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2021

薄桜鬼
★ 3.2 / 5.0アクションドラマ超自然
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
京都で父を探すちづるは、血を求める怪物から救われた新選組で働いている。慶応元年6月、新選組は西本願寺に移動してから、「新選組」を名乗る盗賊団が頻繁に出没するという報告を受ける。同時に、不可解な事件が次々と起こり始める。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
幕末の京都を舞台に、父を探して上洛した雪村ちづるが新選組と出会う物語。慶応元年、西本願寺へ屯所を移した新選組のもとに、「新選組」を騙る謎の盗賊団が出没するという報告が届く。さらに不可解な事件が次々と発生し、ちづるは隊士たちとともに謎の真相へと迫っていく。血を求める鬼と、志に生きる剣士たちが交差する、激動の幕末譚。みどころ・魅力
① 史実と超自然要素が交差する独自の世界観
新選組の歴史的な動向を忠実に背景に置きながら、鬼という超自然的存在を絡めた独自の世界観が展開されます。幕末の緊迫した空気感とダークファンタジーの要素が巧みに融合しており、歴史好きからアニメファンまで幅広く楽しめる重厚な作品です。② 謎の偽新選組と緊迫のサスペンス展開
屯所移転後に現れる偽物の新選組、そして相次ぐ不可解な事件。謎が謎を呼ぶサスペンスフルな構成が続き、真相究明へと向かうテンポのよい展開に自然と引き込まれます。OVAならではの密度の高い脚本が見どころです。③ 個性豊かな新選組隊士たちのキャラクター描写
沖田総司や斎藤一ら各隊士の個性と信念が丁寧に描かれ、キャラクターへの愛着が自然と深まります。主人公ちづるを取り巻く人間関係の機微にも注目で、隊士一人ひとりの葛藤が物語に厚みを加えています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | ヤマサキオサム |
|---|---|
| 原案キャラデザ | カズキヨネ |
| キャラクターデザイン | 中嶋敦子 |
| 音楽 | 川井憲次 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | 吉岡亜衣加「刹那の鼓動」 |
| ED | 黒崎真音「絢爛 – I’ll never forget you –」 |
| ED | 「朱華 – The like the Flowers -」 |
| ED | 「体温 – I’ll be by my side forever -」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
乙女ゲー原作で、しかも新選組が舞台。「薄桜鬼を知らないオタクはモグリ」くらいの空気がずっとあったので、一応押さえておくかという軽い気持ちで手を出した。ただしこのOVA(2021年)、TVシリーズを全部見た人向けの作りになっている。西本願寺移転後・慶応元年6月という設定をそのまま放り込んでくるので、シリーズ未履修で見るのはおすすめしない。補完というより「本編を楽しんだ人のための続き」に近い。 最初に見たときの正直な感想は、「ターゲット外の人間が見るやつじゃないな」という妙な安堵感だった。2回目に見て気づいたのは、乙女ゲー的なお約束を知らずに見ると逆に「新選組の話」として普通に入れてしまうということで、それはそれで面白い体験だった。「守る側」が滅びていく話を、守られる側の目線で見せる構造
薄桜鬼という作品が一貫して描いているのは、新選組という組織の「終わり」をどう受け取るかという話だと思う。このOVAで取り上げられる「新選組を名乗る盗賊団」というモチーフが象徴的で、組織の名前だけが先走って本体が形骸化していく——歴史的事実として知っている終わりに向かって、それでも走り続けている人間たちの話だ。 ヒロインの千鶴(桑島法子)が「見ている側」にいるという設計が巧みで、彼女を通して「守られる存在から新選組の人間を見る目線」が生まれる。これは乙女ゲーというフォーマットを最大限活用した仕掛けで、プレイヤー(視聴者)が各キャラクターを「選ぶ」という構造が、歴史の不可避な結末を目前にした人間への感情移入を深くする。 史実通りに終わると知りながら、それでも土方(三木眞一郎)や斎藤(鳥海浩輔)を応援してしまう——この「わかっていてもしんどい」という感情を意図的に作り出しているのがこの作品の核心だと思う。単なる乙女ゲーのアニメ化ではなく、「滅びを選んだ人間を愛する話」として設計されている。 OVAという短尺のフォーマットでこのテーマを直接掘り下げる余裕はそこまでないが、TVシリーズで積み上げた文脈があるからこそ、一つひとつのシーンの重みが増して見える。シリーズを通して見てきた人間には、特定のキャラクターが何気ない行動を取るだけで胸が重くなるという体験がある。それだけのものを積み上げてきた作品だ。特に刺さったシーン
盗賊団絡みの事件を調査するくだりで、斎藤一(鳥海浩輔)が最小限の言葉で状況を整理する場面がある。鳥海浩輔の演技の特徴は「言わないことで語る」ことで、斎藤というキャラクターの寡黙さと完全に一致している。感情的な見せ場がほとんどないのに、その場にいるだけで存在感が出るというのは、声優の技術がキャラクターに乗り移っているとしか言いようがない。 土方の三木眞一郎は毎回思うが、「命令している」と「守っている」の間にある微妙なニュアンスをきれいに出してくる。組長として動いているときと、ごく短い間だけ本音が漏れる瞬間の落差が、このOVAでも要所で機能している。 2回目に気づいたのは、風間千景(津田健次郎)が絡む場面での温度変化。TVシリーズから一貫している津田健次郎の「剥き出しの冷たさ」が、本筋の謎めいた事件と共鳴していて、短尺でも空気の引き締め方として機能していた。読んで見たくなったら——『薄桜鬼』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 薄桜鬼TVシリーズを全話見ていて、続きが見たい人
- 幕末・新選組の歴史的文脈を知った上でフィクションを楽しめる人
- 乙女ゲー的な「キャラクターを推す」という見方が自分の中にある人
- 三木眞一郎・鳥海浩輔・津田健次郎あたりの演技を目当てに見る層
- 「終わりに向かっていく人間を見届ける」という感情体験が好きな人
合わない人
- TVシリーズ未履修のまま飛び込もうとしている人(OVA単体では入口として機能しない)
- 新選組の史実と混同しやすいタイプ(ファンタジー・超自然要素が強め)
- 乙女ゲー的な「ヒロインが複数のキャラクターから好意を向けられる」構造が根本的に苦手な人
- 短尺OVAに起承転結の完結感を求める人
次に見るなら
薄桜鬼と似た「歴史×超自然×キャラクター重視」の方向性なら、刀剣乱舞 -花丸-は近い感触がある。歴史の刀が擬人化するという設定だが、「史実を知った上でキャラクターを応援する」という感情の動かし方が似ている。乙女ゲー的な文脈に慣れている人ほど入りやすい。 複数の男性キャラクターが一人のヒロインを囲む構造という点では、うたの☆プリンスさまっ♪も挙げられる。シリアスさよりも華やかさ重視の作品だが、薄桜鬼で乙女ゲー原作アニメの面白さを知った人が次に見る一本として機能する。 「守るべきものを持つ人間が組織の中で消耗していく」という重みを別の文脈で味わいたいなら、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズが意外と近い感情体験を持っている。設定は全く違うが、「終わりに向かっていく集団を見届ける」という構造は共通している。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「薄桜鬼」のOVA作品は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信されています。複数の主要プラットフォームで視聴できるため、すでに契約中のサービスからすぐにお楽しみいただけます。幕末の世界観と超自然要素が融合した独特の雰囲気を、ぜひお手持ちのデバイスでご体験ください。
