BLOOD+

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2005BLOOD+

BLOOD+

★ 3.8 / 5.0アクションドラマホラーミステリー超自然
放送年2005年
フォーマットTVアニメ
話数50話
原作オリジナル
制作Production I.G

音無さやは記憶喪失に苦しむ高校生。ある日、男から刀を受け取ったことで彼女の運命が明かされ始める。彼女は人類の脅威であるキロプテラン怪物との戦いに身を投じることになる。この怪物は不死身で、人間に変身して偽装できる貪欲な生物である。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

記憶を持たない高校生・音無さやは、穏やかな日常を送っていた。しかしある夜、謎めいた男・ハジから一振りの刀を手渡されたことで、彼女の隠された本性が目覚め始める。世界には「キロプテラン」と呼ばれる怪物が潜んでいた――不死身の肉体を持ち、人間に化けて社会に紛れ込む捕食者たちだ。さやは自らの血にその怪物を滅する力があることを知り、秘密組織「赤い盾」とともに、人類の存亡をかけた戦いへと身を投じていく。

みどころ・魅力

① 記憶喪失の少女が「自分の正体」を知っていく重厚なドラマ

さやは戦うたびに断片的な記憶を取り戻し、自分が何者であるかを少しずつ理解していく。その過程で家族・仲間・敵との関係が複雑に絡み合い、単純なアクション作品にとどまらない人間ドラマが展開する。記憶と自己認識をめぐる問いが作品全体を貫く骨太なテーマだ。

② 世界各地を股にかけるスケールの大きな舞台設定

沖縄を起点に、ベトナム・ロシア・フランス・ニューヨークなど世界各地へと舞台が移り変わる。各地の文化・紛争地帯・歴史的背景がストーリーに組み込まれており、50話以上にわたる長尺ならではの壮大なスケール感を体験できる。

③ 独特の存在感を放つキャラクターたちと圧巻のバトル描写

寡黙で献身的なハジ、さやと対を成す「翼手女王」デイヴァなど、個性豊かなキャラクターが物語に深みを加える。Production I.Gが手がけた流麗な剣戟シーンは2005年放映当時から高く評価されており、クライマックスに向けて激化する戦闘の緊張感は見応え十分だ。

キャスト・声優一覧

宮城カイ
宮城カイ
メイン
›
吉野裕行
ハジ
ハジ
メイン
›
小西克幸
音無小夜
音無小夜
メイン
›
喜多村英梨
モーゼス
モーゼス
サブ
›
直樹矢薙
グドリフ
グドリフ
サブ
›
遊佐浩二
金城香里
金城香里
サブ
›
門脇舞以
ルイス
ルイス
サブ
›
長嶝高士
コリンズ·アストン
コリンズ·アストン
サブ
›
梅津秀行
謝花真央
謝花真央
サブ
›
小清水亜美
ミン
ミン
サブ
›
門脇舞以
サブ
›
佐々木望
ダーズ
ダーズ
サブ
›
西前忠久

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スタッフ

監督藤咲淳一
シリーズ構成藤咲淳一
原案キャラデザ箸井地図
キャラクターデザイン石井明治
音響監督岩浪美和
OPジン「青空のナミダ」
OPウーバーワールド「SEASON’S CALL」
OP高橋瞳「Colors of the Heart」
OP寶井秀人「雷音」
ED聖世美 安芸「Kataritsugu koto」
ED中島美嘉「クライノーモア」
ED元ちとせ「This Love」
EDK「Brand New Map」

関連作品

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「BLOOD+」の名前だけは2005年からずっと知っていた。ただ50話というのが引っかかって、ずっと後回しにしていた。正直に言うと、1クールで綺麗にまとまる作品が増えた時代に、50話というボリュームはそれだけで腰が重い。

見始めたのは深夜で、1話を再生したらそのまま止まらなくなった。記憶を持たない少女が、見知らぬ男から刀を渡される——その導入の静けさが思ったより好みだった。派手なアクションより先に、音無小夜という人物の「空白」が画面に漂っていて、それが気になった。

2周目で気づいたのは、1話の時点でハジの立ち位置がすでに全部伏線になっていること。初見では「寡黙なイケメン保護者」くらいの印象だった小西克幸の演技が、2周すると全然違う重みで聞こえてくる。あの抑制の効いた声質が、ハジというキャラクターの「語らなさ」をそのまま体現していた。

記憶のない人間が、戦いながら「自分」を作り直していく話

BLOOD+は怪物退治のアクションアニメとして紹介されることが多い。実際そういう側面はあるし、キロプテランとの戦闘シーンも作品の中核だ。ただ50話を通して見ると、これは本質的に「記憶と自己同一性」の話だと思う。

音無小夜は最初、自分が何者か分からない。普通の高校生として家族に囲まれた生活があるが、それも借り物の日常で、本当の記憶はない。そこに刀と戦いが持ち込まれて、彼女は少しずつ「過去の自分」を知っていく——ただしその過去は、現在の自分が望んでいたものとは限らない。

面白いのは、記憶の回復が必ずしも救いにならないところだ。知れば知るほど、小夜は自分の存在の「重さ」を引き受けなければならなくなる。怪物と戦う理由も、ハジが傍にいる理由も、戦いが終わらない理由も、全部が記憶と結びついている。

喜多村英梨の演技がこの構造をよく支えていて、序盤の小夜と終盤の小夜とでは、声のトーンからしてかなり変わっている。無自覚な少女から、全てを引き受けた人間へ。そのグラデーションが50話かけて積み上がるから、ラストが重く刺さる。

宮城カイ(吉野裕行)という存在も、このテーマを補強している。小夜の義兄という立場から始まり、彼は「普通の人間として、超常的な戦いにどこまで関われるか」を体現するキャラクターだ。記憶も特別な力もない人間が、それでも傍にいようとする——その選択が、小夜の「自分を取り戻す」ことの意味に厚みを加えている。

50話は確かに長い。中盤に緩む箇所もある。それでも、この尺でないと成立しない種類の「重さ」が、この作品にはある。

特に刺さったシーン

序盤、ハジがチェロを弾くシーンがいくつかある。戦闘の直前や直後に、あの男が無言で弓を引く。小西克幸がセリフを極力抑えているからこそ、音楽シーンの静けさが異様に濃くなる。「この人は何十年も、何も言わずにこうしてきたんだな」という感覚が、映像と音楽だけで伝わってくる作り方が好みだった。

謝花真央(小清水亜美)が物語の中で揺れていく流れも印象的だった。序盤は小夜と対立する形で登場するが、彼女が抱えているものが見えてくると、単純な敵として見られなくなる。小清水亜美の声は攻撃的なトーンの中に疲労感を含んでいて、それが真央というキャラクターの「折れる直前の人間」らしさをうまく出していた。

終盤の決着に向かう流れで、小夜が覚悟を決める場面がある。大げさなセリフはない。ただ表情と間と、喜多村英梨の声のわずかな変化だけで全部伝わってきて、そこで初めてこの50話を見てよかったと思った。

読んで見たくなったら——『BLOOD+』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 長いアニメで積み上がる感情の重さが好きな人
  • アクションよりも人間関係の変化で泣きたい人
  • 記憶・自己同一性・家族の意味みたいなテーマが好きな人
  • 寡黙なキャラクターの「語らない重さ」に弱い人(ハジが刺さる)
  • 2000年代の劇伴・作画の雰囲気が好きな人

合わない人

  • 1クールで綺麗に完結してほしい人(50話は本気で長い)
  • 中盤の展開の緩みが許せない人
  • 派手なアクション・高速バトルを期待して見ると肩透かしになる可能性がある
  • 主人公が序盤ずっと受け身なのが苦手な人

次に見るなら

BLOOD+のような「選ばれた戦士が自分の存在の重さを引き受けていく」系が好きなら、Claymoreも合う。人と怪物の境界で戦う女性剣士の話で、孤独と覚悟の描き方が近い。こちらは26話とコンパクト。

記憶と自己同一性をテーマにしたアクションをもう一本見たいなら、Phantom ~Requiem for the Phantom~。記憶を失った少年が暗殺者として生きる話で、暗く重い空気感がBLOOD+に通じる。こちらも全26話で、伏線の組み方が丁寧。

2000年代の長尺ダークファンタジーをもう一本という人にはTrinity Blood。吸血鬼と人類の抗争という舞台設定が似ていて、重厚な世界観と声優陣の演技を楽しめる。未完部分はあるが、雰囲気重視で見るなら十分に楽しめる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『BLOOD+』はU-NEXTおよびHuluで視聴可能です。全50話を一気に追えるため、じっくりと世界観に没入したい方にも最適な配信環境が整っています。まずは無料体験期間を活用して、さやの壮大な旅の第一歩を踏み出してみてください。

よくある質問

Q. BLOOD+はどこで視聴できますか?
A. U-NEXTとHuluで配信中です。どちらも全50話を視聴できます。各サービスの無料トライアルを利用してお試しください。
Q. BLOOD+は何話ありますか?原作はありますか?
A. 全50話のTVアニメです。2005〜2006年に放映されました。Production I.Gが手がけたオリジナルアニメ作品で、映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』と世界観を共有しています。
Q. ホラー・グロ描写はどの程度ありますか?
A. 怪物との戦闘シーンで流血表現や暗い演出があります。深夜アニメ帯の作品であるため苦手な方は注意が必要ですが、ストーリー重視の構成なのでホラー一辺倒ではありません。
Q. BLOOD+を見る前に『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を見ておく必要はありますか?
A. 必須ではありません。BLOOD+は独立したストーリーとして完結しており、本作単体から視聴してもキャラクターや世界観を問題なく楽しめます。

まとめ

『BLOOD+』はU-NEXTおよびHuluで視聴可能です。全50話を一気に追えるため、じっくりと世界観に没入したい方にも最適な配信環境が整っています。まずは無料体験期間を活用して、さやの壮大な旅の第一歩を踏み出してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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