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ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ
| 放送年 | 1998年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 48話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | OLM |
「ああ!女神さまっ」に登場する女神たちの冒険を集めた作品。他作品のパロディやギャグが満載の短編シリーズで、女神たちがネズミのガンを拷問したり、一緒に遊んだりしながら彼をいじめる内容となっている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「ああ!女神さまっ」の人気キャラクター・ベルダンディー、スクルド、ウルドの3女神が、小人サイズの姿で繰り広げるドタバタギャグアニメ。舞台は森小路の屋根裏部屋。そこに住むネズミのガンを巻き込みながら、女神たちは日々のんきに遊んだり、ちょっかいをかけたり。本編のシリアスな世界観を完全に取り払い、パロディやギャグを詰め込んだ全50話の短編シリーズ。「女神さまっ」ファンはもちろん、初見でも笑えるゆるい世界観が魅力です。
みどころ・魅力
① 本編とは別世界の脱力系ギャグ
「ああ!女神さまっ」の荘厳な雰囲気を根底からひっくり返すゆるゆるのコメディ。威厳あるウルドが情けなかったり、クールなスクルドが暴走したり、普段見られないキャラクターの崩れっぷりが最大の見どころ。本編を知っているほど笑いが倍増します。
② 短編ゆえのテンポの良さ
1話数分という短い尺の中にネタをギュッと詰め込んだ構成で、テンポが非常に良くサクサク観られます。忙しい合間にも気軽に楽しめる手軽さが魅力。50話という本数があるため、好きなエピソードを繰り返し観る楽しみ方もできます。
③ ガンとの攻防が癖になる
女神たちに振り回されるネズミのガンのリアクションが絶妙で、物語の縦軸として機能しています。いじられ役のようで実は存在感を発揮するガンのキャラクターが、ショートコメディとしての完成度を高めており、観ているうちにガン推しになる視聴者も続出しています。
キャスト・声優一覧












スタッフ
| キャラクターデザイン | 数井浩子 |
|---|---|
| 音楽 | 村山達哉 |
| 美術監督 | 小林七郎 |
| 音響監督 | 渡辺淳 |
| ED | 石井 由紀「Denwa Shite Iwa-chan」 |
| ED | スプラッシュ「XXX (Kiss Kiss Kiss)」 |
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ああ!女神さまっ」のOVAを見終えて、でもまだあの世界に浸っていたくて、消化不良のまま手を伸ばした。タイトルを見た瞬間にちょっと笑えた。「小っちゃいって事は便利だね」——便利。そのストレートなセルフツッコミがまず気に入った。ベルダンディーというキャラクターは長いこと「完璧すぎる」「都合よすぎる」と言われ続けてきたわけで、それをタイトルに据えてしまうセンスはわかってやってる感がある。
最初は正直「本編の箸休め」くらいの認識だった。各話数分のギャグショートで、深いものは期待していなかった。ところが何話か続けて見ていると、小さいフォーマットだからこそできる「壊しかた」があることに気づいて、そこから妙に真剣に見るようになった。2回目に通したとき、本編を踏まえた逆転の構図がいくつかあることに気づいて、「あ、ちゃんと考えて作ってるな」と思い直した。
「完璧な女神」を小さくすることで、ようやく欲望を持つキャラクターになれる
「ああ!女神さまっ」の本編でベルダンディーが抱えている問題を誰かに説明しようとすると、いつも同じところで詰まる。怒らない、嫉妬しない、料理も上手い、心が清い。OVA版での井上喜久子さんの声はそれを極めていて、あの柔らかい声そのものが「この人はまず感情的にならないだろう」という説得力になっていた。美しいんだが、動かしにくい。キャラクターとして物語を転がすための「欲望」が薄い。
「小っちゃいって事は便利だねっ」はその枷を物理的に取り払う。サイズを縮小して、ネズミのガンをいじめることを中心に据えたとき、女神たちはようやく「何かを欲しがるキャラクター」になれる。ウルドは悪ノリするし、スクルドは発明を暴走させるし、ベルダンディーですら時おり判断がずれてくる瞬間がある。「神様だって人格がある」という当たり前のことが、このミニチュアの世界ではちゃんと機能している。
久川綾さんのスクルドはこの短編フォーマットで一番映えるキャラクターだと思う。本編では「螢一への嫉妬から動く妹」という側面が強いが、ここでは発明と悪戯の化身として走り回っている。久川さんの声は子供らしさと芯の強さが同居していて、何か企んでいる瞬間のくぐもった笑い声が妙にハマる。冬馬由美さんのウルドも、本編より少し崩れた方向性でやっているのが面白い——「ちゃんと大人な存在が子供っぽいことをやっている」感が出ていて、ギャグとして機能する。
ガンをめぐる攻防は毎回の軸になっているが、これは「小さい存在が大きな力に翻弄される」という構図であり、同時に女神たちが「翻弄する側」に回っているという逆転でもある。本編での「螢一という人間に振り回される女神たち」のちょうど裏返し。菊池正美さんが演じる螢一が遠巻きにそれを見ているエピソードがあって、2回目に見てようやくその構図に気づいた。短いギャグアニメにここまで読み込むのは無粋かもしれないが、1998年にこのフォーマットを選んだのは作家的に意識的な決断だったと思っている。
特に刺さったシーン
ウルドとスクルドが思惑をぶつけ合って、その余波がベルダンディーに飛んでくるシーンが好きだ。井上喜久子さんの困惑した「あの……」という声が絶妙で、完璧な女神がちょっとだけ手を焼いている、それだけで十分すぎる情報量がある。ああ、この人も困ることがあるんだ、と思えた瞬間に、この作品の意図がわかった気がした。
ガン絡みのシーン全般もそうで、ネズミ一匹を相手に女神三人が本気で張り合っているシュールさが毎回成立しているのは、三人の演技のテンポ感があるからだと思う。岩田光央さんが演じる岩のキャラクターも、ギャグの下支えとして地味に効いていて、この作品の「うるさくなりすぎない」バランスに貢献している。2回目に見たとき、そのバランス調整がかなり意図的だと気づいた。
読んで見たくなったら——『ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「ああ!女神さまっ」本編(OVA以降)を通っている人——前提知識があると笑いの密度が倍になる
- 1990年代のギャグショートアニメのテンポ感を懐かしめる人
- 井上喜久子・久川綾・冬馬由美のこの役への思い入れがある人
- キャラクターが「少しだけ崩れる」瞬間に価値を見出せる人
合わない人
- 本編未視聴で単体から入ろうとしている人——「崩れ」の面白さは基準になる本編を知らないと伝わりにくい
- 1話あたりの物語的密度を求める人——完全なギャグショートなので、そこに期待値を置くと物足りない
- ベルダンディーが完璧なまま活躍するのを見たい人
次に見るなら
ああ!女神さまっ(OVA・1993年):本作の「元ネタ」として、順番としては先に見ておきたい。井上喜久子さんのベルダンディーが確立された場所で、「小っちゃいって事は便利だねっ」の笑いはここを踏まえて初めて成立する部分が多い。全5話で入口として手頃なのもいい。
おじゃまじょどれみ(各シーズンのギャグ短編枠):同じ時期の「本編キャラを崩したコメディ展開」として構造が近い。女の子キャラクターたちが日常のアクシデントに振り回されながらも愛情が伝わる作りかたは共通していて、あのテンポ感に馴染みがあれば自然に入れる。
ポヨポヨ観察日記:女神ではなく猫の話だが、「小さい存在が場をかき回すショートアニメ」という括りで構造が似ている。余計な説明なしにキャラクターの行動だけで笑いを成立させる方法論が、「小っちゃいって事は便利だねっ」と同じ方向を向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ』は、現在dアニメストアで視聴できます。短編ギャグ作品なので隙間時間にも気軽に楽しめます。「ああ!女神さまっ」ファンの方はもちろん、ゆるいコメディアニメを探している方にもおすすめの作品です。
