ演出の設計がどこから来ているか、見比べると面白い。
selector infected WIXOSS——「願いを叶えるたびに代償を払う」という設定の暗部を正面から描いた作品。まじもじが明るく包んでいたものを真逆の温度で見ることになる。耐性のある人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『まじもじるるも 完結編』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスもアニメ作品を幅広く配信しており、シリーズ本編と合わせて完結編を楽しめる環境が整っています。TVアニメを観たことがある方は、この機会に完結編まで通して視聴してみてください。
よくある質問
まとめ
『まじもじるるも 完結編』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスもアニメ作品を幅広く配信しており、シリーズ本編と合わせて完結編を楽しめる環境が整っています。TVアニメを観たことがある方は、この機会に完結編まで通して視聴してみてください。