「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択

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2021「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択

「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択

★ 3.3 / 5.0アクションドラマSF
放送年2021年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作studio MOTHER

宇宙戦艦ヤマト2202の第一編から第五編までの総集編。前作から二年後、地球は新たな脅威に直面していた。ヤマト乗員たちは、宇宙を舞台にした壮大な戦いに挑む。愛する者たちを守るため、彼らは再び宇宙へ出撃する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の第一章から第五章を再編集した総集編劇場作品。前作の戦いから二年が経過し、平和を取り戻したかに見えた地球に、新たな脅威の影が迫る。宇宙の命運をかけた戦いに再び召集されたヤマトの乗員たちは、愛する者たちを守るため決断を下し、広大な宇宙へと旅立つ。「愛」と「戦い」をテーマに紡がれる壮大なスペースオペラ。

みどころ・魅力

① 5章分の物語を凝縮したテンポある構成

第一章から第五章までのエピソードを約2時間にまとめた総集編として、散漫になりがちな長編シリーズの骨格を一気に体感できる。テレビ放映版では気づきにくかったドラマの流れが、凝縮された尺によって鮮明に浮かび上がる。

② 劇場スクリーンを意識した映像・音響クオリティ

劇場公開を前提に再編集・再調整された映像と音響は、家庭視聴とは一線を画す没入感を提供する。ヤマトが宇宙を疾走するシーン、艦隊戦の迫力は、シリーズ屈指のビジュアル体験として際立っている。

③ 「愛」をめぐる人間ドラマの濃度

古代進と森雪を中心とした人間関係、仲間への想い、自己犠牲の選択など、アクション作品でありながら感情的な重みを持つ脚本が特徴。ヤマトシリーズに通底するテーマが、2202版の解釈でどう表現されているかを追う楽しみがある。

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「2199はちゃんと見た、2202はなんとなく追い切れなかった」という人間が、この総集編を見てどうだったか、という話から始める。正直に言う。劇場で見たのは「そろそろ2202の流れを把握しておかないとまずい」という義務感に近い動機だった。前作のヤマトが持っていた、あの宇宙の広さみたいな感覚をもう一度スクリーンで味わいたかった気持ちもある。最初は「総集編か……」と少し身構えていた。ところが座席に沈んで30分もしないうちに、その身構えがどこかに消えていた。第一編から第五編までの流れを再構成したこの一本は、ダイジェストにありがちな「情報の羅列」ではなく、2202という作品が何を描こうとしているかという軸が、意外なほどはっきり見えた。見終わったあとで「ちゃんと2202を通しで見ておけばよかった」と素直に思った。

「愛」を大義名分にする人間の話——誰かを守ることと、全員を救うことは両立しない

2202の本丸はここにある。前作2199が「地球を救いに行く旅」だったのに対して、2202は「愛という言葉をどう使うか」という、かなり不穏なテーマを正面から扱っている。ヤマトが再び宇宙に出るのは、地球の防衛体制が再軍備路線に向かい、かつてイスカンダルがもたらしてくれたコスモリバースシステムの存在が、今度は別の形で人類の選択を問い直してくるからだ。

この総集編でとくに浮き上がるのは、古代進という人物の立ち位置だ。雪を守りたい。乗組員を守りたい。地球を守りたい。そのすべてが「愛」という一語に収まるはずなのに、局面が進むほど矛盾してくる。あちらを選べばこちらが削れる。愛の名のもとに何かを捨てる決断を迫られたとき、人間はどう振る舞うかをこの作品はずっと追っている。

そしてそれは敵側も同じ構造を持っている。ガトランティスが体現するのは、愛の否定というより愛の歪んだ鏡像だ。愛を知らない存在が愛を求めるとき何が起きるか、という問いが、2202全体を貫く通奏低音として流れている。総集編というフォーマットはある意味でその骨格を剥き出しにする効果があって、エピソードごとの細かいドラマが削られた分、テーマの輪郭が逆にくっきりする。

「単なるリメイクの続編SF」だと思って見ると、この作品の異常さに少し驚くかもしれない。2202はSFの衣を着た、愛という概念への疑問符だ。大上段な問いを、宇宙戦艦という最大限ロマンチックな器に詰め込んでいる。その緊張感は、劇場の音響で聞いたときにまた格別だった。

特に刺さったシーン

ヤマトが再就役するシーンの静けさ、というのが妙に残っている。前作でさんざん活躍して、2199の終わりには英雄的な帰還があったはずなのに、2202の冒頭でヤマトが置かれている状況は思いのほか地味だ。人類が再び軍事力を整備していく流れの中で、あの船がどこに立つかという問いが序盤から滲んでいる。ヤマトという存在そのものの「立場の曖昧さ」を、再就役のシークエンスが静かに提示している感じがあった。

それから終盤に向かうにつれて積み上がっていく、古代と雪の関係性の綻び。雪が2199の終わりから何かを抱えているという設定が、この総集編でも丁寧に維持されていて、二人の間に走る微妙なずれが会話の間合いに出る。声優陣がその間を言葉でなく呼吸のタイミングで演じているのが、劇場スクリーンの近さで妙によく伝わってきた。島津冴子さんと小野大輔さんの演技が、台詞の外側でやりとりをしているような感覚があった。

読んで見たくなったら——『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 2199を見て「続きが気になるけど2202は追えていない」という人——この総集編は入り口として機能する
  • 宇宙を舞台にした重めのドラマ、人類の選択と犠牲というテーマが好きな人
  • 劇場音響でSFの音楽体験をしたい人——宮川彬良のスコアはスクリーンで聞く価値がある
  • ロボットアニメや宇宙SF全般に造詣があって、ヤマトというIPの文脈を楽しめる人

合わない人

  • 2199を未見の状態で見ると人間関係の把握がかなりつらい——前作は必須
  • 総集編という性質上、各エピソードの細部を丁寧に追いたい人には情報が薄い
  • 明快なカタルシスや勧善懲悪を求めると、2202のトーンは答えを先送りし続けるので消化不良になる
  • 昭和アニメの様式美(演出・台詞回しのクセ)がどうしても合わない人

次に見るなら

宇宙戦艦ヤマト2199——順番として当然だが、2202の前にこちらを見ていないと人間関係の土台が抜ける。イスカンダルへの旅という骨格は同じでも、2199は「帰還」の物語として完結している。2202が問い直すものが何かを理解するには、まずここから。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア——「愛を語る人間が戦争をどう正当化するか」という構造が2202と重なる。地球を守ると言いながら人類に引導を渡そうとするシャアの論理は、2202のある登場人物の立場とほぼ同じ問いを別アングルから突いている。劇場で見ると音響含めて別物になる一本。

銀河英雄伝説(OVA版)——宇宙を舞台に、人類の選択と犠牲と政治の話を長尺で展開する意志がある人向け。2202が「愛か理念か」を問い続けるなら、銀英伝は「自由か秩序か」を10年単位で問い続ける。ヤマトのような爆発的なカタルシスはないが、思考の密度は比較にならない。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』は、現在dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも見放題プランに対応していますので、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。総集編として本編の要点がまとめられているため、シリーズ未視聴の方の入り口としても適しています。

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よくある質問

Q. テレビ版「宇宙戦艦ヤマト2202」を見ていなくても楽しめますか?
A. 総集編のため主要なストーリーラインは本作でひと通り把握できます。ただし細かな伏線やキャラクター描写はテレビ版の方が丁寧なため、より深く楽しむには本編視聴をおすすめします。
Q. 第六章・第七章の内容は含まれていますか?
A. 本作は第一章から第五章までの総集編です。第六章以降の内容は含まれていないため、続きはテレビ版または別途公開された劇場版でご確認ください。
Q. 前作「宇宙戦艦ヤマト2199」との関係は?
A. 「2202」は「2199」の続編にあたります。前作のラストから2年後という設定のため、「2199」を先に視聴しておくと人物関係や世界観への理解がより深まります。
Q. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVのどれで見るのがおすすめですか?
A. アニメ専門ならdアニメストア(月額550円)がコスパ良好です。映画・ドラマも合わせて楽しみたい場合はU-NEXTやDMM TVが向いています。無料トライアルを活用して試してみてください。

まとめ

『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』は、現在dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも見放題プランに対応していますので、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。総集編として本編の要点がまとめられているため、シリーズ未視聴の方の入り口としても適しています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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