贄姫と獣の王

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2023贄姫と獣の王

贄姫と獣の王

★ 3.9 / 5.0ドラマファンタジーラブコメ
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作J.C.STAFF

獣と悪魔の王は、自分の種族の人間への支配を示すため、定期的に女性の人間を生け贄として食べている。しかし99番目の生け贄として王都に連れてこられた人間の少女サリフィは、獣王の興味を引く。彼女は王や他の獣を恐れず、家族も家もないため、死を受け入れ、懇願も涙もしない。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

獣と悪魔を統べる獣の王は、人間への支配を示すため、定期的に人間の女性を生け贄として捧げさせていた。99番目の生け贄として王都に連れてこられた少女サリフィは、家族も帰る場所も持たない身。死を覚悟した彼女は、恐ろしい王や獣たちを前にしても一切ひるまず、命乞いも涙も見せなかった。その凛とした姿は、これまでの生け贄とはまるで異なるものとして獣の王の興味を強く引きつける。食べられるはずだった少女と、人を喰らう王。種族も立場も違う二人の出会いから、やがて少しずつ温かな絆が芽生えていく異種族ラブファンタジー。

みどころ・魅力

① 種族を超えて惹かれ合う”美女と野獣”ロマンス

獣の姿を持つ王と、人間の少女。決して交わらないはずの二人が、恐れず正面から向き合うサリフィと、彼女に戸惑いながら心を動かされる王という形で少しずつ距離を縮めていきます。立場も種族も超えて育まれる王道のラブストーリーが、丁寧な心理描写とともに描かれます。

② 死を恐れない強いヒロイン・サリフィ

失うものがないからこそ凛と前を向くサリフィ。卑屈になるでも媚びるでもなく、誰に対しても誠実でまっすぐな彼女の在り方が、頑なだった王や周囲の獣たちの心を少しずつ解きほぐしていきます。受け身でないヒロイン像が、物語にしっかりとした芯を通しています。

③ 幻想的な獣人の世界と美しいビジュアル

獣や悪魔が暮らす王都の荘厳な世界観、そして個性豊かな獣人たちのデザインは見応え十分。原作の繊細な絵柄を引き継いだ作画と、ファンタジックな美術が、二人が紡ぐ物語をより一層華やかに彩り、独特の世界へと引き込みます。

キャスト・声優一覧

サリフィ・クライノエル
サリフィ・クライノエル
メイン
花澤香菜
レオンハート
レオンハート
メイン
日野聡
キュク
キュク
サブ
貫井柚佳
ロプス
ロプス
サブ
藤原夏海
アヌビス
アヌビス
サブ
寺島拓篤
アミト
アミト
サブ
潘めぐみ
ヨルムンガンド
ヨルムンガンド
サブ
小林親弘
ベンヌ
ベンヌ
サブ
吉野裕行
ラントベルト
ラントベルト
サブ
畠中祐
フェンリル
フェンリル
サブ
中村悠一
グレイプニル
グレイプニル
サブ
水中雅章
トッド料理長
トッド料理長
サブ
廣田行生

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スタッフ

監督今千秋
シリーズ構成水上清資
キャラクターデザイン長谷川眞也
音楽山本康太
美術監督飯田葉月
音響監督明田川仁
OP「朔の贄」
OP陽菜乃「LOVE INFINITY」
EDガルニデリア「ONLY」
EDカタギリ「call your name」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は「異種婚姻もの」という字面だけで身構えていた。獣の王が人間の娘を生け贄として食う、という設定を聞いた時点で、どうせ力で組み伏せて最後はなんとなく絆される話だろうと高をくくっていた。ところが見始めると、99番目の生け贄として差し出された娘が、泣きも縋りもしない。その一点だけで、こちらの予想は開始数分で外れる。2回目に見て気づいたのは、サリフィの「恐れなさ」が強がりではないことだった。失うものがない人間特有の、あの静けさ。怖いもの見たさで再生したはずが、気づくと真顔で続きを追っていた。

愛されることより、対等でいることを選んだ少女の話

この作品は単なる「美女と野獣」の焼き直しではなく、力の差が絶対的にある相手と、どうやって対等な距離を作るかという話だと思っている。サリフィには家も家族もない。守るものがないから、命乞いをする理由もない。普通ならそれは弱さとして描かれるところを、この物語は彼女の妙な強さとして転がしていく。媚びない、怯えない、かといって反抗するわけでもない。ただ淡々と、自分の死を受け入れている人間を前に、獣の王レオンハートのほうが調子を狂わされていく。

面白いのは、王の側もまた「恐れられること」でしか人間と関係を結べなかった存在だという点だ。支配のために生け贄を食う——その関係性の中には、対等という選択肢が最初から存在しない。そこへ、自分を恐れない人間が現れる。彼が戸惑い、興味を持ち、やがて手放したくなくなっていく過程は、恋愛というより「対等な他者をはじめて手に入れた者の動揺」に近い。花澤香菜はサリフィの感情の薄さを、無感情ではなく「凪いだ水面」として演じ分けていて、ここが崩れていたら作品全体が成立しなかったと思う。日野聡のレオンハートも、威厳と幼さが同居していて、王であることと一人の生き物であることの揺れを声だけで成立させている。

特に刺さったシーン

序盤、サリフィが王を前にしても表情を変えないやり取りの場面。ここで彼女が放つ言葉の温度の低さが、強がりではなく本心だと伝わってくる瞬間があって、思わず巻き戻した。怒鳴るでも泣くでもない、ただ受け入れている人間の声を、花澤香菜が淡々と置いていく。あの抑え方は相当に難しいはずで、感情を込めすぎたら同情を誘う芝居になってしまう。それを彼女はしない。脇を固める獣たちも良くて、中村悠一のフェンリルの皮肉混じりの距離感、吉野裕行のベンヌの軽さ、寺島拓篤のアヌビスの不穏さ——それぞれが王とサリフィの関係に違う角度から光を当てている。終盤、王が彼女に対して見せる「恐れさせたくない」という葛藤の展開で、ようやく序盤の静けさが効いてくる構造になっていて、2回目はそこで効いた。

読んで見たくなったら——『贄姫と獣の王』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 人外×人間の、力の差をどう埋めるかという関係性が好きな人
  • 媚びないヒロイン、感情を抑えた芝居の機微を味わいたい人
  • 恋愛の「落ちる瞬間」より、距離が縮まる過程をじっくり見たい人

合わない人

  • テンポの速い展開や派手なバトルを期待している人
  • ヒロインの感情がもっと分かりやすく揺れてほしい人
  • 異種婚姻という設定そのものに生理的な抵抗がある人

次に見るなら

魔法使いの嫁——人ならざる者に引き取られた、居場所のない少女の話。サリフィの「失うものがない静けさ」に惹かれたなら、こちらの空気も合うはず。

赤髪の白雪姫——身分差のある相手に媚びず、対等でいようとする少女が芯にいる。恋愛の進み方の落ち着いた温度感が近い。

狼と香辛料——人ならざる存在と人間が、対等な掛け合いの中で距離を詰めていく。関係性の機微を会話で見せるタイプが好きな人に。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「贄姫と獣の王」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで配信されています。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスでそろって視聴できるため、普段お使いのサービスからそのまま手軽に楽しめます。見放題の対象として配信されているので、まとめて一気見したい方にもおすすめです。

よくある質問

Q. 「贄姫と獣の王」はどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluの5つのサービスで配信されています。いずれもアニメに対応した主要な動画配信サービスなので、お好みのサービスから視聴できます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 獣の王と人間の少女が織りなす、ドラマ・ファンタジー要素を含む異種族ラブストーリーです。”美女と野獣”のような関係性や、立場を超えて惹かれ合う物語が好きな方に向いています。
Q. アニメは何年に放送されましたか?
A. 2023年に放送されたTVアニメです。放送終了後も各動画配信サービスで視聴できるため、見逃した方も今から楽しむことができます。
Q. どんな人におすすめですか?
A. ファンタジー世界を舞台にした切なくも温かいラブストーリーが好きな方におすすめです。芯のあるヒロインと、不器用に心を通わせていく王の関係性を、じっくり味わいたい方にぴったりの作品です。

まとめ

「贄姫と獣の王」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで配信されています。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスでそろって視聴できるため、普段お使いのサービスからそのまま手軽に楽しめます。見放題の対象として配信されているので、まとめて一気見したい方にもおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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