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1995

耳をすませば
★ 4.0 / 5.0冒険ドラマラブコメ日常系
| 放送年 | 1995年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Ghibli |
夏休み中、自分の才能を見つけたいと願う女子生徒・シズクは、電車に乗る普通の猫を目撃する。好奇心に駆られた彼女がその猫を追うと、夢を追い求める少年・清司と、心の声に耳を傾けるのを助ける魔法の猫の置物・バロンに出会う。やがてシズクは
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
中学3年生の月島雫は、読書好きな普通の女の子。ある夏、図書館の貸し出しカードでいつも自分より先に本を読んでいる「天沢聖司」という名前が気になり始める。ふとした縁でアンティーク店「地球屋」を訪れた雫は、イタリアへのバイオリン留学を夢見る少年・聖司と出会う。夢に向かって真剣に生きる聖司の姿に刺激を受け、雫は自分自身の才能を試すべく小説を書き始める。夢と恋、自分の可能性と向き合う青春の日々を描いた、宮崎駿脚本・近藤喜文監督による心温まる物語。みどころ・魅力
① 夢に向かって走る少年の純粋な熱量
バイオリン職人を目指して独学で修業し、中学生でイタリア留学を決断した聖司の姿は、観る者に「本気で何かを目指すこと」の眩しさを教えてくれます。不器用なほど真剣な彼の言葉と行動が、雫の心にも、そして画面の前の自分自身にも火をつける、作品最大の駆動力です。② 「カントリーロード」のセッションシーン
地球屋の工房で聖司がバイオリンを弾き、雫が即興で日本語詞をつけて歌い出す場面は、本作を象徴する名シーン。最初はぎこちなく、やがて周囲も巻き込んで広がる演奏の高揚感は、「好きなことで誰かと繋がる」喜びをそのまま映像にしたような感動があります。③ 1990年代の東京・聖蹟桜ヶ丘の日常風景
坂の多い住宅街、図書館への道、夕暮れの電車内――舞台となった街の空気感が丁寧に描かれており、どこか懐かしいのに新鮮な「普通の夏休み」が画面に広がります。非日常的な冒険ではなく、ありふれた日常の中に宿る輝きを掬い取るのが本作の真骨頂です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 近藤喜文 |
|---|---|
| 音楽 | 野見祐二 |
| 美術監督 | 黒田聡 |
| 音響監督 | 浅梨なおこ |
| OP | オリビア・ニュートン=ジョン「Take Me Home, Country Roads」 |
| ED | 本名ようこ「カントリー・ロード」 |
関連作品
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけは二十年以上前から知っていた。カントリーロードの旋律も、坂道の街並みも、なんとなく見た気がしていた。気がしていただけで、通しで追ったことは一度もなかった、というのが正直なところだ。有名すぎて、かえってずっと後回しにしていた一本だった。 重い腰を上げて頭から最後まで見てみたら、思っていたより地味で、思っていたよりずっと痛いところを突いてくる話だった。きらきらした青春ものを身構えていたのに、出てきたのは「自分には何があるんだろう」と焦る女の子の、わりと容赦ない自意識の記録だった。最初の数分で、ああこれは自分の話でもあるな、と少しうろたえた。名作だから持ち上げる、という気分には全然ならなくて、むしろ正座させられた感覚に近い。才能なんてまだ無い、その不安をまっすぐ描いた話
これは単なる甘酸っぱい初恋ものではない。中心にあるのはずっと、「自分に何かを成せる才能があるのか、まだ何ひとつ証明できていない」という、十代のあの宙ぶらりんな不安だ。雫は本が好きで、言葉が好きで、それなりに自分を特別だと思っている。でも好きなだけでは何者にもなれないことを、彼女自身がうっすら気づいている。そのうしろめたさを、作品は逃げずに正面から映す。 決定的なのは、聖司という相手の存在だ。彼にはもう行き先がある。職人になるという明確な夢があって、そのために手を動かしている。同い年なのに、片方は走り出していて、片方はまだスタートラインの場所すら分かっていない。この非対称が、雫の焦りを一気に加速させる。好きな相手であると同時に、いちばん見たくない「先に進んでいる人」でもある。恋と嫉妬と劣等感が同じ顔で押し寄せてくる感じが、見ていてとにかく生々しい。 そして雫は、好きだという気持ちだけでは前に進めないと悟って、自分を試すために物語を書き始める。ここがこの作品の芯だと思う。書き上げたものは未熟で、穴だらけで、本人もそれを分かっている。それでも「やってみないと自分が原石なのかただの石なのか分からない」という、あの年齢でしか持てない切実さがある。完成した才能を描くのではなく、磨く前の、まだ何者でもない時間そのものを描いている。だからこそ、何者かになりたくて空回りした記憶のある人ほど、刺さって抜けなくなる。特に刺さったシーン
やっぱり地球屋でのカントリーロードの合奏だ。最初に弾き始めた一音が、だんだん人を呼び寄せて、楽器を抱えた大人たちがふらっと加わり、いつの間にか小さな演奏会になっている。あの「自然に人が集まってくる」流れが、作為なく組み上がっていくのがいい。雫が照れながら歌い出す瞬間、こちらまで居心地が悪くなるくらい初々しくて、でも目を逸らせなかった。ここで思わず、ああ青春ってこういう恥ずかしさのことだったな、と背中がむずがゆくなった。 もうひとつは、おじいさんが雫に向かって、君はまだ磨かれていない原石なんだ、と告げるくだり。慰めでも持ち上げでもなく、磨かなければただの石で終わる、という残酷さまで含んだ言葉なのがいい。優しい声色のまま、けっこう厳しいことを言っている。あの台詞を聞いたとき、励まされたというより、静かに釘を刺された気分になった。声の芝居も大仰さがなくて、生活の延長みたいなトーンで通しているのが、この作品の地味な誠実さに合っている。読んで見たくなったら——『耳をすませば』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 何者かになりたくて、焦って空回りした記憶がある人
- 派手な事件より、心の機微や生活の手触りを丁寧に見たい人
- 努力や才能というテーマに、今まさに向き合っている学生・社会人
- 90年代の街並みや、配信に流れる前の手描きの空気が好きな人
合わない人
- 分かりやすい盛り上がりや大きな展開を求めている人
- 登場人物の自意識や青臭さを見ると、こそばゆくて耐えられない人
- 恋愛の進展そのものをメインに期待して見る人(軸はそこではない)
次に見るなら
等身大の焦りや、思春期の感情の手触りが好きなら、近い温度の作品をいくつか。 海がきこえる——同じく地に足のついた青春劇で、語り口の静かさと記憶の苦さが近い。誰かを好きになりきれない不器用さに覚えがある人ほど効いてくる。 おもひでぽろぽろ——「自分は何者だったのか」を大人になってから問い直す話。才能や進路に焦った記憶を、もう一段先の視点で見つめたいときに。 ハチミツとクローバー——才能のある者と無い者、報われない片思いが同じ場所に同居する物語。原石として磨かれる側の痛みを描いた点で、雫のその後を覗くような気持ちで見られる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『耳をすませば』はU-NEXTで視聴できます。スマートフォン・タブレット・テレビなど幅広いデバイスに対応しているため、自分のペースでいつでも鑑賞できます。青春の瑞々しさが詰まったこの名作を、ぜひU-NEXTでお楽しみください。

