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アソボット戦記五九
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 52話 |
| 原作 | 漫画 |
四年後、世界は崩壊していた。一万メートルの広大な森林が消滅し、砂漠が広がり続けていた。人間たちはメシチの世界へ移住し、アンボットと共生することになった。運命に導かれるように、三蔵と悟空が出会う。謎に包まれた青年・三蔵と、最強で最悪のアンボット・悟空が共に旅をする。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界が崩壊してから四年。広大な森林が消滅し、砂漠が拡がり続ける未来世界で、人類はアンボットと共生する「メシチ」への移住を余儀なくされていた。そんな混沌の時代、謎めいた青年・三蔵と、最強にして最悪のアンボット・悟空が運命に導かれるように出会う。正反対の二人が旅に出るSFコメディ。みどころ・魅力
① 西遊記モチーフ×ロボットSFという異色の世界観
三蔵・悟空というお馴染みの名前を持ちながら、舞台は崩壊した未来世界。人型ロボット「アンボット」と人間の共生というSF要素に西遊記の旅路の構造が重なり、懐かしさと新鮮さが同居する独特の世界観を楽しめます。② コメディとシリアスが絶妙に共存するストーリー展開
ジャンルにコメディとSFが並ぶとおり、軽快なやりとりと重厚な世界崩壊の背景が交互に描かれます。「最強で最悪」と称される悟空のキャラクター性が笑いと緊張感の両方を生み出し、テンポよく引き込まれます。③ 2002年ならではのメカデザインとアクションの魅力
2000年代初頭のロボットアニメらしいメカニカルなキャラクターデザインと、アンボット同士のバトル描写は当時の技術と熱量が詰まっています。懐かしのアニメを楽しみたいファンにとっても見どころのある一作です。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 音楽 | 田中公平 |
|---|---|
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | 보아「Beside You~僕を呼ぶ声~」 |
| OP | ドリーム「Wo Ai Ni」 |
| ED | m.o.v.e「iWAKE YOUR LOVE!」 |
| ED | Janne Da Arc「霞ゆく空背にして」 |
| ED | ムーヴ「BURNING DANCE」 |
| ED | スウィーツ「LolitA☆Strawberry in summer」 |
| ED | 「5: “アソボット戦記五九郎の世界” (eps 52」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見て、「五九」って何だろうと思った。読み方を調べたら「ゴク」。ああそういうことか、と妙に納得してしまった。西遊記モチーフのSFで、悟空がロボット(アンボット)として出てくる。2002年の作品で、関智一と山口勝平が主役というキャスト表を見てピンときた。「これ、絶対ただのキッズ向けじゃない」と。 2回目を見て気づいたのは、設定の奥行きだ。「一万メートルの森が消えた」という冒頭の語り口は、あっさりしているようで相当な絶望を内包している。砂漠が広がる世界で人間とアンボットが共生するという世界観は、2002年としてはかなり本気の作り込みがある。最初は「悟空もののコメディか」と軽く見ていたのが、気づいたら引っ張られていた。
「最強」という肩書きを持て余している存在の話
この作品を西遊記リメイクとして見るのは半分正解で、半分もったいない。三蔵と悟空という組み合わせは確かにそのままだ。でも核心にあるのは、「最強で最悪のアンボット」という設定を持つ五九が、何のためにその力を使うのかという問いだと思う。 「最強」というキャラクターは、フィクションでよく使い捨てにされる。強さを見せびらかして、仲間を守って、それで話が終わる。五九はそうではない。山口勝平の声で描かれる五九は、どこか荒削りで、飼い慣らされていない感じがある。山口勝平という人は、犬夜叉やコナンの怪盗キッドで分かるように、野性と知性が混在するキャラクターに独特の説得力を持っている。五九もその系譜に確実に乗っている。 砂漠化した世界、消えた森、人間とロボットの共生という設定は、2002年という時代に作られたとは思えないほど現代的だ。人間がアンボットを必要とし、アンボットが人間とともにいることで何かを得るという構造は、今の文脈で読み替えても成立する。ただ、この作品はそういう「意味」を声高に語らない。コメディとして笑わせながら、その隙間に問いを置いてくる。 三蔵役の関智一は、低く落ち着いた声質が「何を考えているのかわからない青年」の空気をそのまま体現している。この時期の彼はまだどこか尖っていて、声優と夜あそびのMCとして業界の中心にいる今とは微妙に異なる手触りがある。謎に包まれた三蔵が旅の理由を簡単に語らない沈黙が、この作品のトーンを作っている。「最悪のアンボット」と旅をする理由を、視聴者にもすぐには明かさない。その引き留め方が上手い。 コメディとSFが同居する2002年の空気をそのまま吸い込んでいる作品だ。懐かしさで見るのではなく、設定の誠実さで見ると、また違う顔をしてくる。
特に刺さったシーン
五九とジョーの絡みが好きだ。ジョー役は佐々木望で、この配役が個人的に面白い。佐々木望といえばドラゴンボールの少年期・孫悟空の声として記憶している人が多いはずで、今作では悟空系の名を持つ五九の傍らにいる。制作側が意識していたのかどうか、答え合わせをしたくなる配置だ。 序盤の、五九がまだ三蔵と折り合いをつけていない時期のやり取りが特に引っかかる。山口勝平の声の荒っぽさが際立っていて、「最悪のアンボット」が嫌々ながら旅に引きずり込まれていく感じがある。言葉は少ないのに、声のテクスチャーだけで感情が出てくる。 スージィ役の飯塚雅弓は、明るく突き抜けた声質がコメディ部分の軽さを引き受けている。シリアスになりすぎそうな場面でスージィが入ると、空気が一段緩む。その緩急の設計が、2002年という時代のバランス感覚だと思う。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 西遊記モチーフのSFリメイクが好きな人
- 関智一・山口勝平・佐々木望の演技目当てで過去作を掘り起こす層
- 2000年代初頭のテレビアニメのテンポ感が心地よい人
- コメディとSFが同居する作品に慣れている人
- 設定の粗削りさも含めて時代の空気として楽しめる人
合わない人
- 現在の配信・DVD環境で気軽に見たい人(現状ほぼ入手困難)
- 作画・演出に現代水準を求める人
- 世界観の説明が丁寧に積み上げられる構成を好む人
- 西遊記の原典に強い思い入れがある人(独自解釈が強め)
次に見るなら
スクライドは2001年の作品で、文明の外縁が荒廃した地域を舞台に、強さを持て余した若者たちが激突する。関智一が主要キャストとして出演しており、彼の演技の別の側面を五九と見比べるのが面白い。荒野と力、という組み合わせが好きなら迷わず。
∀ガンダムは、遠い未来に文明が崩壊した後の世界で、人間とロボットの関係を描く。砂漠化した大地という設定の雰囲気と「文明の残骸の中での旅」というイメージが近い。アソボット戦記五九のSF寄りのトーンに乗れたなら、こちらも試してほしい。
機動天使エンジェリックレイヤーは同じ2002年前後の作品で、AIと人間の関係性をコメディ寄りに描く。スージィのような明るいキャラクターが引き立てる空気感を気に入ったなら、雰囲気が近いものを求めて行き着く一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、アソボット戦記五九は国内の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望する場合は、DVD等の映像ソフトを利用する方法が現実的です。2002年放送の希少な作品ですので、入手できる機会があれば手元に置いておく価値があります。