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厨病激発ボーイ 男に生まれた宿命だから
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
ヒーロー部の面々は解散の危機を乗り越えて再び活動を開始する。彼らに与えられた最難関ミッションは、遠い寺院のロッジへ向かい、管理人の業務を手伝うことだ。部員たちは冒険へ出発し、水木は…
作品概要・あらすじ
あらすじ
解散の危機を乗り越えたヒーロー部が、再び活動を開始する。彼らに与えられた新たなミッションは、山奥の寺院ロッジへ赴き、管理人業務を手伝うというもの。個性豊かな部員たちは意気揚々と冒険に出発するが、道中でも目的地でも珍騒動が続発。水木をはじめとするメンバーたちが繰り広げる、にぎやかで愛しい日常の一幕が描かれる。みどころ・魅力
① 解散危機を乗り越えた仲間たちの絆と結束感
一度は存続の岐路に立たされたヒーロー部が再起動するところから物語が動く。メンバーそれぞれがどう変化し、どんな絆をつないでいるかが自然と伝わってくる構成で、シリーズを追ってきたファンにとって感慨深い一作になっている。② “最難関ミッション”のはずが笑いに変わる怒涛のコメディ
管理人業務という地味なお使いが、キャラクターたちの手にかかれば予測不能な珍事件の連続に。厨二病全開の言動と日常系のゆるい空気が絶妙に噛み合い、ニヤリとさせるシーンが次々と飛び出す。③ OVAならではのゆったりとした空気感と作画クオリティ
TV放送の制約を外れたOVAフォーマットで、キャラクターの表情やリアクションの細部まで丁寧に描写されている。日常系コメディとしての「間」が生きており、気軽に繰り返し観られる軽快な一本に仕上がっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 市川量也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 後藤みどり |
| キャラクターデザイン | 松浦有紗 |
| 音楽 | TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND |
| 美術監督 | 秋葉みのる |
| 音響監督 | 本山哲 |
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書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「激発」という言葉の意味を調べたのは、たぶんこのタイトルを見たときが初めてだと思う。「激しく発する」という意味らしい。なるほど、中二病的語彙として申し分ない。「男に生まれた宿命だから」という副題も含めて、タイトルだけで作品のテンションが8割わかる。そういう意味では正直なタイトルだ。
これはTVシリーズ「厨病激発ボーイ」の続きにあたるOVA作品で、ヒーロー部の面々がすでに解散の危機を乗り越えた後から始まる。つまりTVシリーズの文脈を前提として作られているので、初見でいきなりここから入ると「この人たちがなぜこんなに仲がいいのか」という前提を共有できないまま進む羽目になる。コアファン向けと割り切るなら、それでいい構造だ。
2回目に見たとき気づいたのは、「最難関ミッション」という言い方が冒頭にあって、その中身が「寺院のロッジに行って管理人を手伝う」であることの、絶妙な脱力感だ。最初はテンポに流されて見過ごしていた。でもあのギャップは、ちゃんと狙って置いてある。
「本気でバカをやっている人たち」を、笑いながら少し羨む話
「中二病」という言葉は、使われる文脈のほとんどがからかいだ。後になって「あのころ恥ずかしかったな」と笑い飛ばすための言葉として機能している。だからこのタイトルを見たとき、「自虐コメディとして消費する作品だろう」と思って構えた部分がある。
ただ、見ていて感じるのはそれとは少し違う。この作品に出てくるヒーロー部の面々は、外側から見るとどう考えても「コスプレして寺院の手伝いをしに行っているグループ」なのに、本人たちにとってはどこまでも真剣なミッションだ。その温度差がコメディとして機能しているわけだけど、それだけじゃない何かが残る。
山下大輝が演じる野田大和というキャラクターは、どれだけ突っ込まれても揺るがないヒーロー観を持っている。榎木淳弥の九十九零はそれに対してどこか距離感のあるクールなスタンスで、この二人のやりとりにOVA全体の体温が凝縮されている。声優と夜あそびのMCもやっている榎木淳弥のトーンは、煽り気味でも嫌みにならないバランスが絶妙で、ああいう役には独特の適性があると思う。赤崎千夏の聖瑞姫も、あの部のノリを壊さずに引っ張る空気感をきちんと出している。
「男に生まれた宿命」という副題を最初に見たとき、「それは言い過ぎでは」と思った。でもあのテンションで全力でやっている人たちを見ていると、笑いながらも「こういうの、大人になるとなかなかできないよな」という気持ちが出てくる。自分の中の使命感を疑わずにいられること。仲間の存在を疑わずにいられること。それを「宿命」と呼ぶのは中二病すぎるけど、その核にあるものは割と普遍的だ。
これは「中二病ネタのコメディ」という形式を借りた、「本気でやることの清潔さ」についての話だと思っている。増田俊樹演じる生徒会長の存在が、その外側からの視点として機能している部分もあって、短い尺の中でもちゃんとレイヤーがある。
特に刺さったシーン
序盤、ヒーロー部が今回のミッションの説明を受けるシーンが好きだ。津田健次郎演じるおっさんキャラが、例のドスの利いた声で「寺院のロッジに行って管理人を手伝え」みたいな指示を出す。あの声で日常的な内容を告げられると、受け取る側の「え、それだけ?」という反応との温度差が笑いになる。津田健次郎はああいう「威圧感のある人が普通のことを言っている」というシチュエーションに、妙な説得力を出せる人だ。出演作228本というキャリアの中で積み上げてきた「おっさん感の質感」みたいなものが、コメディにもちゃんと生きている。
終盤、部員たちが予期せぬ状況に直面して動き出すあたりで、「ああ、これは解散危機を乗り越えてきた人たちだ」という実感が来る瞬間がある。派手な演出ではなく、キャラクターの反応の積み重ねで「この部の空気」が伝わってくる。TVシリーズを見てきた人間には、その積み上げがちゃんと効いてくる設計になっている。
読んで見たくなったら——『厨病激発ボーイ 男に生まれた宿命だから』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを見ていて、ヒーロー部のその後が気になっていた人
- 中二病設定のキャラが全力でバカをやっているのを見るのが好きな人
- 山下大輝・榎木淳弥・赤崎千夏あたりの演技を追っているファン
- 重くない日常コメディをサクッと消費したい気分の日に合う作品を探している人
合わない人
- TVシリーズ未視聴でいきなりOVAから入ろうとしている人(キャラ関係と文脈は前提知識ありきで進む)
- 中二病・ヒーローごっこ系の大仰な自意識が生理的にダメな人
- しっかりとした起承転結のある物語を期待している人(OVAとして軽めの尺と密度)
次に見るなら
中二病でも恋がしたい!は、この手の「ヒーロー的な自意識と日常の落差」を描いた作品の中でも完成度が高い。厨病激発ボーイとはアプローチが違うが、「恥ずかしいものを本気でやっている人間の話」という核心は共鳴する。笑いながらちょっと胸に刺さる瞬間もあるので、コメディ止まりで終わりたくないときに。
はたらく魔王さま!は異能力者が日常にはまりこんで普通の仕事をこなすギャップのコメディで、「大仰な設定と地味な現実」の温度差を楽しむ構造が近い。中二病度はやや低いが、全力でやっている人たちの空気感が好きなら合う。
あそびあそばせは「遊び研究部」という名目でひたすらバカをやる部活コメディで、脱力系の笑いとキャラクターの全力感が今作と近い。テンション管理が上手い作品で、何も考えずに見られる。
本作はdアニメストアで配信中。他サービスでは現時点で視聴できないので、OVA単体で見たい場合はそちらで。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『厨病激発ボーイ 男に生まれた宿命だから』はdアニメストアで視聴できます。ヒーロー部のにぎやかな珍道中をお手軽に楽しみたい方は、dアニメストアからチェックしてみてください。


