BLOOD THE LAST VAMPIRE

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2000BLOOD THE LAST VAMPIRE

BLOOD THE LAST VAMPIRE

★ 3.3 / 5.0ホラー超自然
放送年2000年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作Production I.G

テロプテリスは人間に化けて人間の血を吸う邪悪な獣である。幸いなことに、人間界にはこれらを破壊することに専念する集団がある。陰鬱で謎めいた少女・沙耶は最高のテロプテリス退治人であり、1960年代の日本で、テロプテリスが蔓延している可能性のあるアメリカ軍基地に派遣される。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

人間に化けて血を吸う邪悪な吸血生物が、ひそかに人間社会へと紛れ込んでいた。彼らを狩り滅ぼすことだけに使命とする、寡黙で謎めいた少女・沙耶。舞台は1960年代、戦争の影が色濃く残る日本のアメリカ軍基地。新たな任務を帯びた沙耶は、基地に潜む怪物の気配を追って単身その内部へと送り込まれる。日本刀を手に、人間に擬態した敵を冷徹に切り伏せていく彼女。やがて基地に巣食う脅威は想像以上に根深いものだと明らかになり、沙耶自身の出自にまつわる謎も静かに浮かび上がっていく。約50分に緊張感を凝縮した、ダークな吸血鬼ハンティング・アクションです。

みどころ・魅力

① 圧倒的な作画とスタイリッシュなアクション

制作は数々の名作を手がけたProduction I.G。緻密に描き込まれた背景と滑らかな動き、暗がりを切り裂く刀のアクションが融合し、短い上映時間ながら劇場作品ならではの密度を味わえます。光と影のコントラストを生かした映像表現も見どころです。

② 沙耶という孤高のヒロイン

感情を表に出さず、ただ任務を遂行する少女・沙耶。多くを語らないからこそにじむ哀愁と凄み、そして人間ではないかのような戦いぶりが強烈な存在感を放ちます。彼女の正体や背景が断片的に示されることで、観る者の想像をかき立てます。

③ 1960年代を舞台にしたダークな世界観

時代の緊張感を背景に、軍基地という閉ざされた空間で展開する怪異とのせめぎ合い。ホラーと超自然の要素が濃密に絡み合い、後に小説やテレビアニメへと広がる『BLOOD』シリーズの原点としても見逃せない一作です。

キャスト・声優一覧

小夜
小夜
メイン
›
工藤夕貴
警官
警官
サブ
›
千田光男
デヴィッド
デヴィッド
サブ
›
校長
校長
サブ
›
保健医
保健医
サブ
›
風俗嬢
風俗嬢
サブ
›
高山佳音里
ルイス
ルイス
サブ
›
シャロン
シャロン
サブ
›
風俗嬢
風俗嬢
サブ
›
大坂史子
ママ
ママ
サブ
›
小家山晃
取調官
取調官
サブ
›
教師
教師
サブ
›

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スタッフ

監督北久保弘之
キャラクターデザイン寺田克也
音楽池頼広
美術監督竹田悠介
音響監督百瀬慶一

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

名前だけは聞いたことがあった。Production I.Gの古い作品で、なんか吸血鬼もの、くらいの解像度。配信に転がっていたので、夜中に軽い気持ちで再生ボタンを押した。そうしたら48分で終わった。短い。最初は「これ短編だったのか」と拍子抜けして、二度目はその短さがわざとなんだと気づく。2000年の映像がこんなに黒くて湿っているとは思っていなかった。デジタルで描かれた夜の質感、雨に濡れた金網、蛍光灯の白さ。物語を追う前に、まず空気の冷たさに飲まれる。きっかけは暇つぶしだったのに、見終わったあとしばらく座ったまま動けなかった。

説明を放棄した48分が、基地の不穏だけを観客に押しつけてくる

この作品は、ふつうの意味での物語をほとんど語らない。沙耶が何者なのか、なぜ血を吸う獣を斬って回っているのか、彼女自身が人間なのかどうか——いちばん知りたいところを、最後まで教えてくれない。普通ならストレスになるはずのこの不親切さが、ここでは本体になっている。

舞台が1960年代、ベトナムへ兵を送り出していたアメリカ軍基地だというのが効いている。画面の外では本物の戦争が進んでいて、その巨大な暴力の影で、もっと得体の知れない暴力がこっそり混ざり込んでいる。基地の人間たちは何も知らないまま日常を送り、沙耶だけがその裏側を黙々と掃除している。情報を与えられない居心地の悪さは、何も知らされない基地の住人たちの不安と、そのまま重なる。

つまりこれは怪物退治のアクションの皮をかぶった、不穏そのものを体験させるための作品だと思っている。沙耶の無表情は説明の省略じゃなくて、彼女がもう人間の側の感情を持っていないことの表れに見える。獣を斬る少女自身が、いちばん人間から遠い。その冷たさを48分かけて浴びせられて、答え合わせは一切なし。物足りないと感じるか、この余白こそ贅沢だと感じるかで、評価がきれいに割れる作品だ。

特に刺さったシーン

終盤、夜の校舎で人間に化けていたものたちが正体を現していく一連の流れ。あそこの密度がすごい。蛍光灯のチカつき、割れる窓、暗がりからにじみ出てくる輪郭。沙耶が刀を抜いてからの動きに一切のためらいがなくて、戦っているというより駆除しているという言葉のほうが近い。思わず息を止めて見ていた。

あと声の芝居。沙耶のセリフが少なく、日本語と英語が混ざる現場のやり取りも淡々としていて、その温度のなさが逆に怖い。叫んでくれたほうがまだ安心できる。最後まで彼女は感情を上げない。獣を斬ったあとの、何も成し遂げていないみたいな横顔が、いちばん長く記憶に残った。

読んで見たくなったら——『BLOOD THE LAST VAMPIRE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 物語を全部説明されるより、余白と雰囲気で殴られたい人
  • 2000年前後のデジタル黎明期の、黒くて湿った映像の質感が好きな人
  • 短い尺で濃密な一夜を見せられることに価値を感じる人
  • 無感情なヒロインの冷たさにゾクッとできる人

合わない人

  • 設定や背景をきちんと回収してほしい、伏線で満たされたい人
  • キャラの関係性やドラマを腰を据えて味わいたい人
  • 48分という尺に「物足りない」が先に立ってしまう人
  • ホラー寄りの暗さと血の描写が苦手な人

次に見るなら

同じ時期の暗くて重い空気が好きなら人狼 JIN-ROH。説明を絞った演出と、救いのない湿度がこの作品と地続きで、見終わったあとに残るものの質が近い。

沙耶のその後をもっと腰を据えて見たいならBLOOD+。映画では語られなかった彼女の背景を、長い尺でじっくり描いてくれる。あの48分で物足りなかった人ほど効く。

吸血鬼ものの暗くて美しいビジュアルに浸りたいなら吸血鬼ハンターD。同じ2000年の作品で、血と夜と退治人という素材を、また違う耽美な方向に振り切っている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、dアニメストアとU-NEXTで視聴できます。どちらも定額制で楽しめるため、ご自身が利用しやすいサービスを選んで視聴するのがおすすめです。約50分の劇場作品なので、空いた時間にじっくり味わえます。

よくある質問

Q. 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』はどこで見られますか?
A. dアニメストアとU-NEXTで配信されています。いずれも定額制サービスで視聴できるため、加入中のサービスや使いやすさに合わせて選ぶとよいでしょう。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 人間に化ける吸血生物との戦いを描いた、ホラー/超自然系のアクション作品です。ダークで緊張感のある雰囲気が好きな方に向いています。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 約50分の中編劇場作品です。テンポよく物語が進むため、まとまった時間が取りにくいときでも一気に観やすいボリュームになっています。
Q. アニメを見たことがなくても楽しめますか?
A. 単体で完結する物語なので、予備知識がなくても楽しめます。本作をきっかけに、後に展開した『BLOOD』シリーズへ広げてみるのもおすすめです。

まとめ

『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、dアニメストアとU-NEXTで視聴できます。どちらも定額制で楽しめるため、ご自身が利用しやすいサービスを選んで視聴するのがおすすめです。約50分の劇場作品なので、空いた時間にじっくり味わえます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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