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猫ラーメン
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Think Corporation |
タイショウは東京で唯一の猫が経営するラーメン店「ネコラーメン」の起業家精神あふれるラーメン職人。全13話は異なる最先端のクリエイターによって製作され、各クリエイターの独自のビジョンとスタイルが調和して、素晴らしいアニメシリーズになっている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京に実在する、猫が経営するラーメン店「ネコラーメン」。オーナー兼ラーメン職人のタイショウは、起業家精神旺盛な一匹の猫。独自のこだわりと情熱でラーメン道を追い求めるタイショウの日常を描いたコメディONA。全13話はそれぞれ異なる気鋭のクリエイターが担当しており、話ごとに個性豊かなビジョンとスタイルで紡がれる、ユニークな短編オムニバス作品です。みどころ・魅力
① 「猫がラーメン職人」という前代未聞の設定
東京唯一の猫経営ラーメン店というシュールな舞台設定が、本作最大の魅力。タイショウのラーメンへの熱い情熱と、猫であることのギャップが生み出す笑いは独特のユーモアに満ちており、ジャンルを問わず幅広い視聴者を引き込みます。② 全13話・13人のクリエイターによる多彩な映像表現
各話を異なるクリエイターが手掛けるオムニバス形式を採用。話ごとに作画スタイル・演出・テンポが大きく異なり、1本のシリーズでさまざまな映像表現を体験できます。クリエイターの個性を比較しながら楽しむのもこの作品ならではの楽しみ方です。③ 短編ゆえの手軽さと、積み重ねる味わい
1話あたりの尺が短い短編シリーズのため、隙間時間にさくっと視聴できます。それでいて、タイショウのラーメン哲学と日常がコツコツ積み重なっていく構成が癖になるおもしろさを生み出しており、全話通して見終えたときに独特の満足感が残る作品です。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 音響監督 | 菊池晃一 |
|---|---|
| OP | 田中勝己「君は対象!!」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「猫がラーメン屋を経営している」という一文で検索を止めた人間が何人いるか、想像するだけで少し楽しい。正直に言うと、最初はNetflixやAmazonで何も見つからなかった時期にdアニメをぐるぐる巡回していて、サムネイルで止まった。タイトルと見た目が完全に「冗談ですか?」という顔をしていたから。2006年のONA、全13話。試しに1話だけ——という気持ちで再生して、3話くらいまで気づかずに見ていた。
2回目に見たとき気づいたのは、「13話それぞれ別のクリエイターが作っている」という事実が画面に出ていること。最初は流して見ていた各話の絵柄のばらつきが、仕様ではなくコンセプトだったわけで、そこでようやく「ああ、この作品は実験場として作られているんだ」と腑に落ちた。2006年のオンライン配信という文脈で考えると、なかなか尖った企画だったと思う。
「経営」をやっている猫と、「正気」を保っている客——コメディが成立する唯一の構造
この作品の核にあるのは、たぶん「非常識な存在が常識の文脈で本気でやっている」という笑いの構造だ。タイショウは猫だが、それに対して誰もが「え、猫?」と当惑する存在ではなく、あくまでラーメン職人・経営者として画面に登場する。周囲も基本的には「そういうもの」として受け入れている。これが一番正しいコメディの作り方で、現実をどこか一点だけ歪めて、残りは全部まともに進行させる。
各話を別のクリエイターが担当しているという構造も、このコンセプトと実は相性がいい。タイショウという「猫の経営者」という前提はブレないまま、それを包む世界観のトーンや絵柄は話ごとに変わる。つまり視聴者は毎話「この作者にとっての猫ラーメンとは何か」を見ることになる。これは短編集としての読み方であり、ひとつのキャラクターに13通りの解釈が乗っかる構造でもある。
2006年のONAという条件も見逃せない。TVアニメと比べると制作リソースの差は当然あるが、だからこそ各クリエイターが「自分が面白いと思うもの」に振り切りやすかった側面はあるだろう。商業アニメの均質化とは別の文脈で生まれた作品として見ると、粗さも含めて「この時代にこれを作った」ことの意味が少し変わってくる。
単なる「猫が変なことをするギャグ」ではなく、「普通の文脈で本気でやっている猫」という視点のブレなさが、全13話を貫いている。それがこの作品の強度だと思う。
特に刺さったシーン
序盤の話で、タイショウが厨房で真剣にラーメンの仕込みをしているシーンがある。カットの使い方とか、スープの描写とか、「猫がやっている」という事実から目を離したら普通にラーメンドキュメンタリーみたいな空気が漂っている。そのギャップで思わず笑いながら、「ああこれは本気で作っているな」と思った瞬間がある。
また、客と店主のやり取りが積み重なるにつれて、タイショウという存在が「猫であること」よりも「この店を続けている人物であること」の方が前に出てくる構成も好きだ。終盤になるほど、設定の奇抜さより関係性の積み重ねが効いてくる感じがある。2回目に見ると序盤の何気ないやり取りが後半への布石になっていることがわかって、単発ギャグの連続ではなかったことに気づく。
読んで見たくなったら——『猫ラーメン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「猫がラーメン屋をやっている」という一文だけで脳内に絵が浮かんで笑える人
- 短編オムニバス形式のアニメが好きで、話ごとに絵柄が変わることを楽しめる人
- 2000年代初期のオンライン配信黎明期のコンテンツに興味がある人
- 1話あたりの尺が短く、サクッと見られるものを探している人
- コメディのトーンが「静かな狂気」寄りの作品が好きな人
合わない人
- 作画クオリティや映像の統一感を重視する人(話ごとにスタイルが大きく変わる)
- ストーリーの連続性や明確な起承転結を求める人
- TVアニメと同等の制作規模を期待して見る人
- 「猫」「ラーメン」「経営」という設定に何も引っかからない人
次に見るなら
秘密結社鷹の爪は、低予算・少人数制作を逆手に取ったコメディという点で構造が近い。「これでいいのか?」という余白を笑いに変える感覚を持っている人は両方楽しめると思う。シュールさよりも「作り手の顔が見える」感じが好きな人向け。
一休さんほど古くはないが、「日常の中に非日常が溶け込んでいる」コメディとしてポヨポヨ観察日記も候補。猫という存在を「観察対象」ではなく「生活者」として描く視点が似ている。短い尺でサクサク見られる点も共通している。
各話に別の作家が関わるオムニバス形式に興味を持ったなら、Genius Party(2007年)も試してほしい。制作規模はまったく異なるが、「ひとつの器に複数のクリエイターが入る」という実験性は同じ線上にある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『猫ラーメン』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。各プラットフォームをすでに契約中の方は追加料金なしでそのまま楽しめますので、ぜひチェックしてみてください。全13話・短編構成のため、気軽に全話完走できる作品です。
