BTOOOM!

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2012BTOOOM!

BTOOOM!

★ 3.4 / 5.0アクションサイコロジカルSF
放送年2012年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作MADHOUSE

涼太は人気ゲーム「BTOOOM!」をプレイ中、突然謎の島に転送される。目覚めると、左手に埋め込まれた奇妙な結晶、爆弾の詰まったバッグ、そして記憶喪失という状況に置かれていた。島には他のプレイヤーたちも転送されており、彼らは互いに爆弾を使って戦わされることになる。涼太は生き残りをかけ、島からの脱出と謎の真相究明を目指す。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

オンラインゲーム「BTOOOM!」の日本トップランカーである坂本涼太は、ある日突然、南国の孤島に放り込まれる。目覚めると手には謎の結晶、傍らには爆弾の詰まったバッグ。島には同じく転送されたプレイヤーたちがおり、互いの結晶を奪い合うというゲームさながらのデスゲームが始まっていた。仲間を集めながら真相を追う涼太の、命をかけたサバイバルが幕を開ける。

みどころ・魅力

① ゲームの腕前がそのままリアル戦闘力に直結する緊張感

爆弾「BIM」の種類と使い方を熟知しているトッププレイヤーたちが繰り広げる頭脳戦は、純粋な武力勝負とは一線を画す。ゲーム知識が生死を分けるという逆転の発想が、バトルシーンに知的な駆け引きを加えている。

② 追い詰められた人間の本性を暴くサイコロジカル描写

島に送り込まれたのは社会に疎まれた人々ばかり。生き残りへの欲望、信頼と裏切り、そして人を殺すことへの葛藤が容赦なく描かれる。善悪が入り乱れるキャラクターの心理描写が、単純なアクションに終わらない深みを生んでいる。

③ ヒロインとの関係性が物語に温度を与える

記憶を失った状態で島に現れるヒロイン・姫野日暉との出会いが、殺伐とした展開に人間的なドラマをもたらす。互いに依存しながらも信頼を築いていく過程は、サバイバルものとしての緊迫感と並行して丁寧に描かれている。

キャスト・声優一覧

ヒミコ
ヒミコ
メイン
三森すずこ
坂本竜太
坂本竜太
メイン
本郷奏多
吉良康介
吉良康介
サブ
沢城みゆき
木下秀美
木下秀美
サブ
日笠陽子
近藤勇
近藤勇
サブ
泰道櫛田
伊達政人
伊達政人
サブ
成田剣
ユキ
ユキ
サブ
藤井ゆきよ
坂本信久
坂本信久
サブ
真殿光昭
平清
平清
サブ
大川透
みほ
みほ
サブ
三上枝織
坂本幸江
坂本幸江
サブ
喜田あゆ美
村崎志紀
村崎志紀
サブ
深見梨加

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スタッフ

監督渡邉こと乃
キャラクターデザイン岸田隆宏
音楽井内啓二
音響監督蝦名恭範
OPナノ 「痛みなくして得るものなし」
OPナノ「エグジスト」
EDMay’n「アオゾラ」
EDナノ「痛みなくして得るものなし」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「爆弾だけで戦うバトロワ」というキャッチで2012年秋に見始めた。当時はソードアート・オンラインと同クールで、「ゲームの世界に閉じ込められる系」が流行っていた時期で、正直それに乗っかった気分でツタヤから借りた記憶がある。

第一話は引き込まれた。目覚めたら島。左手に謎の結晶。バッグの中は爆弾。しかも「自分が遊んでいたゲームと同じルール」という状況の不条理さが妙にリアルで、「現実に引きずり出された」感がよく出ていた。主人公の坂本涼太がゲームでは世界ランカーなのに現実ではニートというズレも、2012年的な「オタクあるある」として素直に乗れた。

2周目で気づいたのは、序盤の「誰があの島に送ったのか」の謎の撒き方がかなり丁寧だったこと。最初は生き残りの緊張感だけで見ていたが、改めて見るとキャラクターが島に来ることになった「理由」——つまり誰かに推薦された側面——がじわじわ効いている。

「殺し合い」に送り込まれるのは、現実で誰かに疎まれた人間だった

BTOOOM!を単純なサバイバルゲームアニメとして見ると、印象が薄くなる。話の芯は「どうして彼らが島に送られたか」にある。

この作品の設定で地味に怖いのは、参加者が全員「現実世界の誰かに推薦された」という点だ。家族、元交際相手、学校の同級生——身近な人間が「この人を消したい」と思ったとき、ゲームという形式を借りて現実の殺意を実行できる仕組みになっている。涼太を送り込んだのも身内で、ヒミコ(三森すずこ)の過去に関わる傷もまた、現実の人間関係から来ている。

要するにこれは、「インターネットゲームの延長で人が死ぬ話」ではなく、「現実社会で居場所のなかった人間が、より露骨に命を狙われる場所に送られる話」だ。ゲームのルールは包み紙でしかなく、中身は「社会の外縁に追いやられた人間同士が殺し合いをさせられる」という、ずいぶん後味の悪い構造になっている。

沢城みゆきが演じる吉良康介というキャラクターに至っては、その「島の論理」にある種の適応を見せる。沢城みゆきの声が持つ「品があるのに底が読めない」感じが、あのキャラクターの怖さと合っていて、初見で「このキャラ何かやらかすな」とすぐ察した。日笠陽子演じる木下秀美も、序盤と後半で見え方がまったく変わるキャラクターで、日笠陽子特有の「明るさの裏に芯の強さ」がある声質が役にはまっていた。

アニメ版は全12話で、原作漫画の途中で終わる。「物語が終わらない」という点は覚悟して見るしかないのだが、それでもキャラクターの背景と現在の状況が交差するあたりの作りはかなり丁寧で、12話分の密度は十分ある。1クールのサバイバル物として見るなら、序盤〜中盤の緊張感の作り方は今見てもちゃんと機能している。

特に刺さったシーン

ヒミコの過去が明かされる中盤のエピソードが一番重かった。三森すずこの演技は、ヒミコの「信頼することへの恐怖」をセリフの間と声の震え方で表現していて、説明的な台詞をほとんど使わずに伝えてくる。涼太との関係が少しずつほぐれていく過程で、声のトーンが目に見えて変わっていくのが、2周目で余計に効いた。

大川透が演じる平清の、序盤に見せる「親切そうなおじさん」から本性が出てくる流れも印象が強い。大川透の声は低くて安定感があるので、そのぶん「崩れたとき」の落差がでかい。「あ、このおじさんずっと怪しかったな」と2周目で気づいて、1周目の自分が素直だったのを若干恥じた。

真殿光昭演じる坂本信久(涼太の父)のシーンは出番こそ少ないが、父子の断絶を短い場面に詰め込んでいて、真殿光昭の「距離を置いた大人の声」が役の立ち位置とうまく合っていた。

読んで見たくなったら——『BTOOOM!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さりやすい人

  • バトロワ系は好きだが「ゲームシステムの中での駆け引き」より「キャラクターの過去と現在の交差」に興味がある人
  • 2010年代前半の深夜アニメを掘っている人(作画・演出の空気感が時代特有)
  • 沢城みゆき日笠陽子三森すずこの演技を目当てに見る人——どの役も声優の持ち味を活かした配役になっている
  • 原作漫画を先に読んでいて「アニメ版がどこまで描いたか確認したい」人

合わない・しんどい人

  • 物語がきちんと完結することを重視する人——アニメ版は途中で終わる
  • 暴力・性的な緊張感を含む描写が苦手な人(中盤以降、かなり直接的な場面がある)
  • 「現実に引きずり出される」前の日常描写が薄いと感じる人——序盤の展開はかなり速い
  • SAOと同時期に消費した記憶がある人——見比べると「続きがない」という事実が余計に目立つ

次に見るなら

ダンガンロンパ The Animation(2013年)——閉鎖空間で指定ルールに従い参加者が殺し合いをさせられる構造が近い。「誰が誰を殺すか」の推理要素が加わるぶん、BTOOOM!のサバイバル緊張感とは別の方向で消耗できる。どちらも「出られない場所で頭を使って生き残る」系が好きなら続けて見て損はない。

デッドマン・ワンダーランド(2011年)——囚われた施設の中で能力バトルを強いられる話で、理不尽な組織に管理される側の閉塞感の描き方がBTOOOM!と通じる。主人公が「ゲーム的なルールを持つ暴力」に適応していく過程の描写が似た手触りを持っている。

ミライニッキ(未来日記)(2011年)——「指定ツールを持った参加者が互いに殺し合い、最後の一人が生き残る」という構造がほぼ同じバトロワ形式。BTOOOM!よりもキャラクター同士の心理戦・依存関係の描写が前に出ていて、ヒミコと涼太の関係性が刺さった人なら比較しながら見ると面白い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『BTOOOM!』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐにアクセスできます。見逃していた方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『BTOOOM!』は全何話ですか?
A. 全12話です。2012年10月から12月にかけて放送されました。原作漫画はその後も連載が続いており、アニメはストーリーの途中で終わっています。
Q. グロ・暴力描写はきつめですか?
A. デスゲームものらしく、爆弾を使った戦闘や死の描写があります。ただし過度なスプラッター表現よりも心理描写に重点が置かれており、バトル系アニメに慣れていれば十分視聴できる範囲です。
Q. 続編や2期はありますか?
A. 2025年時点でアニメ2期は制作されていません。続きが気になる場合は、竹書房から刊行されている原作漫画(榊健太郎・著)で読み進めることができます。
Q. 『ソードアート・オンライン』や『ダンガンロンパ』が好きな人にも向いていますか?
A. 向いています。ゲームの世界観がリアルに侵食するという設定や、生き残りをかけた心理戦が好きな方には刺さりやすい作品です。デスゲーム・サバイバルジャンルのファンにおすすめです。

まとめ

『BTOOOM!』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐにアクセスできます。見逃していた方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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