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リラックマと遊園地
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 8話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | dwarf |
リラックマ、コリラックマ、キイロイトリ、そしてカオルが、閉園予定のテーマパークで遊びに行った時に起きる、様々な出来事と出会いのある活発な一日を描く作品。
作品概要・あらすじ
あらすじ
リラックマ、コリラックマ、キイロイトリ、そして一緒に暮らすカオルは、閉園が決まったテーマパークへ遊びに出かけます。乗り物やアトラクション、さまざまな出会いを通じて、笑いあり、ちょっぴりしんみりする場面ありの、賑やかで温かい一日が繰り広げられます。あの懐かしい場所との別れを前に、大切な時間の意味をやさしく問いかける作品です。
みどころ・魅力
① クオリティの高いストップモーションアニメーション
Netflixオリジナルのストップモーション技術で丁寧に作り込まれた映像が魅力。リラックマたちの表情やしぐさ、遊園地の細部まで作り込まれたセットが、見ているだけで心が和む独特の世界観を生み出しています。
② 閉園する遊園地という舞台が生む切なさとノスタルジー
「なくなってしまうもの」への愛着と惜しむ気持ちが作品全体を包んでいます。子どもの頃に通った遊園地の記憶を呼び起こすような懐かしい雰囲気が、大人の視聴者の心にもじんわりと響いてきます。
③ リラックマらしいゆるさと日常のあたたかさ
特別な冒険ではなく、ただ一緒にいて楽しむ時間の豊かさを描くのがリラックマシリーズの真骨頂。騒がしくなく、でも確かにあたたかい、日常の延長にある幸せをのんびり味わえる作品です。
キャスト・声優一覧





















スタッフ
| 監督 | 小林雅仁 |
|---|---|
| ED | くるり「ポケットの中」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Netflixがリラックマをまだ作り続けているという事実に、まず驚いた。2019年の『リラックマとカオルさん』が予想外に好評だったのは知っていたけれど、それから3年後にまた遊園地で1本、か。「続編の貯金で回してるな」と思いながら再生したら、30分もしないうちに完全に飲み込まれていた。コマ撮りの温度感がそのままで、画面の中にぬるい午後の空気が漂っている。2回目を見たとき気づいたのは、閉園するその遊園地の「余命宣告済み」という設定が、最初からすべての景色にうっすら影を落としているということだった。最初の視聴ではただ「かわいい」と思って流していたシーンが、2周目では全然違う重さで目に入ってくる。
終わりが決まっている場所でしか、できない楽しみ方がある
閉園予定のテーマパークを舞台に選んだことが、この作品の核心だと思う。リラックマたちが過ごすのは、すでに「終わり」が公表された場所だ。それでも、というよりだからこそ、そこにいる全員がどこか丁寧に今日という一日を使おうとしている。
リラックマという存在はもともと「何もしない」ことに徹したキャラクターで、怠惰の権化として愛されてきた。でもこの作品の彼は、ちゃんとそこにいる。乗り物に乗って、人と出会って、その場所の空気を吸っている。「癒し系」という言葉で片付けると見落とすのだが、この作品は「消えていくものとの正しい別れ方」を、セリフではなくコマ撮りの質感で語っている。
日常系とコメディというジャンル表記は正確だけれど、見終わった後に残るのはコメディの爽快感よりも、何かを見送った後のような静かな気持ちだ。カオルが遊園地に来た理由も、そこで出会う人たちが持ち込む事情も、みんな「終わりかけているものへの愛着」をそれぞれの形で抱えている。リラックマはそういう文脈に気づかないふりをしながら、ちゃんとその場に居続ける。それがこのキャラクターの本当の機能だと、2本のNetflix作品を見てようやく腑に落ちた。
単なる癒しコンテンツではなく、「終わりを知りながら楽しむ」という行為を肯定するための作品だ。遊園地という舞台は、その意味で完璧な選択だったと思う。
特に刺さったシーン
終盤、園長が遊園地への思い入れを語る場面。高木渉が演じる園長の声が、感情を抑えているのにその抑制ごとちゃんと届いてくる演技で、ここで初めてじわっとした。派手に泣かせにくる構成ではなく、むしろ淡々と続けるコマ撮りの画の中に、声だけが静かに温度を持って落ちてくる感じ。コマ撮りの人形は表情が変わらないから、声優の仕事量が全然違う。その制約の中で高木渉が作っている空気感は、何度見ても同じ場所で止まってしまう。
上田麗奈のスズネも、序盤の登場シーンから何かを隠している感じがして、後から振り返ると「あの声の置き方にヒントがあった」と気づく。こういう気づきを2周目に持ち越せるのが、この作品の構成の地味な上手さだ。生天目仁美のマキコはとにかく存在感が強くて、出てくるだけで画面の温度が上がる。キャスティングのバランスが良い。
読んで見たくなったら——『リラックマと遊園地』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 『リラックマとカオルさん』が好きで、あの質感をもう一度体験したい人
- コマ撮りアニメーションの手仕事感に価値を感じる人
- 「何も起きないけど何かが残る」タイプの作品が好きな人
- 閉まる前の場所・終わる前のものが妙に愛おしくなる感覚を知っている人
- 30〜40分の短い尺でさっとよいものを見たい夜がある人
合わない人
- ストーリーの山と谷を求めている人(起伏はほぼない)
- リラックマのキャラクターにそもそも愛着がない人
- コマ撮り独特のカクカクした動きが生理的に気になる人
- Netflix限定なので視聴環境が整っていない人には届かない
次に見るなら
同じNetflixのコマ撮りシリーズ、リラックマとカオルさんが当然の第一候補。こちらはカオルの日常にフォーカスした13話構成で、「遊園地」よりも人間側の話が濃い。遊園地を見て「もっとリラックマと生きたい」と思ったなら、こちらを先に見ておけばよかったと後悔するかもしれない。
雰囲気が近いものとしてチーズ in the トラップ(韓国ドラマ起点のアニメ版)は毛色が違うが、「日常の中の小さな感情の揺れを丁寧に描く」という点では通底している。もう少し「終わりゆくものへの愛着」を掘りたいなら、さよなら、また今度ね系の短編アニメ群も合うはずだ。Netflixで日本の短編作品を漁ると、似た温度のものがいくつか見つかる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『リラックマと遊園地』はNetflixにて独占配信中です。ストップモーションならではの温かみある映像と、閉園する遊園地を舞台にした切なくも心地よいストーリーは、大人もこどもも一緒に楽しめる内容です。Netflixに加入していれば追加料金なしでいつでも視聴できますので、ぜひお気に入りのシーンを探してみてください。

