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アラド戦記 ~スラップアップパーティー~
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | ゲーム |
カザンの呪われた光が大陸アラドに降り注いだ981年、主人公バロンは片腕が呪いで憑依された状態で生活していた。霊体ロキシーが憑依した剣を発見したバロンは、この呪いの秘密を解き明かすため冒険に出発。旅の中で様々な人物と出会い、彼らをパーティーに加えながら真実へと近づいていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
呪われた光が大陸アラドに降り注いだ981年。主人公の少年バロンは、片腕に謎の呪いを宿したまま日々を過ごしていた。ある日、霊体ロキシーが憑依した剣と出会ったバロンは、呪いの真相を追い求めて旅立つことを決意する。道中でさまざまな個性豊かな仲間たちとパーティーを組みながら、アラドの大地に秘められた謎と向き合っていく冒険譚。みどころ・魅力
① 人気オンラインゲームを原作とした世界観の再現
韓国発の大ヒットオンラインアクションRPG「アラド戦記(Dungeon Fighter Online)」を原作とした作品。ゲームならではのファンタジー世界観や職業システムの雰囲気をアニメで楽しめる。ゲームを知らない視聴者でも没入できる独自のストーリー構成が特徴だ。② 笑いあり涙ありのパーティー冒険活劇
アクション・冒険・コメディが絶妙に混在したジャンルミックスが本作の魅力。個性の強いパーティーメンバーたちが繰り広げるコミカルな掛け合いと、呪いの真相をめぐるシリアスな物語が共存しており、テンポよく楽しめる構成になっている。③ 呪われた少年が仲間と成長していく王道ファンタジー
主人公バロンが呪いという弱点を抱えながらも旅を続け、仲間との絆を深めていく展開は王道ファンタジーの醍醐味が詰まっている。2009年放映ながらシンプルで力強いストーリーラインは、ファンタジー冒険ものが好きな視聴者に刺さる一作だ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 池添隆博 |
|---|---|
| 音楽 | 中塚武 |
| 音響監督 | 吉田知弘 |
| OP | 野川さくら「Party Play」 |
| OP | 野川さくら「即神のパンドラ」 |
| ED | ワイエムシーケー「Hateshinai Sekai」 |
| ED | 長谷川明子「LEVEL∞」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「アラド戦記」という名前は知っていた。ネトゲ世代なら一度は耳にしたことがあるはずの、あの横スクロールアクションRPGだ。でもアニメになっていたとは完全に見落としていて、配信ライブラリを漁っていたときに偶然引っかかった。タイトルの後ろについた「スラップアップパーティー」という語感が独特すぎて、逆に気になって再生ボタンを押してしまった。
最初の印象は「2009年らしいファンタジーアクション」という感じで、良い意味でも悪い意味でも当時のゲーム原作アニメの空気をそのまま纏っている。ゲームのクラスや世界観をそこそこ前提知識として要求してくる作りなのに、バロンという主人公の造形はわりとシンプルで掴みやすい。片腕に呪いを宿した少年が、霊体ロキシーが憑いた剣を拾って旅に出る——その出発点だけは、2回目に見てもすっきりしていた。1回目は「ゲーム知らないと楽しめないのか」と身構えすぎていたぶん、2回目のほうがコメディのテンポを素直に受け取れた気がする。
「呪い」は外せない——だからこそパーティーが必要になる話
この作品を単純なゲーム原作の冒険アニメだと思って見ていると、少し引っかかるものがある。主人公バロンの状況設定が、わりと意地悪にできているのだ。呪いは自分の意思で宿したわけではなく、かといって簡単に解呪できるわけでもない。呪われた腕を抱えたまま、原因を探して旅に出るしかない——「原因も解決策もわからないまま動き続けなければならない」というのが、物語の出発点として置かれている。
ここで面白いのは、ロキシーという存在の位置づけだ。バロンが拾った剣に宿った霊体で、渡辺明乃の演技が的確にその「同居しているが完全には信頼できない他者」感を作っている。呪いに巻き込まれた者同士とも言えるし、バロンの抱える問題をいちばん近くで見ている証人とも言える。剣という道具の中にいるから、物理的に離れられない。その強制的な近さが、後から仲間が増えるにつれてどう変化するかが、この作品の体温みたいなものを決めている。
加えて、鈴村健一が演じるカペンシスや、置鮎龍太郎のイルベク、斎賀みつきの雷火といったキャラクターたちが加わっていくことで、「呪い」という個人的な問題が徐々に「パーティーで抱える問題」にスライドしていく構造がある。一人では解けないものを、複数で運ぶ。それはファンタジーRPGの定型文のようでいて、この作品はその「運ぶ」部分にちゃんと時間をかけている。呪いを解くことより、誰かと旅を続けることが先に描かれていく感触があって、そこがゲームの延長として消費するだけでは終わらないところだと思う。
加藤英美里のミンタイが持ち込むコメディのノイズも、重くなりすぎないための意図的な設計に見える。深刻な問題を軽く扱いたいわけではなく、旅には笑えるものがないと続かないという、身体的な真実に近い。2009年のアニメとして画面の密度には時代を感じるが、コメディとシリアスのバランスの取り方は今見ても不快感がない。
特に刺さったシーン
序盤、バロンとロキシーが互いに不信感を持ちながらも同行せざるを得ない段階のやりとりが好きだ。渡辺明乃の声は、ツンとしているようで実はずっと観察している、という距離感を出すのが上手くて、この時期のロキシーにはまさまさとはまっている。「霊体だから実体がない」という設定が、会話の間合いに妙なリアリティを与えている。触れないのに同じ剣に縛られているという関係性は、2回目に見るとじわじわくる。
それと、鈴村健一演じるカペンシスが初めて本気を出す場面。鈴村健一は声のトーンを落としたときの重みが独特で、それまでの立ち位置から急にギアが入る瞬間のコントラストが、こういう役にはまる。中盤の戦闘シーンでそれが来たとき、思わず巻き戻した。アクションの作画密度との組み合わせで、音響の仕事がよく見えるシーンだった。
読んで見たくなったら——『アラド戦記 ~スラップアップパーティー~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- アラド戦記(ゲーム)の世界観に思い入れがある人
- 2000年代後半のゲーム原作アニメのノリを懐かしめる人
- 鈴村健一・置鮎龍太郎ら声優陣の演技で作品の空気を味わいたい人
- 重くなりすぎないコメディ混じりのファンタジー冒険ものが好きな人
- 「呪いを抱えたまま旅をする」系の主人公造形が好きな人
合わない人
- ゲーム原作の世界観をそのまま持ち込む作りに乗りにくい人
- 2009年当時の作画クオリティが気になる人
- ストーリーの密度よりもキャラクターの掛け合い重視の回が続くと飽きる人
- ゲームをまったく知らない状態で固有名詞が飛び交うのがしんどい人
次に見るなら
呪われた腕というモチーフと仲間を集めながら旅をする構造に引っかかったなら、テイルズ オブ ジ アビスが近い体験ができる。こちらも2000年代のゲーム原作で、主人公が自分の出生の秘密を追いながら仲間との関係性を積み上げていく。似た温度感のアクションRPGアニメとして並べて見ると、時代の作り方の違いも含めて楽しめる。
コメディとアクションの配分が心地よかったなら、スレイヤーズに戻るのもいい。90年代のファンタジーコメディの元型で、パーティー旅のテンポ感の基礎がここにある。アラド戦記のノリの源流を掘りたい気分のときに。
霊体キャラクターとの共生・不信・信頼の積み重ねという軸で見るなら、鋼の錬金術師も並べられる。規模も完成度も段違いだが、「切り離せない呪いと共に生きる」という主題の重なりは本物だ。アラド戦記を見た後で改めて見ると、また違う角度から入れる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アラド戦記 ~スラップアップパーティー~』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。複数のサービスで視聴できるため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。2009年放映の作品ですが、現在も複数の主要プラットフォームで手軽に楽しめます。
