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ハンドメイドマイ
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Tokyo Kids |
尾津英雄は怪しい成人向けビデオ会社の編集者。映画監督志望の彼は、幼なじみの黒沢舞が人気女優になったことを知る。しかし舞は彼のアマチュア動画をすべて奪い、彼女の人生から去るよう告げる。酒に酔って帰宅中、彼はサイバードール・サラと衝突する。サラは彼に印をつけさせ──
作品概要・あらすじ
あらすじ
成人向けビデオ会社の編集者として働く尾津英雄は、映画監督を夢見る青年。ある日、幼なじみの黒沢舞が人気女優として活躍していることを知るが、舞は彼のアマチュア映像をすべて奪い、自分の人生から消えるよう告げる。傷心のまま酔って帰宅途中、彼はサイバードール・サラと出会い、不思議な「印」をつけられてしまう。夢と恋、そしてアンドロイドが絡み合う、ちょっぴり切ないSFラブコメが幕を開ける。みどころ・魅力
① 夢追い青年とサイバードールの奇妙な同居
映画監督を夢見る冴えない主人公と、高性能アンドロイドのサラが繰り広げるドタバタ同居劇が本作の核。不器用な英雄とどこか人間くさいサラのやりとりは、2003年らしいOVAのテンポ感でテンポよく描かれ、笑いと微妙な切なさが絶妙に同居しています。② 幼なじみとの歪んだ因縁
成功した幼なじみ・黒沢舞との関係が物語に影を落とします。夢を奪われた側と夢を掴んだ側の対比が、単純なラブコメに終わらない深みを与えており、英雄がなぜ前に進めないのかという内面的なドラマとしても読めるのが見どころです。③ 2000年代初頭のSFエッチコメディの空気感
成人向けOVAとして制作されつつも、サイバードールという設定を活かしたSF的ガジェットとコメディの融合が光ります。当時の深夜OVA文化が色濃く残る作風は、その時代のアニメを愛するファンにとってノスタルジックな魅力を持っています。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 監督 | 木宮茂 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 六月十三 |
| キャラクターデザイン | 小林多加志 |
| OP | Sanae Kobayashi, Kiyomi Asai, and Miyu Matsuki「カメラ=万年筆!!!」 |
| ED | 小林沙苗「ハンドメイドでNE!」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
知らなかった、というのが正直なところだ。タイトルだけ見て「手芸ものか何か?」と思って長年スルーしていたら、ある夜の検索の流れで引っかかって、2003年のSFラブコメOVAだと初めて知った。成人向けビデオ会社の編集者が主人公で、幼なじみに夢の証拠を全部没収されて、酔っ払って帰る途中でサイバードールと衝突する——この設定の密度に、理由もなく見る気になった。最初は「時代だなあ」という感じで眺めていたが、気づいたら続きが気になっている。2回目に見たとき、1回目に「ただのドタバタ」と流していたシーンに、ちゃんと計算がある気がした。
夢を没収された男が、規格外の縁を引き寄せるまで
この作品の核心は「映画監督になりたかった男が、幼なじみに全部持っていかれる」という出発点にある。小津日出生は怪しい成人向けビデオ会社の編集者で、夢の残骸を抱えたまま日常を送っている。幼なじみが人気女優になり、彼のアマチュア映像をすべて回収したうえで「消えろ」と言う——これがただの失恋話ではなく、「自分の記録を、自分の意思で残せなかった人間」の話として機能している。
記憶や映像は、撮った人間のものでもあるはずだ。でも彼女はそれを持っていってしまった。何のために? おそらく「自分の過去を管理するため」だろう。有名人が無名時代の証拠を消したがる、あの感覚。でも主人公にとっては、夢の証拠を丸ごと消されるということでもある。
そこにサイバードール・サラが現れる。人工物で、設計されていて、でも何かの縁で主人公に「印」をつける。この構造が面白いのは、失ったものを同じ形では取り戻せないことを、最初から前提にしているところだ。幼なじみは戻らない。アマチュア映像も戻らない。でも代わりに、まったく別の回路から何かが来る。SF的な設定を使って「喪失後の再起動」を描こうとしている話であり、この時代のOVAとしては割と正直にそのテーマを扱っている。単なるハーレムコメディではなく、主人公が何かを「奪われた側」として出発する点が、見返すたびに引っかかる。
特に刺さったシーン
幼なじみに「もう関わるな」と言われる場面が、思ったより刺さった。鈴村健一の演技が、怒りとも悲しみともつかない、でも全部込みで「諦め」に近い声をしていて、それが妙にリアルだった。鈴村さんはキャリアを通じてこういう「感情を内側に畳み込む役」がうまくて、2003年時点でもその片鱗がある。
サラとの衝突シーンでの小林沙苗の声のトーンも記憶に残る。人工物らしい不自然さと、でも妙に人間的な柔らかさを同時に持っていて、「このキャラクターは何者なのか」という引きをちゃんと作っていた。ミイ役の松来未祐さんは、こういうコメディ寄りの作品での間の取り方が本当に上手くて、笑いどころを押しつけずにそっと置いてくる感じがある。今この声を聴けることに、素直に感謝するしかない。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代初頭のOVA文化が好きで、あの時代の「乱雑な熱量」に親しみがある人
- SF設定をギミックとして使ったラブコメが好きな人(ちょびっツ、AIが止まらない系)
- 鈴村健一・小林沙苗のキャリア初期の仕事を掘っている人
- 松来未祐さんの出演作をできる限り見ておきたいと思っている人
- 主人公が「夢を折られた大人」として描かれる話に共感できる人
合わない人
- OVA特有の「説明が少ない・唐突に終わる」展開が苦手な人
- 成人向けコンテンツに隣接した設定・描写が気になる人(本作はソフトだが、成り立ちの文脈はある)
- 2003年の作画・演出クオリティにストレスを感じる人
- ラブコメとして起伏の激しいドラマを期待している人
次に見るなら
ちょびっツは、人間とサイバードール的な存在との関係性をメインに据えた2002年のTVシリーズ。本作よりずっとメジャーだが、「人工物に感情移入する回路」がある人なら両方刺さるはずで、本作の後に見ると比較が面白い。
AIが止まらない!は、同時期の「AI×ラブコメ」路線OVAの代表格。設定の乱暴さと、それを強引に感動に持ち込む力技が似た空気を持っている。本作が気に入ったなら温度感が近い。
ラブひなは、同時代の「夢を追う男+ドタバタ系ヒロイン群」構造の最大手。本作の主人公が持つ「映画監督への夢」というモチーフを、もっとストレートにドラマにしたらこうなる、という比較軸で見ると発見がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ハンドメイドマイ』は現在、国内の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にはDVDなど物理メディアの入手が必要です。2003年リリースのOVA作品ですので、中古市場やオークションサイトなどを通じて入手するのが現実的な手段です。