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魔入りました!入間くん
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 23話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Bandai Namco Pictures |
無責任な両親に売られた鈴木入間は、悪魔に拾われ孫として育てられることになった。その悪魔が校長を務める魔界の学校に転入させられた入間は、本当は人間であることを隠しながら、魔界での学園生活を送ることになる。臆病な少年が、正体がばれないよう奮闘しながら、魔界の学園で次々と起こる事件に巻き込まれていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
無責任な両親によって悪魔・サリバンに売られてしまった少年・鈴木入間。サリバンに孫として溺愛された入間は、彼が校長を務める魔界の名門校「バビルス」に転入することになる。人間が魔界に迷い込めば命はない——そんな世界で、入間は人間であることを必死に隠しながら、個性豊かすぎる悪魔たちと賑やかな学園生活を送っていく。臆病だけど優しい少年が、魔界でたくましく成長していく姿を描いたハートフルコメディ。みどころ・魅力
① 「最弱人間」がなぜか無双してしまうギャップの爽快感
魔力ゼロの人間・入間が、持ち前の機転と「断れない」優しさによって、気づけば周囲の悪魔たちを圧倒してしまう展開が見どころ。意図せず最強ムーブをかます入間と、それに翻弄される悪魔たちのズレが生む笑いは何度見ても飽きない。② 個性爆発のキャラクターたちが全員愛おしい
体育会系ヤンキー気質のアリスや、クール系ツンデレのクララなど、濃すぎるキャラが次々登場。祖父バカのサリバン校長や担任のカルエゴ先生など大人キャラも立っており、全員に見せ場がある群像劇としての完成度が高い。③ 王道ながら丁寧に積み上げられる成長ストーリー
臆病で自己肯定感の低かった入間が、仲間と経験を重ねながら少しずつ自信をつけていく姿に自然と感情移入できる。ギャグの裏側にしっかりした感情の芯があるため、笑いながら気づけば熱くなれる作品。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 森脇真琴 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 筆安一幸 |
| キャラクターデザイン | 佐野聡彦 |
| 音楽 | 本間昭光 |
| 美術監督 | 吉田ひとみ |
| 音響監督 | 郷田ほづみ |
| OP | ダ・パンプ「Magical Babyrinth」 |
| ED | 芹澤優「デビきゅー」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「悪魔に売られた人間の少年が魔界の学校に通う」というあらすじを読んだとき、正直そこまで期待していなかった。どうせ主人公が無双して、女の子にモテて、という感じだろうと思って流し見するつもりで1話をつけたら、気づいたら3話まで見ていた。
最初に引っかかったのは入間のキャラクター造形だ。臆病で、争いを避けて、とにかく目立ちたくない。そういう主人公は往々にして「実は最強でした」という展開に使い捨てられるのだが、入間の場合はその「目立ちたくない」という性格そのものがストーリーの推進力になっている。隠そうとするたびに目立ってしまう、というループの快感が思ったより精巧だった。2回目に見たとき気づいたのは、序盤のギャグとして笑っていたシーンが、後半の伏線として機能していたこと。あれは確かに作り込んでいる。
「臆病者」が最強になる話ではなく、「臆病者」のまま居場所を作る話
この作品を「ざまあ系」や「チート転生」の亜種として見ると本質を外す。入間は強くなっていくのだが、その強さの獲得経路が独特だ。努力して強くなるのでも、才能が覚醒するのでもなく、「周囲に本気で心配された結果、周囲が勝手に動いてくれる」という形で事態が収拾していくことが多い。
これを都合のいい展開と見ることもできるが、もう少し丁寧に読むと、入間が一貫して「人から好かれる行動を選んでいる」ことがわかる。臆病だから争いを避ける、臆病だから相手を傷つけたくない、臆病だから嘘をつき続ける——その全部が、結果として「誰にでも優しい奴」という評判になって返ってくる。悪意がないから悪魔の世界でも受け入れられる、という構造は、なかなか意地が悪い設計だと思う。
魔界という舞台設定も効いている。悪魔の学校を舞台にしておきながら、描かれているのは普通の学園ドラマだ。序列争い、文化祭、部活、友人関係。その「普通さ」が意図的で、魔界というフィクションの皮を被った、所属と承認の話として読める。入間が人間であることを隠しているという設定は、「自分が場違いな場所にいる」という感覚のメタファーでもある。そう考えると、入間が魔界に馴染んでいく過程が、単なるコメディの進行以上の意味を持って見えてくる。
「安心して見られる」というのは批判に聞こえるかもしれないが、そうじゃない。不快感を排除しながら、それでも物語としての緊張感を維持するのは技術がいる。この作品はその調整がうまい。悪意のあるキャラクターが出てきても、最終的に誰も本当に傷つかない着地を丁寧に準備している。それは計算された「安心」だ。
特に刺さったシーン
カルエゴ先生(小野大輔)が入間に対して初めて本気で叱責するシーンが好きだ。小野大輔の声の使い方が、威圧と、その奥にある期待を同時に乗せていて、単純な「厳しい先生」ではなく「この生徒に本気になってしまっている」感情がにじんでいる。2回目に見て初めて、序盤からずっとそういう芝居をしていたことに気づいた。
アメリ(早見沙織)の、入間に対するツンデレの振り切れ方も見どころで、早見沙織がこういうコメディ的な大仰さをやると妙に上品に聞こえるのが面白い。怒鳴っているのに品がある、というのは声の質からくるもので、それがアメリというキャラクターの「悪魔の名家の令嬢なのにロマンチスト」という二面性にはまっている。
入間の「なにもしていないのに状況が最高の方向に転がる」ギャグの積み重ねが頂点に達するあたりのシーンは、村瀬歩の「困惑しながら流れに乗っていく」演技が全部持っていく。あの、戸惑いと諦めと少しの嬉しさが混ざった声の作り方は、入間というキャラクターにしか使えない固有のチューニングだと思う。
読んで見たくなったら——『魔入りました!入間くん』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 週に1話、何も考えずに見たい人。エネルギーをまったく使わない。
- 主人公が苦しむ展開が苦手で、でも成長を見たい人。入間は傷つかずに成長する。
- キャラクターの関係性の変化をじっくり見るのが好きな人。序盤と中盤以降でクラスの雰囲気が変わっていく経緯が丁寧。
- 東山奈央や柿原徹也の、コメディ芝居での振り切れた演技が好きな人。ケロリとジャズは使い方がいい。
合わない人
- 伏線回収や謎解きを楽しみにする人。この作品の設計はそこじゃない。
- シリアスな展開や、代償のある成長を求める人。入間はほぼ無敵に近い。
- テンポが遅いと感じる人。序盤は特に1話あたりの「事件」の密度が低め。
次に見るなら
主人公が「隠しごとを抱えながら学園生活を乗り切る」という構造が好きなら、この素晴らしい世界に祝福を!は近い感触で楽しめる。こちらはもう少しキャラクターの毒が強めで、入間くんより笑いの棘があるが、「なぜかうまくいく主人公」という快感は共通している。
魔界・悪魔という世界観で、もう少し物語に厚みを求めるなら青の祓魔師が選択肢に入る。こちらは入間くんより格段にシリアスな場面が多いが、「人間でありながら異界に属する主人公」というテーマは重なる部分がある。
「安心して見られる学園コメディ」という軸で選ぶならようこそ実力至上主義の教室への真逆として、ハイキュー!!を勧めたい。競争も挫折もあるが後味が悪くならない設計で、週1話の楽しみとして長く付き合える。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「魔入りました!入間くん」は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Hulu・Disney+と主要配信サービスほぼ全てで視聴可能です。サブスク加入者であれば追加料金なしで楽しめるケースが多く、配信環境は非常に整っています。シーズン3まで配信されているサービスも多いので、一気見にも最適です。




