愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん

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1994愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん

愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん

★ 3.2 / 5.0冒険コメディファンタジー魔法少女ラブコメ
放送年1994年
フォーマットTVアニメ
話数51話
原作漫画
制作Nippon Animation

カリンという中学生が、疲れ果てた子豚を見つけた。リンゴで元気を取り戻した子豚は、実は惑星ボーリンゴの王子トンラリアーノ三世だった。トンラリアーノはカリンへの恩返しとして、彼女をスーパーパワーで助けることを約束する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

平凡な中学生・嘉利奈(カリン)はある日、道端で倒れていた子豚を見つけ、リンゴで助ける。その子豚の正体は、惑星ボーリンゴの王子・トンラリアーノ三世。恩返しとして超能力を授けてもらえることになったカリンだが、変身した姿はカッコいいヒーローではなく、なんと豚の姿をした「ぶーりん」!夢と現実のギャップに悩みながらも、ぶーりんとして街の人々のために奮闘するコメディ変身ヒロイン作品。

みどころ・魅力

① 「カッコよくなれない」ことが生む笑いと共感

主人公カリンが変身するのは、夢に描いたクールなヒロインではなく丸々とした豚の「ぶーりん」。このギャップこそが本作最大の魅力で、本人が恥ずかしがりながらも懸命に人助けをする姿がユーモアと感動を両立させています。他の魔法少女作品にはない独特の笑いの構造が生まれています。

② ラブコメ要素と熱い友情が絡み合うストーリー

ぶーりんとしての活動と、中学生としての恋愛・友情が並行して描かれます。カリンの恋心や友人との関係が丁寧に掘り下げられており、単なるギャグアニメにとどまらない感情的な厚みがあります。90年代らしいピュアなラブコメの空気感も本作の大きな見どころのひとつです。

③ 勧善懲悪ではない「小さな善意」の積み重ね

派手な悪の組織と戦うのではなく、日常の困りごとを解決しながら善行を積み重ねるというストーリー構造が独特です。人を助けることの意味を自然に問いかけてくる温かみがあり、子ども向け作品でありながら大人が見返しても心に染みる丁寧な作りになっています。

キャスト・声優一覧

国分果林
国分果林
メイン
白鳥由里
トンラリアーノ三世
トンラリアーノ三世
メイン
渕崎ゆり子
水野光一
水野光一
サブ
石田彰
柏木広海
柏木広海
サブ
山田義晴
ジミー松本
ジミー松本
サブ
高木渉
黒羽競子
黒羽競子
サブ
松本梨香
武者小路 琢磨
武者小路 琢磨
サブ
カシワクラツトム
日高薫
日高薫
サブ
順子麻見
山川真実
山川真実
サブ
佐藤智恵

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スタッフ

監督杉島邦久、錦織博
キャラクターデザイン加藤裕美
OPパルケ「愛はカッコわるい」
EDパルケ「ぶーりん あ・ら・もーど」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

1994年のアニメだから、リアルタイム世代だとすると小学生のころに見ていたはずで、でも記憶がほとんどない。タイトルだけは「ぶーりん」「豚」「変身」という断片で残っていて、久しぶりに見返したとき最初に思ったのは「あ、こんなに理不尽な設定だったんだ」だった。変身ヒロインって普通、もっとキラキラしたものになるじゃないですか。プリキュアでも、セーラームーンでも。カリンが変身するのは豚。どう見ても豚。しかも本人が一番イヤがってる。

2回目に通して見たとき、この「イヤだけどやるしかない」構造がずっと軸にあることに気づいた。子どものころは豚の変身シーンが面白くて笑っていたんだろうけど、大人になってから見ると、その「恥ずかしさを抱えながら人助けをする」という設定が思ったよりちゃんとした話になっている。白鳥由里さんが声を当てている果林の明るさが、その恥ずかしさを緩和しているバランスが絶妙で、見ていてしんどくならない。

「可愛くなりたい女の子」が豚になることで描かれる、思春期の自意識の話

この作品を単なるギャグ魔法少女として見ると、設定の面白さで笑って終わりになる。でも繰り返し見ると、中心にあるのは「自分がなりたい自分像」と「他人から見られている現実の自分」のズレ、という話だと思う。

カリンは普通の女の子でいたい。好きな男の子(水野光一)には可愛く見られたい。なのに変身するのは豚で、しかもその姿で人前に出て活躍しなければならない。この構造が思春期の自意識とシンクロするのは偶然じゃないと思っていて、中学生にとって「理想の自分」と「恥ずかしい現実」の落差はそれなりにリアルな問題だ。とんでぶーりんはそれをドタバタコメディの外装に包んで、笑いながら消費できる形にしている。

石田彰さん演じる水野光一がいい位置にいる。この人が声をつけると、どうしても「賢くて少し距離のある男子」という質感が出る。石田さんの芝居は感情の熱量を抑えた方向に振っているときにリアリティが増すタイプで、1994年当時からそのスタイルは一貫している。水野光一が「ぶーりんへの好意」と「カリンへの好意」を知らずに持ち続ける構造は、90年代の少女漫画的な文脈で読めば正統的なラブコメだけど、同時にカリンの「好きな人に本当の自分を見られてる/見られてない」という混乱を長期間引き延ばすエンジンにもなっている。

高木渉さんのジミー松本は脇役ポジションだけど、このキャラクターが存在することで物語の「普通の学校生活」パートが締まる。高木さんは子どもっぽいテンションを自然に出せる声優で、ジミーのわちゃわちゃした空気が日常シーンのクッションになっている。で、そのクッションがあるからこそ「ぶーりんとして頑張るカリン」の孤独がちょっと際立つ、という構造になっている。

松本梨香さんが演じる黒羽競子の存在も見逃せない。松本さんの声は芯が強くて熱量が高い。競子が登場するシーンは空気ごと引っ張られる感じがあって、カリンとの絡みで物語のテンポが一段上がる。この人がいると「少女たちの関係性」の話になる。

「豚に変身する」という設定のおかしさは、見ているうちに当たり前になっていく。そのプロセス自体が、この作品が伝えようとしていることに重なる気がする。どんなに恥ずかしい形でも、続けていれば自分の一部になる、という話として読めなくもない。1994年にそこまで意図されていたかどうかは知らないけど、そう見えてしまったら最後、この話はコメディ以上の何かとして残る。

特に刺さったシーン

カリンが変身することへの抵抗を毎回一回は見せるところ。ここで「またか」ではなく「でもやる」に転じるタイミングのリズムが、シリーズを通してちゃんとキープされている。このテンポがあるから、見ていて飽きない。

水野光一がぶーりんに対して向ける眼差しと、カリンに向ける眼差しの微妙な差異を、石田彰さんが声のトーンで分けているシーンがある。セリフ上は同じくらいの熱量に見えるのに、芝居の質感がわずかにちがう。2回目に気づいて、ちょっと立ち止まった。こういう細かい仕事をこの時期からやっていたんだという話で、355本ぶんのキャリアはこういう積み重ねから来ているんだろうと思う。

白鳥由里さんのカリンが、恥ずかしさと悔しさが混ざったセリフを言うときの声の揺れ方が好きで、それが終盤になるにつれて少し落ち着いてくる変化がある。成長を音で描く、という意識がどこかにあったんじゃないかと思って見ていた。

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この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 90年代のアニメ全般に郷愁がある人(絵柄・テンポ・演出の質感ごと懐かしめる)
  • 変身ヒロインの「恥ずかしさ」という要素に興味がある人
  • 石田彰松本梨香高木渉のキャリア初期を遡りたい声優ファン
  • ラブコメの「誰が誰を好きか全員わかってるけど本人だけわかってない」構造が好きな人
  • 主人公が終始スマートじゃない魔法少女ものを見たい人

合わない人

  • 変身バンクや日常ギャグのテンポに90年代的な間延びを感じると苦しい
  • 主人公のラブコメ的な鈍さがストレスになるタイプ
  • 作画のクオリティにシビアな人(放送当時の水準なのでバラツキがある)
  • U-NEXT以外の環境でしか視聴できない人(現状これ一択)

次に見るなら

魔法少女ちゅうかなぱいぱい!は同じ時代の「変身ヒロインのおかしさ」路線で、こちらも変身の恥ずかしさと日常コメディのバランスが独特。とんでぶーりんで「ヒロインが恥をかきながら頑張る」空気が好きになったなら、この路線のもう一本として見てほしい。

姫ちゃんのリボンは1992年放送で、変身ものの「もうひとりの自分」「正体がバレそう」の緊張感をラブコメと組み合わせるうまさが際立っている。とんでぶーりんのカリンと水野のもどかしい関係が好きなら、同じ温度で見られる。

赤ずきんチャチャは変身シーケンスのギャグ化と少女漫画的ロマンスの共存という点で近い。松本梨香さんが主役なので、競子で興味が湧いた声優ファンには特に。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん』は、U-NEXTで配信中です。懐かしの90年代名作をいつでも好きなタイミングで楽しみたい方は、U-NEXTをご活用ください。無料トライアル期間を利用すれば、お試しで視聴を始めることもできます。

よくある質問

Q. とんでぶーりんはどこで視聴できますか?
A. U-NEXTで配信中です。サブスクリプションに加入することで視聴可能です。無料トライアルも提供されているため、まずはお試し視聴から始めてみるのがおすすめです。
Q. 主人公はなぜ豚に変身するのですか?
A. 王子トンラリアーノからもらった変身能力の結果です。カリン自身はカッコいいヒーロー姿を望んでいましたが、豚の姿になってしまうのが本作最大のギャグポイントです。善行を積むと少しずつ理想の姿に近づけるという設定もあります。
Q. どんな人におすすめのアニメですか?
A. 90年代アニメファン、魔法少女ジャンルが好きな方、コメディとラブコメを楽しみたい方におすすめです。子ども向けながら大人が見ても楽しめる温かみのある作風で、懐かしさを求めて見返すファンも多い作品です。
Q. とんでぶーりんは全何話ありますか?
A. 全51話のTVアニメシリーズです。1994年から1995年にかけて放送されました。1話完結型のエピソードが中心で、気軽に好きな話から見始めやすい構成になっています。

まとめ

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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