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爆裂天使 -インフィニティ-
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | GONZO |
21世紀のウェストランド、ニューヨーク。鋭いナイフを持つ殺人鬼が無差別に人々を殺害している。少女が殺人現場を目撃し、恐怖で震える彼女がナイフに狙われる。メグはかつて一緒に暮らしていたシャーリーの「誕生日」を祝うため、ジョーと共にこの町に戻る。孤児である彼らは、ある日をシャーリーの誕生日として決めていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
21世紀のウェストランド、ニューヨーク。街では鋭いナイフを手にした殺人鬼が無差別に市民を襲う事件が続発していた。ある少女が現場を目撃し、次のターゲットとなってしまう。その頃、ジョーとメグはかつての仲間・シャーリーの「誕生日」を祝うためにこの街を訪れていた。孤児だった彼女たちが自分たちで決めた、特別な記念日を迎えるために。みどころ・魅力
① TVシリーズを補完する、仲間たちの絆の原点
本作はTVアニメ『爆裂天使』の外伝OVAとして制作されており、ジョーとメグがシャーリーとかつてどのような関係を築いていたかが描かれる。彼女たちの絆の深さと、その背景にある孤独な過去が、感情的な厚みをもってスクリーンに映し出される。② スタイリッシュなアクションとダークな世界観の融合
2007年公開ながら、クールな映像センスと緊張感あるアクションシーンはOVAならではのクオリティ。無差別殺傷という重いテーマを背景に、ジョーの戦闘スタイルが際立つ。TVシリーズのファンはもちろん、初見でも引き込まれる濃密な雰囲気が魅力だ。③ 短編ながら完結した物語としての完成度
約30分という短い尺に、サスペンス・感情的なドラマ・アクションがバランスよく収められている。長編を見る時間がないときでも手軽に楽しめる一方、見終わった後にTVシリーズを振り返りたくなる余韻を残す構成になっている。キャスト・声優一覧






スタッフ
| 監督 | 大畑晃一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 志茂文彦 |
| 原案キャラデザ | 右月 白亜 |
| キャラクターデザイン | 堀内修、神本兼利 |
| 音楽 | 西田マサラ |
| 美術監督 | 荒井和浩 |
| OP | ザ・ストライプス「Loosey」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
爆裂天使のOVAが存在すること自体、知らなかった。本編はゼロ年代深夜アニメの棚を漁るとたまに出てくるし、ジョーとメグのビジュアルはそこそこ記憶に残っている。ただ「OVAまで追いかけたか」というと正直追っていなかった。たまたま配信で見かけて、30分もかからないなら試しに、という気持ちで再生した。
最初の数分で「あ、これ本編のファン向けに作られてる」とわかる。世界観の説明もキャラ紹介も一切ない。ニューヨーク、ナイフの殺人鬼、メグとジョー。それだけで成立させている。2周目は本編を見直してから戻ってきたが、ジョーの立ち位置の微妙な変化が見えて、印象がかなり変わった。
「誕生日」という嘘が支えている、孤児たちの連帯
このOVAの核心は、アクションでも謎の殺人鬼でもなく、「シャーリーの誕生日」というエピソードだと思っている。孤児であるメグとジョーたちは、本当の誕生日を知らないシャーリーのために、ある日を誕生日と決めた。そこに通い続ける。それだけの話だ。
30分のOVAにこれを入れてくる意図は、本編を見た人間にしかたぶん響かない。爆裂天使という作品は表面的にはガンアクションとメカで成立しているように見えるが、その下に流れているのは「行き場のなかった子たちが互いに根拠を作っている」という話だ。正式な記録もなければ血縁もない。でも「この日がシャーリーの誕生日だ」と決めて、ニューヨークまで行く。その行為のなかに、孤児の連帯がある。
普通ならこういうテーマは説明してしまう。でもこのOVAはほとんど説明しない。殺人鬼の緊張感と並走させて、誕生日ケーキの場面を短く置いて終わる。説明しないからこそ、受け取れる人間には深く刺さる構成になっている。「OVAは補完か外伝か」という問いに対して言えば、これは明確に補完側だ。本編で描ききれなかったメグとジョーの感情の背景を、ノイズを削ぎ落として30分で見せている。
単なるファンサービス的なスピンオフではなく、本編が走り続けた結果として見えてこなかった「静止した感情」を切り取った作品だと解釈している。だからこそ、本編未視聴で見てもたぶん何も残らない。見る順番と文脈が作品の価値に直結している、という意味でも珍しいOVAだ。
特に刺さったシーン
ケーキを前にしたメグの表情が、このOVAでいちばん記憶に残っている。セリフはほとんどない。でも豊口めぐみの声のトーンが、普段のメグと微妙に違う。乱暴でうるさくて感情を隠さないメグが、あの場面だけ少し静かになる。声優の演技で「このキャラにとってこれがどういう意味を持つか」が全部伝わってくる数秒だった。
ジョー側でいえば、渡辺明乃の演じるジョーが殺人鬼と対峙するくだりの、感情を極限まで削ったセリフ回しが効いている。ジョーというキャラクターは基本的に余計なことを言わないのだが、それをセリフの少なさではなく、声の「温度の低さ」で表現している。2周目で気づいたのは、その「低さ」がシャーリーの場面の直後に来ているという配置で、感情を内側に仕舞い込んだ反動がそこに出ている、と読めるようになった。
読んで見たくなったら——『爆裂天使 -インフィニティ-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 爆裂天使本編を一周以上見たことがある人
- アクション作品の「静止した感情」の場面に弱い人
- 孤児・家族代替の連帯テーマが好きな人
- 渡辺明乃・豊口めぐみの演技を目当てに追いかけているファン
- 30分以内で完結するOVAをよく消費する人
合わない人
- 本編未視聴で単品として楽しもうとしている人(前提知識なしだと薄い)
- 爆裂天使にガンアクション・メカ戦の派手さだけを求めている人
- 起承転結のはっきりしたドラマを期待する人(説明を省く作りなので)
- ゼロ年代深夜アニメの雰囲気・絵柄が生理的に合わない人
次に見るなら
孤児たちが疑似家族を作りながら戦い続けるという構造が好きなら、NOIRは外せない。ビーチェとミレイユという二人の女性ガンマンが記憶と過去をめぐって戦うストーリーで、アクションと静寂の使い方が爆裂天使と地続きの美学を持っている。ゼロ年代女性2人組アクションの文脈で見ると特に面白い。
「説明しない関係性」と都市×ガンアクションの組み合わせに引っかかったなら、ブラック・ラグーンが次の選択肢になる。アジアの港湾都市を舞台に、アウトロー集団の中で感情をほとんど説明しないまま関係が積み重なっていく作りは、爆裂天使OVAの「見せ方」と似ている部分がある。
もう少し感情面を押し出した方向で探すなら、コードギアス亡国のアキトのOVAシリーズが合うかもしれない。本編TV視聴を前提に作られた構造、過去を引きずりながら動くキャラクターたち、という点で爆裂天使インフィニティと同じ「補完型OVA」の楽しみ方ができる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『爆裂天使 -インフィニティ-』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも幅広いアニメラインナップを取り揃えており、本作を手軽にお楽しみいただけます。TVシリーズとあわせて視聴することで、より深く作品の世界観を味わえますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

