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ぼくたちのリメイク
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | feel. |
28歳の橋場京也は、怪しいゲーム開発会社を退職し、人生の底に達した。創造産業への憧れから安定した職を辞めたが、やる気のある彼でさえ苦労している。親元に戻り失業中の彼は、大学時代やり直せたらどうなっていたかと考えずにいられない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
夢を追って安定した職を捨てたものの、28歳にして行き詰まった橋場京也。怪しいゲーム会社を退職し実家に戻った彼は、「あの頃に戻れたら」と大学時代への後悔を募らせる。そんな彼がある朝目を覚ますと、なぜか10年前――専門大学に入学したばかりの18歳に戻っていた。クリエイターたちとともに青春をやり直す、一度きりのリメイクが始まる。みどころ・魅力
① 「やり直し」ではなく「選び直し」の痛み
タイムリープもので珍しいのは、主人公が未来知識で無双するのではなく、10年間の後悔と選択の重さをそのまま持ち込む点。クリエイターとして何者にもなれなかった過去が、仲間たちとの関係にじわじわと影を落とす切なさが見どころ。② 個性豊かなクリエイター仲間たちとの青春群像
同じシェアハウスで暮らすゲーム・音楽・映像志望の学生たちとの共同生活が物語の軸。それぞれの才能と挫折がリアルに描かれ、夢を追う人間のもろさと眩しさが同居する青春群像劇として楽しめる。③ ラブコメとしての三角関係と感情の揺れ
ヒロインたちへの感情が「過去を知っているからこそ」複雑に絡み合う恋愛描写が魅力。懐かしさ・罪悪感・純粋な好意が混在する主人公の心情は、視聴者を引き込むドラマ性として機能している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小林智樹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 木緒なち |
| 原作 | 木緒なち |
| 原案キャラデザ | えれっと |
| キャラクターデザイン | 川村幸祐 |
| 美術監督 | 中村典史 |
| 音響監督 | 納谷僚介 |
| OP | Poppin’Party「ここから先は歌にならない」 |
| ED | アルゴナビス「可能性」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「やり直し系」という言葉を聞いたとき、正直なところ反射的に身構えた。チートスキルを得た主人公が無双する話か、と。ところがぼくたちのリメイクは、そっちじゃなかった。主人公・橋場京也が10年前の学生時代に戻るのに、最初から「今度こそうまくやろう」という顔をしていない。28歳の失業者として人生の底を這っているところから話が始まるので、タイムスリップしても気持ちがジリジリしている。
2回目を見て気づいたのは、序盤の「過去に戻った直後」の描写が妙に地に足ついていることだ。学生寮に荷物を運び込む、授業についていく、同期と距離感を測る——ドラマ的な大事件より先に、そういう小さな動作を丁寧に積んでいる。ここで見続けると決めた。クリエイター志望者たちと共同生活しながら何かを作っていく話、という構造は後からついてくる。
「やり直せても、才能という問いだけは消えない」という話
この作品を単なるタイムリープ・ラブコメとして見ると、少し拍子抜けするかもしれない。ヒロインが複数いてそれぞれと距離が縮まっていく展開は確かにあるし、青春の甘さもある。でも核心にあるのはそこじゃないと思っている。
橋場京也という人物の設定が意地悪で、彼は「やる気がある」のに結果が出なかった側の人間だ。クリエイターに憧れて安定した職を捨てたが、業界で生き残れなかった。この傷が、過去に戻っても消えない。過去を変えることで未来が変わるかもしれない——でも、才能がないという事実(あるいはそう信じ込んでいる恐怖)は、10年前に戻っても一緒についてくる。
周囲に集まる面々——河瀬川英子、志野亜貴、鹿苑寺貫之——が全員「何かを作ることへの執着」を持っているのが、この構造をさらに締める。東山奈央が演じる河瀬川は、芯が硬くて感情表現が少ないキャラクターなのに、ある場面で見せる声のわずかな揺らぎがずっと耳に残る。石谷春貴の鹿苑寺も、表面の軽さと内側の執念のコントラストが声で出ていて、2回目に聞くと最初と印象が変わる。
「もしあのとき別の道を選んでいたら」という問いは、クリエイターに限らず誰でも一度は抱える。この作品が描いているのは、やり直した結果ではなく、やり直しの途中で「才能があるかどうか」という問いに向き合わざるを得ない人間の姿だ。答えは出ない。出なくていい。それがリアルに映るかどうかで、この作品との相性が決まると思う。
特に刺さったシーン
終盤の、何かを「作り上げた」後の静けさが好きだ。大きな山場を越えた直後、チームの誰かがぽつりと一言だけ発する場面がある。セリフとしては大したことを言っていない。でもそこに至るまでの積み重ねがあるから、音量で言えば小さいのに、妙に体積がある言葉に聞こえる。
古賀葵が演じる志野亜貴は、序盤では感情のアウトプットが少なくて、何を考えているのか読みにくいキャラクターだ。それが中盤以降、少しずつ言葉が増えていく。変化の速度が遅いから気づきにくいが、2回目に見るとはっきりわかる。声の硬さが、ある時点から少し違う質感に変わっている。演出か演技かの境目がわからないような変化で、こういうのを見つけると一時停止して確認してしまう悪癖がある。
沢城みゆき演じる加納美早紀は出番の重みが違って、登場するたびに場の空気が引き締まる。セリフの端にある含みが多くて、1回目は意味を流してしまうが、2回目でようやく「ああ、この時点でもう知っていたのか」と気づく仕掛けになっている。
読んで見たくなったら——『ぼくたちのリメイク』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クリエイター業を目指したことがある、あるいは今も迷っている人
- 「あのとき別の選択をしていたら」という仮定をリアルに引きずっている人
- タイムリープ系でも恋愛要素より「どう生きるか」の話が欲しい人
- 東山奈央・古賀葵の演技の細かい変化を追うのが好きな人
合わない人
- やり直し系に「爽快なチート展開」を求めている人——この作品にそれはない
- ヒロイン全員と均等に距離が縮まるタイプの恋愛ゲーム的展開を期待すると、少し拍子抜けするかもしれない
- テンポが遅いと感じやすい人。序盤は特に、日常の積み重ねに耐性が必要
- 「才能がない」という問いに向き合うのがしんどい時期の人は、タイミングを選んだほうがいいかもしれない
次に見るなら
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
思春期症候群という設定は違うが、「言葉にしにくい感情」を丁寧に言語化しようとする姿勢が近い。石川界人と東山奈央の掛け合いが好きなら、入口として迷わない。
SHIROBAKO
アニメ制作という現場をドキュメント的に描く作品だが、「夢と現実の間で何かを作り続けること」への眼差しがぼくたちのリメイクと地続きに感じる。クリエイター群像劇として補完関係にある。
さよならの朝に約束の花をかざろう
テレビシリーズではなく劇場作品だが、「取り返せないもの」と「それでも何かを続けること」というテーマが共鳴する。岡田麿里脚本・監督。重さが違うので気分で選ぶといい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ぼくたちのリメイク』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中。いずれも見放題ラインナップに含まれており、加入済みのサービスからすぐに視聴できる。青春やり直し系のドラマ・ラブコメを手軽に楽しみたい方に最適な環境が整っている。
