魔女と野獣

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2024魔女と野獣

魔女と野獣

★ 3.6 / 5.0アクション冒険ドラマファンタジー
放送年2024年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Yokohama Animation Lab

17人の「原初」の力は今も世界中の人々に受け継がれている。棺を担ぐ男と獣の目を持つ少女が町に現れた。少女は昔、魔女に呪われており、呪いを解くため彼女を探している。目の前に現れた魔女は本当に探している相手なのか。そして呪いはどうすれば解けるのか。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

太古の昔、17人の「原初」と呼ばれる存在たちの力は、現代においても世界中の人々に受け継がれている。ある日、棺を背負う無口な男・グイドと、獣のような瞳を持つ少女・アンジェリカが一つの町に現れる。アンジェリカはかつて魔女に呪いをかけられており、その呪いを解くために魔女を追い続けていた。眼前に現れた魔女は本当に探し求める相手なのか。そして呪いを解く方法とは何か——圧倒的な戦闘力と謎を抱えたふたりの旅が始まる。

みどころ・魅力

① 圧倒的な戦闘描写と緻密な魔法世界観

「原初」の力が生み出す多彩な魔法と、グイドの豪快な肉弾戦が織りなすアクションシーンは圧巻。魔法と呪いが複雑に絡み合う独自の世界観が、バトルに深みとスリルを与えている。設定の作り込みが秀逸で、見るたびに新たな発見がある。

② キャラクターの対比が生む濃密なドラマ

口数少なく力で押し切るグイドと、呪いを抱えながらも鋭く立ち回るアンジェリカ。この凸凹コンビの関係性が物語の核心であり、互いの過去や因縁が明かされるたびに感情移入が深まっていく。セリフのひとつひとつに重みがある。

③ 「呪い」と「魔女」を巡るミステリアスなストーリー展開

目の前の魔女が本当に探している相手なのかという謎が序盤から張られており、真相が明かされるにつれて世界観の全貌が浮かび上がる構成が巧み。先が読めない展開が続き、一話ごとに新たな問いを投げかけてくる。

キャスト・声優一覧

ギド
ギド
メイン
›
大地葉
アシャフ
アシャフ
メイン
›
森川智之
シュルク
シュルク
サブ
›
髙坂篤志
ファーマス
ファーマス
サブ
›
廣田行生
イオーネ
イオーネ
サブ
›
日笠陽子
ロラン
ロラン
サブ
›
寺島拓篤
処刑人
処刑人
サブ
›
山路和弘
ジェフ・エンカー
ジェフ・エンカー
サブ
›
郷田ほづみ
ローエル
ローエル
サブ
›
小林ゆう
ヨハン
ヨハン
サブ
›
逢坂良太
死霊魔術師
死霊魔術師
サブ
›
佐々木望
アンジェラ=アン・フュール
アンジェラ=アン・フュール
サブ
›
花澤香菜

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スタッフ

監督浜名孝行
シリーズ構成百瀬祐一郎
キャラクターデザイン飯島弘也
音楽田渕夏海、中村巴奈重
美術監督栫ヒロツグ
音響監督平光琢也
OPそこに鳴る「相聞詩」
ED南條愛乃「光のトリル」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

棺を担いで歩く男というビジュアルだけで「あ、これは見る」と判断した。厨二病と言われればそれまでだけど、ダークファンタジーの入口としてこれほど明快なキャラクター造形はそうそうない。原作コミックの存在は知っていたが、アニメ化を機に初見で飛び込んだ。

最初に見たとき、正直なところ「作画がいい」以外の感想がうまくまとまらなかった。世界観の情報量が多くて、1話で「17人の原初」の設定を頭に入れながら同時にキャラクターも覚えないといけない。それが2回目になると印象が変わる。前回気にしていた設定の説明が今度は背景として自然に流れていて、アシャフとギドの関係性の奇妙さとか、アンジェラの目の描写とか、細部に目がいくようになる。

森川智之がアシャフを演じていると知ってから見直したら、あのゆったりした話し方と底知れない感じが腑に落ちた。声のトーンだけで「この人、何か隠してる」と思わせる。

呪いは「被害」ではなく「アイデンティティ」になる——その境界線の話

この作品が描いているのは、呪いを「解く」物語というより、呪われた状態で生きてきた人間が何者なのかを問う物語だと思う。

アンジェラは獣の目を持ち、魔女を探して彷徨っている。呪いを解くという目的は明確だ。でも、作品を見ていると少しずつ違和感が生まれてくる。呪いが解けたとして、その先に何があるのか。獣の目を持った自分として生きてきた時間は消えない。呪いはもはや「被害」ではなく、彼女という存在の一部になってしまっているんじゃないか。

この構造は「17人の原初の力が世界中に受け継がれている」という設定と重なる。力を受け継いだ人間は、その力によって変容する。それが恩恵になる場合も、呪いになる場合も、どちらにせよ「変わってしまった」という事実は変わらない。魔女が悪役として単純化されず、呪いにも文脈があることが序盤から匂わされているのは、この作品がその問いに向き合っているからだと感じる。

花澤香菜がアンジェラの声を当てているのだけど、あのふわっとした声質で芯の強さを出す演技が、「傷ついているけど壊れていない」という絶妙なラインを保っている。花澤香菜の代表作は数え切れないほどあるが、こういう「弱さと強さが混在するキャラクター」はある種の得意領域だと思う。感情を爆発させないからこそ、逆に視聴者のほうが先にしんどくなる。

呪いを「解く」ではなく「抱えて生きる」か「解放して別の何者かになる」かという選択は、どんな作品でも使い古されたテーマだ。ただ、この作品はその問いを棚上げにせず、丁寧に世界観の中に埋め込んでいる。それが単なるダークファンタジーのアクション作品で終わっていない理由だと思う。

特に刺さったシーン

終盤の魔女との対峙シーン。ここで思わず一時停止した。

それまでずっと「魔女を探している」という目的で動いていたアンジェラが、目の前の相手を見たときの間。花澤香菜の声が一瞬だけ揺れる、あの微妙な変化が好きだ。声量が変わるわけでも、泣くわけでもない。ほんの少し呼吸が変わったような感触で、何年分かの感情が圧縮されているのが伝わってくる。

作画の話をすると、このシーンの光の使い方がよくて、魔女側の照明設計と、アンジェラ側のそれが意図的に対になっている。絵コンテレベルで「どちらが追い詰められているか」を光で語っている感じがあって、2回目に見てようやく気づいた。

日笠陽子のイオーネも、短い出番の中で存在感があった。日笠陽子は「声優と夜あそび」のMCとしての印象が強い人も多いかもしれないけど、こういうダークな世界観のキャラクターをやると地が見える。掛け合いのテンポが独特で、相手の声優の演技を引き出す型を持っている。

読んで見たくなったら——『魔女と野獣』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 設定の説明をある程度自分で咀嚼するのが苦にならない人
  • 「呪い」「魔女」「原初の力」といったダークファンタジーの文脈が好きな人
  • アクションよりキャラクターの内面と関係性を追いたい人
  • 森川智之・花澤香菜の演技を純粋に楽しみたい人
  • 1クールで綺麗に終わらなくていい、続きを想像する余白が好きな人

合わない人

  • 1話で世界観を全部説明してほしい人(情報量が多い)
  • スカッとする勧善懲悪が見たい人(善悪の境界がはっきりしない)
  • テンポよく展開が進む作品を期待している人(じっくり型)
  • 続きが気になったまま終わることにストレスを感じる人

次に見るなら

魔法使いの嫁が好きなら迷わずおすすめ。人間ではない存在と人間の関係性、ダークな世界観の中に美しさがある点が重なる。こちらは原作の長さもあって世界の奥行きがより深く、「魔女と野獣」で感じた「もっと見たい」という欲求を受け止めてくれる。

ダンジョン飯は一見テイストが違うように見えるが、「異形のものと共存する世界」「キャラクターの抱える過去と目的」という構造が近い。魔女と野獣がやや重めの気分で終わったときに、ちょうどいい解毒剤にもなる。

PandoraHearts(原作漫画)はアニメ化版が古いのでここでは漫画として挙げる。呪われた少年と謎の存在の関係性、「真実を知るほど話が複雑になる」構造が魔女と野獣と似たフラストレーションを与えてくれる。良い意味で。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『魔女と野獣』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴可能です。複数のサービスに対応しているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。各サービスの無料トライアルを利用すれば、まず1話から試してみることもできます。

よくある質問

Q. 『魔女と野獣』はどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。各サービスの料金プランや無料期間を確認のうえ、お好みのサービスからご視聴ください。
Q. 原作はありますか?
A. はい、土田透氏による同名漫画が原作です。ヤングマガジンサードで連載されており、独自の魔法世界観と濃密なキャラクター描写が人気を集めています。原作も合わせて楽しむことで世界観をより深く味わえます。
Q. アクション重視ですか?ストーリー重視ですか?
A. 両方の要素が高い水準で共存しています。派手なバトルシーンが魅力の一方、呪いと魔女を巡る謎解き的なストーリーも丁寧に描かれているため、どちらの要素を求める視聴者にも楽しめる作品です。
Q. 何話構成ですか?一気見しやすいですか?
A. 全13話構成です。各話に謎や引きが設けられており、続きが気になる展開が続くため一気見しやすい作品です。週1話ペースで楽しんでも、まとめて視聴しても十分に楽しめます。

まとめ

『魔女と野獣』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴可能です。複数のサービスに対応しているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。各サービスの無料トライアルを利用すれば、まず1話から試してみることもできます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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