のねのね劇場

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2012のねのね劇場

のねのね劇場

★ 2.6 / 5.0コメディ
放送年2012年
フォーマットONA
話数7話
制作Studio PuYUKAI

映画公開前に公式ウェブサイトで配信された短編スペシャル。双子キャラクターのモトエノノとモトエネネの視点からアニメについて説明する内容。Clamp Festival 2012で追加エピソードが放映された。その後、「Blood-C The Last Dark」限定版BDおよびDVDに収録された。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

映画『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』の公開に先立ち、公式ウェブサイトで配信された短編ONAシリーズ。双子キャラクター・本衛ノノと本衛ネネの二人が、作品の世界観やアニメ本編について解説するコメディ仕立ての内容となっている。2012年のClamp Festival会場では追加エピソードも上映され、ファンを楽しませた。後に『The Last Dark』限定版BDおよびDVDの特典として収録された。

みどころ・魅力

① 双子キャラクターによるゆるいメタ解説

本衛ノノ・本衛ネネという双子が、作品世界の”外側”からアニメについてコメントするというユニークな構成が特徴。シリアスな本編とは一線を画す、軽妙でコミカルなトーンが楽しめる。本編キャラクターを新鮮な角度から見られる短編ならではの魅力がある。

② Blood-Cファンへの”おまけ”的満足感

映画公開前の期待感を高めるプロモーション的位置づけでありながら、単体のコメディ作品としても完結している。本編を見たあとに振り返ると、キャラクターへの愛着がより深まる構成になっており、ファンにとっては見逃せない補完コンテンツとなっている。

③ Clamp Festival限定回・BD特典という希少性

一部エピソードはイベント会場での上映という限定公開だったため、当時リアルタイムで体験できなかったファンにとっては貴重な映像。限定版BDに収録されたことで視聴機会が生まれた経緯も、作品の希少価値を高めている。

キャスト・声優一覧

求衛 ねね
求衛 ねね
メイン
福圓美里
求衛 のの
求衛 のの
メイン
福圓美里

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「のねのね劇場」って何だ、というところから始まった。Blood-Cを掘り返していてデータベースの片隅に引っかかった作品で、正直なところタイトルだけ見ても何の情報も得られない。「のね」が2つ並んでいる。それだけ。

再生してみたら、双子のキャラクター——求衛のの・求衛ねねという2人——が、Blood-Cというアニメについて説明してくれる短編だった。劇場版公開前に配信されたウェブ限定のプロモーション映像という位置づけで、「本編ではないもの」の典型みたいな作品。それを理解した上で見直すと、これはこれで独特の面白さがあった。暗くてグロテスクな本編とは正反対の、明るいコメディタッチで「CLAMP作品とは何か」をゆるく解説してくれる。

CLAMPという「闇」を、双子の笑顔で包もうとした試み

これを単なるプロモーション映像として片付けてしまうのは少しもったいない気がしている。

Blood-Cは、CLAMPが原案として関わった作品の中でも特に濃いめのシリーズで、劇場版「The Last Dark」に至ってはさらに振り切れた内容になっている。ファン以外には入り口として相当ハードルが高い。そこで公式が用意した入口が、この「のねのね劇場」だ。

求衛のの・求衛ねねという双子に、CLAMPワールドの文脈を喋らせる設計は、要するに「怖い映画の前に明るいキャラクターが出てきて場を和ませる」構造に近い。本編の重さを知っている人間が見ると、このギャップ自体が面白さになる。ほのぼのしたシルエットで繰り広げられる解説の向こうに、血と歌があることを知っているので。

さらに特筆したいのが声優起用の妙で、のの・ねねの両方を福圓美里が一人で担当している。双子を一人の声優が演じるというのは技術的なチャレンジでもあるし、キャラクターを区別しながら掛け合いをやらせるという構成は、プロモーション映像のわりにかなり凝っている。短い尺の中でもきちんと2人分の個性が感じられるのは、彼女の演技の幅によるところが大きい。

「本編を見るための準備運動」として機能しながら、それ単体でも一定の完成度を持たせようとした作り手の意図が、福圓美里という選択にも出ていると思う。145本の出演歴を持つ彼女が双子一人二役を軽く見せているからこそ、この短編は「おまけ」以上の何かになっている。

特に刺さったシーン

のの・ねねが互いに話しかけ合うシーンが続くとき、聴き慣れた耳でも「これ1人が両方やってるんだよな」と改めて気づかされる瞬間がある。わずかにトーンを変えて、テンポを変えて、2人分の存在感を出してくる。声優仕事の密度として、プロモ映像に求めるそれを軽く超えている。

ねねの受け答えがどこか間が抜けていて、ののが若干ツッコミ気味というバランスがあるのだが、2回目に見るとそのキャラクターの違いが最初から丁寧に設計されていることに気づく。短い尺だからこそ、1シーンで人格を確立しなければならない。福圓美里がそれをこなしているのを聴くだけで、このONAを見た価値はあった。

読んで見たくなったら——『のねのね劇場』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • Blood-Cを見たことがある、または見る前に予習したい人
  • CLAMPの世界観が好きで、周辺コンテンツも拾いたい人
  • 福圓美里の演技幅に興味がある人(一人二役を短尺で聴ける)
  • 5分前後の短編アニメを隙間時間につまみ食いするのが好きな人

合わない人

  • Blood-Cを全く知らない状態で単体作品として楽しもうとしている人(文脈がないとただの解説映像になる)
  • しっかりした物語を求めている人(ストーリーはほぼ存在しない)
  • プロモーション映像にクオリティを求めすぎる人

次に見るなら

当然の流れとして、Blood-Cを見ることになる。のの・ねねが解説していた「あのアニメ」の本体がここにある。日常系の皮をかぶった作品が中盤以降に変貌していく構成で、CLAMPらしい美麗な作画と水島努の演出が組み合わさった独特の雰囲気がある。のねのね劇場で予習した文脈が、見ながら少しずつ機能してくる。

Blood-C: The Last Darkはそのまま劇場版で、のねのね劇場が本来プロモートしていた作品そのもの。限定版BDにこのONAが収録されているという経緯もあり、セットで体験するのが正規ルート。TVシリーズより映像の密度が上がっていて、Production I.Gのその時期の仕事として見ごたえがある。

双子キャラクターによる掛け合いコメディの雰囲気が気に入ったなら、ふたりはプリキュア初代は意外と相性がいい。コンセプトは全く違うが、「2人の対照的な個性を掛け合いで見せる」という設計の原型がここにある。CLAMPが関わっているわけでもないが、2人をひとつの物語として機能させる構成の上手さという意味では参照点になる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『のねのね劇場』はdアニメストアで視聴できます。映画公開前の限定配信という特性上、現在は同サービスが主要な視聴窓口です。Blood-Cシリーズのファンであれば、本編と合わせてぜひチェックしてみてください。

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よくある質問

Q. 『のねのね劇場』はどこで見られますか?
A. dアニメストアで視聴可能です。本編の『Blood-C』や映画版と合わせて配信されているケースが多いので、シリーズまとめて確認してみてください。
Q. 本編『Blood-C』を見ていなくても楽しめますか?
A. コメディ短編として単体でも楽しめる内容ですが、キャラクターへの愛着があるほど面白さが増します。本編を先に視聴しておくとより深く楽しめるでしょう。
Q. 何話構成ですか?上映時間はどのくらいですか?
A. 映画公開前の短編スペシャルおよびClamp Festival追加回で構成された短編シリーズです。1話あたりの尺は短く、気軽に視聴できる作品です。
Q. 限定版BDの特典映像との違いはありますか?
A. 本作はもともとWeb配信・イベント上映向けに制作されたもので、『The Last Dark』限定版BDにも収録されています。配信版と内容は同一です。

まとめ

『のねのね劇場』はdアニメストアで視聴できます。映画公開前の限定配信という特性上、現在は同サービスが主要な視聴窓口です。Blood-Cシリーズのファンであれば、本編と合わせてぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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