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悪魔のメムメムちゃん
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
メムメム=ちゃんという、色気もなく、エロくもなく、努力もしない女性悪魔を主人公とした、わずかにエロい方向のコメディアニメ。彼女が魂を収穫しようとする奮闘を描いている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
地獄からやってきた女悪魔・メムメムちゃんは、悪魔としての色気もなければ努力する気もない、どこか残念なキャラクター。彼女の使命は人間の魂を収穫することだが、その奮闘はいつもどこかズレていてうまくいかない。わずかにエロい方向のシュールなやりとりを交えながら、笑いと脱力感に満ちたドタバタコメディが繰り広げられる。
みどころ・魅力
① 「残念な悪魔」というユニークなキャラ造形
本作の最大の魅力は、メムメムちゃんの徹底した「残念さ」にあります。色気もなく、やる気もなく、それでも魂収穫に挑み続ける姿は、どこか愛おしくシュールな笑いを生み出します。ステレオタイプな悪魔像を逆手に取った個性派キャラクターです。
② 短編ONA特有のテンポの良さ
ONAの短編形式ならではのテンポの良さが光ります。ダラダラと引き伸ばさず、1話完結でボケとオチがコンパクトにまとまっており、隙間時間にサクッと楽しめるライトな作りが特徴です。笑いのキレを重視する視聴者にも向いています。
③ じわじわくる脱力系ユーモア
下品になりすぎず、かといって無難でもない「わずかにエロい方向」のコメディバランスが絶妙です。力の抜けたシュールなボケが積み重なるうちにじわじわ笑いがこみ上げてくる、独特のユーモアセンスが癖になります。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 沼田誠也 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 岩本里奈 |
| 美術監督 | 内藤健 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きっかけは本当に単純で、タイトルの語感だった。「メムメム」って何だ、と。口に出してみるとリズムがよくて、なんとなく間抜けで、でもちゃんとかわいい。そのまま1話を開いたら、冒頭から期待通りに間抜けな悪魔が出てきて、思わず少し笑った。
ONAという形式もあってか、1話の尺は短め。配信向けに作られたコンパクトな構成で、TVアニメのような引きの演出や次回予告のテンションはない。でもそれが逆に、このジャンルには合っていた。ダラダラ見るより、サクッと見てサクッと笑う、という体験に徹している。最初は「まあ暇つぶしかな」くらいで流していたのに、2周目に入ったとき気づいたのは——メムメムちゃんの「ダメさ」がわりと丁寧に設計されていること。ただ下品なだけでも、ただかわいいだけでもない。なんかこう、ちゃんとした「残念さ」がある。
「誘惑する気ゼロの悪魔」が成立する理由——魅力の不在が笑いになるとき
悪魔キャラの文脈で言えば、このジャンルの先輩たちはだいたい「色気で人間を堕落させる」型だ。露出多め、声も低めでフェロモン出てる、みたいな記号がセットでついてくる。メムメムちゃんはそのフォーマットを丸ごと外している。色気なし、努力なし、エロくもなし。魂を収穫しようとしているのに、その手段が根本的にズレている。
この作品が単なる「下ネタコメディ」と違うのは、そのズレが「自覚なし」という点にある。メムメムちゃんは自分が残念であることをたぶんあまりわかっていない。努力をしないのは怠惰ではなく、そもそも「努力すべき」という感覚が薄いんじゃないか、という読み方ができる。結果、コメディの構造としては「ボケが自分でボケだと思っていない」という形になる。これはかなり難度が高い笑いで、やり方を間違えるとただの不快なキャラになる。
うまく機能しているのは、周囲のリアクションがちゃんとしているからだと思う。中原麻衣が演じる大家さんのような「普通の人間側」がきちんとツッコミとして機能することで、メムメムちゃんのズレが際立つ。中原麻衣はこういう「常識人のリアクション芸」がうまい声優で、驚いた顔・呆れた間・苦笑いの呼吸を声だけで作れる人だから、相手役として機能している。
短編ONAという尺の制約も、実はテーマと相性がいい。「努力しない悪魔」を長編でやるとたぶん飽きる。でも数分のシット・コム的なフォーマットなら、毎回「今度はどう失敗するか」を見せるだけで成立する。薄く広く消費するための作品として、わりと正直な設計をしている。
特に刺さったシーン
悠木碧が演じる小日向日太のリアクションが、個人的にかなり好きだった。悠木碧という声優は「素直に驚く男の子」を演じるとき、変に感情を盛らずに、ちょっと間を置いてから返すやり方をする。メムメムちゃんが予想外の行動をとったあと、日太が「…えっ、なんで?」みたいなトーンで返す瞬間が何度かあって、そこが一番笑えた。ボケとツッコミではなく、ボケとリアルなリアクション、みたいな温度感。
2周目で気づいたのは、序盤にメムメムちゃんが「魂を収穫しようとする」動機を語る場面の温度の低さだった。最初は流していたけど、よく聞くとちゃんと「悪魔として使命はある、でも別にやる気はない」というスタンスが一言に凝縮されていた。ここだけでキャラ設定の9割が終わっている。短編作品のキャラ説明として、かなり効率がいい。
五十嵐裕美演じる五木杏が絡む場面も、変な空気感が出ていて好きだ。五十嵐裕美は「声優と夜あそび」のMCとしても知られているけど、ああいう場で見せるちょっとノリが読めない感じが、役にもにじんでいる気がした。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「ダメなキャラが一生懸命じゃない」コメディが好きな人(努力系主人公に疲れた人向け)
- ONAの短編アニメをサブモニターで流すような視聴スタイルの人
- 悠木碧・中原麻衣の声を聞くと反射的に「お」となる人
- タイトルの語感だけで何かを視聴し始めた経験がある人
- エロコメディと思って見たら全然エロくなくてむしろそこが良かった、という体験に心当たりのある人
合わない人
- きちんとした作画・作り込みを求める人(ONA相応のクオリティ。TVとの差は明確にある)
- キャラに成長や変化を期待する人(メムメムちゃんは何も変わらない、それが笑いなので)
- 1話15分以上ないと集中できない人
- ストーリーの起承転結を求める人
次に見るなら
干物妹!うまるちゃん——家に帰ったら別人みたいにダラけるキャラを描いたショートコメディ。メムメムちゃんと同じく「努力しないキャラが主役」という構造で、笑いの温度感も近い。こちらはTVアニメなのでONAよりは作りが丁寧。「家の中でだけ本性が出る」というギャップの演出がうまい。
このすば(この素晴らしい世界に祝福を!)——ファンタジー×コメディの文脈では真っ当に比較される作品。全員何かしら残念で、誰も成長しない(しようとしない)のが笑いの源泉。メムメムちゃんの「悪魔なのに機能しない」という設定に近い「勇者なのに役に立たない」構造が好きなら、こちらもたぶん合う。
デュラララ!!——悠木碧が気になったなら、まったく違う方向で彼女の演技幅を見られる作品として。同じ声優がこれだけ違う役をやれるのか、というのが純粋にわかる。作品の方向性はシリアスよりなので、気分転換として。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では『悪魔のメムメムちゃん』の主要な定額配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を検討される際は、最新の配信情報をご自身でご確認いただくことをおすすめします。短編コメディとして気軽に楽しめる作品ですので、配信が始まった際にはぜひチェックしてみてください。
