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BNA ビー・エヌ・エー
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TRIGGER |
21世紀、長く隠されていた獣人の存在が明かされた。普通の人間として生きていた美知留は、ある日突然タヌキ人間に変身してしまう。彼女は逃げ出し、10年前に獣人が自分らしく生きるために設立された特別な街「アニマシティ」に身を寄せる。そこで彼女はオオカミ人間・士郎と出会う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
21世紀、長らく隠されていた獣人たちの存在が世界に明かされた時代。ごく普通の女子高生として生きていた雪村美知留は、ある日突然タヌキの獣人に変身してしまう。行き場を失った彼女が逃げ込んだのは、10年前に獣人たちが自分らしく生きるために築いた特別自治区「アニマシティ」。人間社会の常識が通じないその街で、美知留はオオカミ人間の青年・大神士郎と出会い、自らの変身の謎を追いながら、人間と獣人が抱える複雑な対立の渦中へと巻き込まれていく。みどころ・魅力
① 独創的な世界観と躍動感あふれるアクション
スタジオトリガーが手がける本作は、獣人たちが暮らす都市「アニマシティ」を舞台に、生き物の身体能力を活かした迫力あるアクションシーンが連続する。動物ごとに異なる変身形態と能力が戦闘に個性を与え、流麗なアニメーションとともに視覚的な興奮を提供する。② 人間と獣人の対立が問いかける「差別と共存」のテーマ
外見や出自による偏見・差別という普遍的なテーマを、ファンタジー世界に落とし込んでいる。美知留が「人間でも獣人でもある」境界的な存在として物語を進めることで、どちらの側にも感情移入できる構造になっており、社会的なメッセージ性と娯楽性を高いレベルで両立している。③ 謎が謎を呼ぶ伏線と急展開のストーリー構成
美知留の突然の変身の原因、獣人の起源、アニマシティの設立に隠された真実――序盤から張り巡らされた伏線が中盤以降に一気に回収されるテンポの良さが特徴。全12話という短い尺の中に、驚きの展開と感情的なクライマックスが凝縮されている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 吉成曜 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中島かずき |
| キャラクターデザイン | 芳垣祐介 |
| 音楽 | マバヌア |
| 美術監督 | 野村正信 |
| OP | 諸星すみれ「Ready to」 |
| ED | エイミー「NIGHT RUNNING」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「トリガーの新作」という情報だけ頭に入れて、1年半ほど積んでいた。2020年にNetflixで配信が始まったとき、周りのオタクたちが「見て」と言っているのを横目に、別の積みアニメを消化しているうちに季節が変わっていた。ようやく重い腰を上げて再生したら、第1話の5分で「あ、これ全部見るやつだ」と分かった。
突然タヌキ人間になった女の子が、獣人専用の都市に逃げ込む——書くと荒唐無稽だが、荒唐無稽を丁寧にやるのがトリガーなので、設定の粗さより「次の5秒に何が起きるか」に意識が持っていかれ続ける。2周目では、1話の美知留の行動のひとつひとつに、後半の展開への仕込みが埋まっていることに気づいて、少し悔しい気持ちになった。こういう作品はたいてい2回目の方が楽しい。
「どこにも本当に属せない」という感覚を、差別の告発にせずに描いた作品
BNAを「差別・偏見をテーマにしたアニメ」と紹介するのは間違いではないが、正確でもない。この作品が一番執拗に描いているのは「制度の外側に落ちた存在」の話であって、被差別側の怒りでも、差別する側への告発でもないから。
主人公の影森みちるは元人間だ。ある日突然獣人に変身してしまい、人間社会からも、獣人のコミュニティからも「本当の意味での仲間」とは見なされない立場に置かれる。「どちらか」に属することで安心できる者と、「どちらでもない」ことを生き続けなければならない者の断絶——これが刺さる人には刺さる構造だと思う。
アニマシティという街は、獣人が「自分らしく生きるために」作られた場所として設定されているが、実際に描かれるのはそんな理想とはほど遠い現実だ。権力者がいて、搾取する構造があって、内側にいる者と外側にいる者の線引きがある。みちるが最初に抱いていたアニマシティへの幻想が、話が進むにつれて少しずつ剥がれていく過程は、ある種の「世界に失望する」物語の典型的な構造でもある。
そこで効いてくるのが、士郎(細谷佳正)という存在だ。アニマシティの秩序を守る側として登場するが、自分自身も「完全な獣人」ではない来歴を持っている。規則を守ることと、制度の外側にいる者を助けることの間で揺れるキャラクターとして、単なる「強い先輩キャラ」に収まらない複雑さがある。細谷佳正の声はこういう場面で本当に仕事をする——表情を見せない男が内側で何かを押し殺しているとき、抑制した演技の中にかすかに漏れるものがある。
「Brand New Animal」というタイトルが意味するのは、既存のどちらの側にも完全には属さない、新しい何かを作るということだと思う。その「新しい何か」が何なのかは、最後まで見てもすっきりとは提示されない。でもそれが誠実だとも感じる。帰る場所のない者が帰る場所を作る話は、たいていそういう終わり方をするべきだ。
特に刺さったシーン
終盤に差し掛かったあたりで、みちるが士郎に「あなたは最初から全部知っていた」という趣旨のことをぶつける場面がある。
諸星すみれの演技がここで一段変わる。序盤のみちるは基本的に「元気な主人公」として動いているのだが、このシーンでは積み上げてきた感情が一気に出てきて、それが怒りなのか悲しみなのか自分でもよく分かっていない、という質感がある。「あなたは全部知っていたのに」という言葉は、ただの非難じゃなくて、「信じていたのに」という感情が後ろについている。そのニュアンスを声だけで出せる声優の数は、正直そんなに多くない。
長縄まりあが演じる日渡なずなは、後半に入ってから急速に存在感を増すキャラクターで、「この人もそういう立場なのか」と気づいた瞬間の衝撃が、2周目ではまったく別の見え方をする。最初は「なんか不思議なキャラだな」で通り過ぎたシーンが、2回目では全部意味を持って見える仕込み方をしている。これが分かると1話から見直したくなる。
読んで見たくなったら——『BNA ビー・エヌ・エー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さると思う人
- 「どこにも属せない感覚」に心当たりがある人
- Trigger作品のスピード感と画面の過剰さが好きな人
- 声優目当てで見始めて、気づいたら物語に引き込まれているタイプの人
- 設定と世界観に先に食いつく人(アクションはその後でいいという人)
合わないかもしれない人
- 伏線回収とロジックの整合性を重視する人——やや雑なところがある
- 差別テーマを正面から告発する作品を期待している人——そういう方向の話ではない
- 全12話でも長いと感じる人——ペース配分が均一ではなく、中盤に踊り場がある
次に見るなら
BEASTARS——動物が社会を構成する世界で「食う/食われる」という根本的な矛盾を描いた作品。BNAと同じく「属せない者の物語」だが、こちらは重心が低く、主人公レゴシの内省がほとんどの画面を占める。同じ動物モチーフでも手触りはまったく別物。
プロメア——同じトリガー作品。BNAより設定の展開は薄く、そのぶんスピードとケレン味に全振りしている。「トリガーのエネルギーそのもの」が目当てなら、順番としてこちらを先でもいい。
キルラキル——トリガーの原点に近い作品として。「制服=権力」という構造の中で、異物が既存の秩序をひっくり返す話。BNAが好きで「もっと過剰なやつを」となったらここ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『BNA ビー・エヌ・エー』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの5サービスで視聴可能です。主要な定額制動画サービスで幅広く配信されているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。Netflixでは全世界向けに配信されており、日本語字幕・吹替を含む多言語対応も充実しています。
