宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

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2021宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

★ 3.6 / 5.0アクションSF
放送年2021年
フォーマットOVA
話数8話
原作オリジナル
制作Satelight

「宇宙戦艦ヤマト2202」の続編。本作は全4話を2本の映画に再編集した劇場版として公開された。「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち -前章- TAKE OFF -」と「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち -後章- STASHA-」の2部構成となっている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の続編となる作品。地球とガミラス帝国の和解から数年が経過した時代を舞台に、ヤマトの新たな航海を描く。本作は全4話のOVAを前後2本の劇場版に再編した作品で、前章「TAKE OFF」と後章「STASHA」の2部構成で公開された。かつての敵・ガミラスの故郷に関わる謎と脅威に立ち向かうヤマトクルーの姿が描かれる。

みどころ・魅力

① ヤマト2202からの正統続編・シリーズの深化

「2202」でのドラマを踏まえた上で新たな局面へと進む物語は、シリーズを追いかけてきたファンにとって感慨深い展開が続く。旧作「新たなる旅立ち」をベースにしながらも現代的な解釈と映像クオリティで再構築されており、往年のファンから新規視聴者まで楽しめる内容となっている。

② 圧巻のSF宇宙戦闘シーン

シリーズを通じて進化してきたCGと作画の融合による宇宙戦闘描写は本作でも健在。壮大なスケールの艦隊戦や、ヤマトの主砲「波動砲」をはじめとした迫力ある兵器描写が見どころのひとつ。劇場版として再編されたことで映像体験としての没入感がさらに高まっている。

③ ガミラスという「かつての敵」との新たな関係性

地球とガミラスが和解した後の世界を舞台とするため、かつての敵キャラクターたちが別の立場で物語に絡んでくるのが本作の大きな特徴。対立から共存へと変化した人間関係の中で生まれるドラマが、純粋な戦争アクションとは異なる深みを与えている。

キャスト・声優一覧

古代進
古代進
メイン
小野大輔
森雪
森雪
メイン
桑島法子
アベルト・デスラー
アベルト・デスラー
メイン
山寺宏一
土門竜介
土門竜介
メイン
畠中祐
坂本茂
坂本茂
サブ
伊東健人
真田志郎
真田志郎
サブ
大塚芳忠
坂東平次
坂東平次
サブ
羽多野渉
キャロライン雷電
キャロライン雷電
サブ
森永千才
スターシャ・イスカンダル
スターシャ・イスカンダル
サブ
井上喜久子
ヤーブ・スケルジ
ヤーブ・スケルジ
サブ
チョー
チョー
デーダー
デーダー
サブ
天田益男
徳川太助
徳川太助
サブ
岡本信彦

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スタッフ

監督安田賢司
シリーズ構成福井晴敏
キャラクターデザイン結城信輝
音楽宮川泰
美術監督舘藤健一
音響監督吉田知弘
ED平川綾香「愛は今も光」

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感想・評価

最初に見たとき——「2205」って年号なのか話数なのか、毎回迷いながら見ている

2202を見終わって、「とりあえず続き」という感覚で手を伸ばした。正直なところ、ヤマトはもう何作目なのかカウントするのをやめた。2205という数字が宇宙暦の年号なのか、それとも2199・2202に続く通し番号的な何かなのか、本編が始まっても脳の片隅で引っかかり続ける。

フォーマットとしては全4話のOVA作品で、それを前後章の2本の劇場版に再編集したもの。「前章 TAKE OFF」と「後章 STASHA」という構成になっている。2202を見ていないと人間関係の前提がごっそり抜け落ちるので、完全に続き物として設計されている。OVAコーナーで迷子になっている人は2199→2202→2205の順で見ること。2回目に通して見たとき、後章のタイトルが「STASHA」である意味をようやく噛み締めた。

終わった戦争を抱えたまま、また出発しなければならない人間の話

「新たなる旅立ち」というタイトルは、一見シンプルなSFアドベンチャーの惹句に見えるが、この作品が突きつけているのはもっと重い問いだと思う。ガトランティスとの壮絶な戦争を経て、地球はやっと一息ついた——そのはずの時間軸に、また「行かなければならない理由」が生まれる。ヤマトというシリーズが何十年も繰り返してきたのは、この「旅立ちの根拠」を問う物語だ。

2205でその核心に置かれているのがスターシャ・イスカンダルの存在で、井上喜久子が演じるその声には、疲弊しきった者だけが持つ静かな切迫感がある。彼女が「STASHA」というサブタイトルになるほど後章の軸に据えられているのは、イスカンダルという概念そのものが、ヤマトという物語の「出発する理由」の源泉だからだろう。2199でヤマトが最初に旅立った動機はイスカンダルだった。その原点が、2205で別の形で帰ってくる。

古代進——小野大輔の演じるこの男が面白いのは、もはや「初めての宇宙」に胸を躍らせる若者ではないという点だ。2回目以降に見ると、彼の台詞のトーンに漂う疲労感が意図的なものだとわかる。経験を積んだ人間が、それでも行かなければならないと判断するときの重さ。ヒーロー然とした旅立ちではなく、選択肢を全部潰してやむを得ず出発するような質感がある。

デスラーのポジションも興味深い。元敵対者が同じ船に乗っているという構造は2202から続いているが、山寺宏一の声で語られるデスラーの台詞は、敵だった頃の傲慢さがどこかに残りつつ、それが磨耗しているのがわかる。単純な改心ではなく、「お互いにだいぶいろんなものを失った」という地点での共存。このあたりがヤマトという作品の、長期シリーズだからこそ出せる厚みだと思う。

特に刺さったシーン

後章「STASHA」の終盤、イスカンダルをめぐる展開が動くところ。ここは2回目に見て初めて「ああ、前章のあのシーンはこのための布石だったのか」と気づいた。1回目は感情に流されて見ていたが、2回目で構成の丁寧さに気づく、という体験はヤマトシリーズにはよくあることで、2205も例外ではなかった。

声優の演技で言えば、井上喜久子のスターシャが後章で見せる場面の静けさが記憶に残っている。力を込めて演じるのではなく、あえて力を抜いているように聞こえる場面があって、その選択が正解だと思った。桑島法子の森雪は2202から引き続き、物語の感情的な支柱として機能していて、古代との関係性に余計な説明をしないところが良い。長いシリーズを追ってきた視聴者への信頼だろう。

岡本信彦が演じる徳川太助は、シリーズの中でも比較的若い世代のキャラクターとして機能していて、2205の「継承」というテーマと噛み合っている。「声優と夜あそび」でのトーク番組MCイメージとはまるで別人のような、生真面目な芝居が面白い。

読んで見たくなったら——『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 宇宙戦艦ヤマト2199・2202を見ていて、続きが気になっている人
  • 長期シリーズの積み重ねによる人間関係の変化を楽しめる人
  • 山寺宏一井上喜久子小野大輔の演技を追っているキャスト目当ての層
  • 劇場版アニメのスケール感・映像密度を求める視聴者
  • 宇宙を舞台にした「帰還と旅立ち」の物語に耐性がある人(泣ける系が苦手でない)

合わない人

  • 2199・2202を見ていない、またはうろ覚えの状態で見ようとしている人(前提知識が多すぎる)
  • 1本完結の単純なSFアクションを求めている人
  • 「ヤマトは昭和のもの」という先入観が拭えない人(現代制作だが空気感が独特)
  • 全4話を2本の劇場版に分けた構成に消化不良を感じやすい人

次に見るなら

2205から入った人、あるいは2205を見終えてヤマト以外を探している人へ。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち——当然の前提として。2205はこちらを見ていないと話の半分以上が宙に浮く。デスラーがなぜヤマトと同じ船に乗っているのか、古代と雪の関係がどういう経緯なのか、すべてここにある。見ていない状態で2205を見るのは2巻から読み始めるのと同じなので、まず2202から。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ——「終わった戦争のあとを生きる人間」という主題で近い空気を持つ。スペースオペラではなくリアルロボット系だが、戦争体験者が次の選択を迫られる構造、劇場版ならではの映像密度という点で、2205に感じたものと重なる部分がある。宇宙での戦闘シーンの作り方が好みなら間違いなく合う。

銀河英雄伝説 Die Neue These——宇宙を舞台にした長尺のSF群像劇が好きで、キャラクターの思想的な対立や歴史的スケールの物語を求めるなら。ヤマトほど感情的な爆発はないが、デスラーのような「敵か味方かわからない存在」が好きなら刺さる可能性が高い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも月額サービスのため、加入中のサービスがあればすぐに視聴を開始できます。前作「ヤマト2202」を観てから続けて視聴するのがおすすめです。

よくある質問

Q. 宇宙戦艦ヤマト2205は前作を見ていないと楽しめませんか?
A. 「ヤマト2202」の続編にあたるため、前作を先に視聴しておくと人間関係や設定をスムーズに理解できます。本作から視聴することも不可能ではありませんが、より深く楽しむためには2202からの視聴をおすすめします。
Q. OVAと劇場版はどう違いますか?
A. 本作は全4話のOVAを2本の劇場版(前章・後章)に再編集した作品です。配信サービスで視聴できるのは劇場版形式のものが中心です。内容はほぼ同一ですが、劇場版は映画的な構成でまとめられています。
Q. どの配信サービスで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。それぞれ月額料金が必要ですが、無料トライアル期間を活用することで実質無料で視聴できる場合があります。
Q. 続編はありますか?
A. 「ヤマト2205」の後継となる「宇宙戦艦ヤマト2206」の制作が発表されており、シリーズは継続しています。2205を楽しんだ方は続報をチェックしておくとよいでしょう。

まとめ

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも月額サービスのため、加入中のサービスがあればすぐに視聴を開始できます。前作「ヤマト2202」を観てから続けて視聴するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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