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ふたりはプリキュア Max Heart
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 47話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
邪悪な王の崩壊の直後、光の庭園の女王は記憶を失い、久城光という12歳の少女の姿で地球にやってきた。彼女は新しい衣装と力を与えられた渡海なぎさと美墨ほのかの助けを借りて、女王の失われた記憶を取り戻すカギとなる12個のハートキエルを探さなければならない。彼らはプリキュアとして再び一緒に戦う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
光の庭園の女王が記憶を失い、久城ひかりという少女として地球に現れた。プリキュアとして戦い続ける渡海なぎさと美墨ほのかは新たなパワーを得て、女王の記憶を取り戻す鍵となる12個のハートキエルを集める旅に乗り出す。新たな敵・ドッツゾーンの脅威が迫るなか、3人は絆を深めながら光の庭園を守るため再び立ち向かう。みどころ・魅力
① シャイニールミナスを加えた三人三様のバトル
久城ひかりが変身するシャイニールミナスが加わり、前作の二人体制から三人のチームワークへと進化。それぞれの役割が明確で、バトルの構図に幅が生まれた。プリキュアとルミナスの連携技は見応えがあり、アクション面でも本作の最大の見どころのひとつとなっている。② 女王・ひかりの正体をめぐる切ない物語
記憶を持たない少女として生きるひかりが、自分の正体と向き合いながら成長していく姿が物語の軸となっている。なぎさ・ほのかとの友情が深まるほど、その切なさも増す構成が秀逸。感情移入しやすいキャラクター描写がシリーズを通じて高く評価されている。③ ハートキエル収集という明確なゴール設定
12個のハートキエルを集めるという明確な目標が各話のテンポを引き締め、シーズンを通じて達成感を持ちながら視聴できる。前作のファンはもちろん、本作から入った視聴者にもわかりやすい構造になっており、子ども向け魔法少女作品の完成形のひとつといえる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西尾大介 |
|---|---|
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 美術監督 | 行信三 |
| OP | 五條真由美「弾けろ!ふたりはプリキュア (MaxHeart Ver」 |
| ED | 五條真由美「ムリムリ!?ありあり!!INじゃあな~い?!」 |
| ED | 五條真由美「ワンダーウィンターヤッタ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
プリキュアというコンテンツをちゃんと通ったことがない。毎年春に「今期の○○プリキュアが〜」という話を耳にしてきたが、なんとなく入り口を見つけられないまま20年以上が経過していた。Max Heartが何期なのかも把握していなかった——調べてみたら「ふたりはプリキュア」の続編にあたる作品だった。
「続編から入るのか」という若干の後ろめたさはあったが、2005年のアニメとしての完成度を確認する目的で視聴を始めたら、思ったより普通に見られた。最初は「子ども向けのパンチと変身とお説教」というイメージで身構えていたのだが、2回目に見返したときに気づいたのは、このシリーズが相当しっかり「二人の関係性」を軸に構成されているということだった。
「ふたりはふたり」という物語に、三人目が加わった意味
Max Heartの中心的な仕掛けは、タイトルに「ふたり」と書いてあるのに三人目のプリキュア(シャイニールミナス/九条ひかり)が登場することだ。しかも彼女は前作までのなぎさ・ほのかと違って「戦うプリキュア」ではなく「場を整えるプリキュア」という役割に近い。田中理恵が演じる九条ひかりは、記憶を失った女王の転生体として地球に降り立つという設定で、それ自体が「完全ではない何かを探し続ける」という物語の主題を体現している。
2005年の魔法少女ものとしては、この「支援型の三人目」という選択は少し変わっている。アタッカーが二人いて、バッファー的な存在が一人加わる構成は、戦隊ものというよりRPGのパーティ設計に近い。そしてそのひかりが記憶を持っていないという設定が、彼女を単なる「戦力」ではなく「守るべき何か」として位置づけることで、なぎさとほのかの行動原理に新しい理由を与えている。
ゆかなが演じるほのかのキャラクターは、頭が良くて冷静で、感情より論理で動くタイプだ。そこに記憶を持たないひかりが加わることで、「知識では補えない、存在そのものへの愛着」みたいなものが描かれていく。12個のハートキエルを集めるという構造自体はシンプルな収集クエストだが、毎話の積み重ねが「このパーティが完成するとはどういうことか」を問い続けている。
関智一演じるメップルのコミカルな立ち位置も、この構図の中で意外と機能している。重くなりがちな「失われた記憶を取り戻す」という主軸を、毎話のマスコット劇で抜いてくれる存在だ。374本という出演本数が示すとおり、このベテランの間の取り方は「笑いを作ろうとしている」感が出ない。
特に刺さったシーン
ひかりが自分の正体——女王の記憶の断片を持つ存在であること——を少しずつ理解していく中盤の展開が、静かに重い。田中理恵の演技は、無邪気さと哀愁の間をうまく行き来していて、「何かを失くしたまま生きている人物」として説得力がある。2回目に見たとき、序盤のひかりの無表情に近い微笑みが伏線になっていたことに気づいて、少し気持ちが揺れた。
矢島晶子のミップルにも触れておきたい。関智一のメップルとかけあいになる場面では、ベテラン二人が本当に楽しそうにやり取りしているのが伝わってきて、「これはキャリア120本の人間が出すテンポだ」と妙に感心した。声だけで空気を作れる人たちのやり取りは、子ども向けという文脈を超えて普通に面白い。高木渉が演じる敵幹部ウラガノスの、どこか憎み切れないキャラクター造形も、終盤に向けた積み重ねとして機能していた。
読んで見たくなったら——『ふたりはプリキュア Max Heart』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代の女児向けアニメを「当時子どもだった目線」ではなく「大人になって再評価する目線」で見られる人
- 関係性の積み重ねを丁寧に追う視聴スタイルの人
- 魔法少女ものにキャラクターの役割分担と物語設計を求める人
- 関智一・ゆかな・田中理恵の声が好きな人(出演作としての価値がある)
合わない人
- 「前作未視聴の状態での続編入場」に抵抗感が強い人(第1期を見てからのほうが明らかに有利)
- テンポの速い戦闘描写を期待する人(2005年の変身バンクありのペースなので間がある)
- 毎話に強いカタルシスを求める人(収集クエスト構造なので、単話での達成感は薄め)
次に見るなら
「二人の強固な関係性に三人目が加わる」という構造が好きだったなら、スター☆トゥインクルプリキュアがある。プリキュアシリーズの中でも「全員が異なるバックグラウンドを持つ仲間」の描き方が丁寧で、Max Heartで感じた「パーティの完成」への過程を別の角度から楽しめる。
「記憶・存在の意味・正体を巡る物語」という軸で見るなら、魔法少女まどか☆マギカは避けて通れない。2011年の作品だが、「魔法少女とは何か」という問いの立て方が根本から違っていて、Max Heartと並べると対比として面白い。
同時期の女児向けアニメとしておジャ魔女どれみシリーズも参照点として有効だ。東映アニメーション×2000年代前半という文脈を共有しており、「女の子が困難に向かって積み重ねる」という構造の作られ方を比較しながら見ると、Max Heartの設計意図がより見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ふたりはプリキュア Max Heart』はdアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。主要な配信サービスで幅広く対応しているため、加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。前作『ふたりはプリキュア』と合わせて一気見するのにも最適な環境が整っています。




