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鬼灯の冷徹 2 OVA
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | PINE JAM |
鬼灯の冷徹の漫画29~31巻の限定版に付属している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
地獄の大王・閻魔大王の第一補佐官として地獄の運営を取り仕切る鬼灯が活躍する、江口夏実の人気漫画『鬼灯の冷徹』のOVA第2弾。本作は同漫画の第29〜31巻の初回限定版にそれぞれ付属する形で制作・配布された。地獄を舞台にした独自の世界観のなかで、個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるコメディが描かれる。日本の伝承や民話、地獄の仕組みをユーモラスに解釈した世界を、アニメならではの表現で楽しめる内容となっている。
みどころ・魅力
① 地獄の日常をブラックユーモアで描く唯一無二の作風
恐ろしいはずの地獄を舞台に、鬼灯を中心とした個性豊かなキャラクターたちがドタバタを繰り広げる。日本の古典的な地獄観や妖怪・伝承を丁寧に取り込みながら、現代的なツッコミと絶妙なテンポで笑いに変える作風は本作ならでは。ブラックユーモアが好きな視聴者には特に刺さる一作。
② 漫画のファンが喜ぶ限定映像体験
本OVAは漫画29〜31巻の限定版付属という特性上、原作ファンに向けて丁寧に作られた映像作品。テレビシリーズでは描かれなかったエピソードや、漫画のコマの雰囲気を忠実に再現した演出が随所に盛り込まれており、原作を読んでいる人ほど発見と楽しみが増す構成になっている。
③ 豪華声優陣が彩る個性的なキャラクター
主人公・鬼灯を演じる安元洋貴をはじめ、テレビシリーズから続く実力派キャストがそのまま続投。それぞれのキャラクターに染みついた掛け合いと間のよさはOVAでも健在で、コメディのテンポを支える声の演技は特に見どころのひとつ。視聴後にキャラクターへの愛着がさらに深まる仕上がり。
キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 米田和弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 後藤みどり |
| キャラクターデザイン | お祭似郎 |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 春日礼児 |
| 音響監督 | はたしょうじ |
| ED | 地獄の沙汰オールスターズ「地獄の沙汰も君次第」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期は全話追っていて、2期も一応通しで見ていた。だからこのOVAの存在は知っていたけど、「漫画の限定版特典」と聞いた時点で少し腰が引けた。そういう形式のやつは本編を補完するというより、ファンへのサービス盤として設計されていることが多い。良い悪いではなくて、見る前からモードを合わせておかないと拍子抜けする。
実際に見てみると、そのモード設定は正解だった。本編の世界観を前提に、鬼灯たちのいつもの空気でさらっと畳み掛けてくる。「これ知ってないと笑えないよね」という話が随所に出てくるし、それが心地よかった。2回目に見たとき、1回目では聞き流していた台詞の細かいやり取りが気になり始めて、そこで「ああ、ちゃんとコアファン向けに作ってあるな」と改めて思った。
地獄の「業務」を笑いに変えることで、この作品は労働の哀愁を描いている
鬼灯の冷徹という作品のずっと底にあるのは、「どんな場所でも、有能な人間は有能に働かなければならない」という、ちょっと笑えない命題だと思っている。地獄という舞台、鬼という属性、それらはすべて「普通の職場でやったら怒られること」を合法化するためのギミックだ。閻魔大王は上司、白澤は隣の部署の要領いいやつ、そして鬼灯は誰がどう見てもデキる中間管理職——という構図が、TVシリーズを通して積み上げられてきた。
このOVAはその積み上げの上に乗っかっていて、そこが面白い。本編でしっかりキャラクターの立ち位置が確立されているから、短い尺でも「あ、またこのパターンね」という安心感で笑える。唐瓜と芥子の掛け合いなんかは、TVシリーズを通して視聴者が育てた愛着がないと半分くらいしか機能しない。
遊佐浩二の白澤が出てくるシーンは、TVシリーズから一貫して「飄々としているように見えてちゃんと計算している」という演技で統一されていて、このOVAでもその設計は崩れていない。遊佐さんのああいう「どこか遠くにいるような」声質が、白澤というキャラクターの不思議な存在感を支えているんだよなと、見るたびに思う。
OVAとしては「本編の延長戦」以上でも以下でもない。でも延長戦として作ってある以上、その出来は正直に本編への愛着に比例する。1期だけ見た人が飛び込むと「なんか賑やかなコメディだな」で終わってしまうかもしれない。シリーズを追い続けたからこそ笑えるネタが詰め込まれているという意味では、ファンへの手紙みたいなものだ。
特に刺さったシーン
安元洋貴の鬼灯が、淡々とした口調で理不尽な状況をさばくシーンが何度か出てくる。あの「別に怒ってはいないが、感情の底に冷たい何かがある」声のトーンは、何回聞いても安元さんにしか出せないと思う。怒声ではなく、静かな圧。そういう演技の細かさが、このOVAの尺でも惜しみなく出ていた。
種﨑敦美の芥子は、TVシリーズでも「元気な後輩キャラ」として安定していたけど、このOVAで柿原徹也の唐瓜との掛け合いを改めて聞いたとき、二人のテンポ感のよさに気づいた。2回目に見たとき意識して聞いていたら、台詞の間がちゃんと計算されていて、「声優の仕事ってこういうことだよな」と一人で納得していた。
喜多村英梨のお香は、出番が限られていても存在感があった。あの役は「愛嬌と芯の強さが同居している」というキャラクター設計で、喜多村さんの声はそのバランスを自然に出している。ふとした台詞の抑揚が、キャラクターの感情の機微を無理なく乗せていて、聞いていて気持ちいい。
読んで見たくなったら——『鬼灯の冷徹 2 OVA』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 鬼灯の冷徹のTVシリーズを1期・2期ともに追いかけてきたファン
- キャラクターの掛け合いやボケ・ツッコミのテンポを純粋に楽しめる人
- 安元洋貴・遊佐浩二・種﨑敦美など、出演声優のファン
- 「地獄・妖怪・民俗学」周りの雑学ネタが好きな人
- 短い尺でサクッと見られるOVAが好きな人(がっつり腰を据えて見るものではない)
合わない人
- TVシリーズを見ていない・途中で離脱した人(前提知識なしだと笑えないネタが多い)
- ストーリーの起承転結や感情の盛り上がりを求めている人
- コメディよりシリアスな展開が好きな人
- 「ついに見てみようかな」という新規の人(OVAより先に1期TVシリーズから入るべき)
次に見るなら
地獄・コメディの組み合わせで笑いたいなら地獄少女は方向性が違う(こちらはホラー寄り)ので、むしろ魔入りました!入間くんをすすめたい。魔界という舞台のコミカルな描写と、ポジティブなキャラクター群の絡み方が近い。世界観のルール設計で笑わせる構造も似ている。
「有能キャラが淡々と仕事をこなすコメディ」という軸で選ぶなら働く魔王さま!が近い。異世界の強者が現実社会でサラリーマン的に働くというシチュエーションで、鬼灯の冷徹の「地獄でも業務は業務」という空気に通じるものがある。
声優の演技をじっくり聞きたい、かつコメディが好きという方向ではおそ松さんも候補に入る。豪華キャストが個性的なキャラクターに徹している構造と、短いエピソードを積み重ねるフォーマットは鬼灯の冷徹OVAと視聴感覚が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『鬼灯の冷徹 2 OVA』は、U-NEXT・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクリプションで利用でき、各サービスの無料トライアル期間を活用すれば、実質無料で視聴することも可能です。気になるサービスをお使いの方は、すぐに本作を楽しめる環境が整っています。
