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魔法騎士(マジックナイト)レイアース II
| 放送年 | 1995年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 29話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
東京に戻った光、海、風は東京タワーで会った。光はセフィーロに戻ってエメロード姫が守った国のために何かしたいと言う。海と風も同意する。突然、空に光が現れ、セフィーロに運ばれる。クレフはセフィーロの柱がいないため、平和が失われたと説明する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
エメロード姫を自らの手で倒し、東京へ帰還した光・海・風の三人。しかし心に傷を抱えたまま東京タワーで再会した彼女たちは、ふたたびセフィーロへと召喚される。クレフから告げられたのは、「柱」を失ったセフィーロが崩壊の危機に瀕しているという衝撃の事実だった。さらに、新たな外敵がセフィーロをめぐって動き出す。少女たちは再び魔法騎士として戦う決意を固め、世界の命運をかけた戦いに挑む。
みどころ・魅力
① 一期から一転、より深みを増したダークなドラマ
一期でエメロード姫を自らの手で倒すという衝撃の結末を経て、二期では光・海・風それぞれが罪悪感や葛藤と向き合いながら成長していく。少女たちの内面描写が丁寧に掘り下げられており、魔法少女ものとしての爽快感だけでなく、重みある物語としても楽しめる作品になっている。
② 新たな勢力と広がる世界観
柱を失ったセフィーロをめぐり、複数の外敵国家が入り乱れて攻略を狙うという、より複雑な群像劇が展開する。各国の思惑や事情も丁寧に描かれており、単純な善悪では語れないドラマが見どころ。一期とはまた異なるスケール感で物語が展開していく。
③ メカと魔法が融合したCLAMP原作ならではのビジュアル
CLAMPデザインの個性的なキャラクターと、巨大なマジックナイトのメカがぶつかり合う戦闘シーンは、90年代アニメの中でも際立った存在感を放つ。魔法少女とロボットアニメを融合させた独自のジャンルミックスは、今見ても新鮮な驚きがある。
キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 平野俊貴 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 大川七瀬 |
| キャラクターデザイン | 石田敦子 |
| 音楽 | 松尾早人 |
| 美術監督 | 石垣努 |
| 音響監督 | 浦上靖夫 |
| OP | 中村あゆみ「キライになれない (Kirai ni Narenai)」 |
| OP | 田村直美「光と影を抱きしめたまま (Hikari to Kage wo Dakishimeta Mama)」 |
| ED | 本田美奈子「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて~ (Lullaby ~Yasashiku Dakasete~)」 |
| ED | 吉成圭子「いつか輝く (Itsuka Kagayaku)」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——1期の後味が抜けないまま、2期に引きずり込まれた
1期を見終わったとき、正直しばらく動けなかった。あの結末がずっと頭に引っかかっていて、2期があると知ったときは「続きがある」という安堵よりも「どこへ向かうつもりなんだ」という警戒が先に来た。CLAMPの名作をいい年して見直している自分というのも多少気恥ずかしかったが、見始めたら30分後にはそんなことを気にするのをやめていた。
2回目に通して見たとき、1期から続く光・海・風の選択の重さが全然違う目に映った。最初の視聴では「3人が強くなっていく話」としか追えていなかったのだが、2周目では序盤からずっと「少女たちは本当に望んでこの場所にいるのか」という問いが画面の後ろ側に透けて見えてくる。制作側がそれを意図して仕込んでいるのがわかると、1995年のアニメを舐めていたと素直に反省した。
「守る」という言葉の裏にある、誰も背負わせるべきではなかった重さ
2期を貫いているのは、「柱」という概念への根本的な問い直しだと思っている。セフィーロという世界は、たった一人の意志の強さによって支えられる構造になっている。その設定自体は1期から提示されていたが、2期はそこに「ではその構造は正しいのか」という疑問を正面から投げつけてくる。
三国——オートザム、ファーレン、チゼータ——がセフィーロに侵攻してくる理由が単純な征服欲ではないのが、この作品を単なるバトルもの以上のものにしている。それぞれの国にそれぞれの事情があり、そのどれもが「間違っていない」という構造は、少女マンガ原作のアニメとして1995年時点で相当踏み込んだ設計だ。オートザムのイーグル・ビジョンに至っては、ある意味で最も「柱」の本質を理解していたキャラクターとも言える。緒方恵美さんがエメロードとイーグル両方を演じているというキャスティングは、見返してみるとただの偶然ではないと感じる。二人が持つ「世界を背負おうとする意志」の質が、声の在り方として重なって聞こえる場面がある。
光・海・風の3人が最終的に辿り着く答えは、よく見ると「世界を救った」というより「間違った構造そのものを変えた」に近い。魔法騎士として召喚された少女たちが、召喚した側の論理を超えていく——その逆転が、この2期の核心だと思っている。9話あたりから終盤にかけて積み上がる問いの重さは、今見ても十分に機能している。
特に刺さったシーン
序盤でアスコットが再登場するくだりが個人的には刺さった。1期では敵として戦った相手が、2期ではまったく別の関係性で出てくる。高山みなみさんの声がここで絶妙で、強がりと不器用さが混在した少年の声として聴くと、アスコットというキャラクターが一気に立体的になる。台詞の情報量より声の芝居のほうが多くを語っているタイプの演技で、2回目で音だけに集中して聴くとまた印象が変わった。
チゼータのタータとタータラの姉妹についても触れておきたい。久川綾さんがタータを演じているのだが、姉御肌の強引さの中に妙な愛嬌があって、シリアスな展開の中でも場の空気を緩める役割を自然に担っている。こういうキャラクターが一人いるかどうかで、長い戦記物の息継ぎが全然変わる。ファーレンのサンユン(こおろぎさとみさん)のほうはまた全然違う質感で、この三国三様のキャラクター造形はよく整理されている。
読んで見たくなったら——『魔法騎士(マジックナイト)レイアース II』はHuluで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期を見てエメロード姫の結末を引きずっている人
- CLAMPの「構造そのものを壊す」という語り口が好きな人
- 90年代の少女マンガ原作アニメを掘り直している人
- 複数の陣営がそれぞれ「間違っていない」状況での群像劇が好きな人
- 緒方恵美さん・高山みなみさんの90年代の仕事をおさらいしたい人
合わない人
- 1期未視聴で2期から入ろうとしている人(まず1期が必須)
- テンポの速いバトル展開を期待している人(思索・感情の比重が高め)
- 当時の作画水準が気になるタイプの人
- 結末に「スッキリした勝利」を求めている人
次に見るなら
天空のエスカフローネは、同じ90年代中期に「異世界に召喚された少女と、世界を変えるという選択」を真正面から描いた作品。レイアースと構造的にかなり近く、こちらもただ戦うだけでは終わらない。戦記物としての重さと少女の視点のバランスが好きなら次に見る価値がある。
少女革命ウテナは、CLAMPとは別のアプローチで「女の子が世界の構造そのものと戦う」話を突き詰めた作品。レイアースの「柱という制度への問い」をより抽象化・象徴化した先にあるような位置づけで、こちらも複数回視聴前提の密度がある。
カードキャプターさくらは、CLAMPの同時期の代表作として。こちらはレイアースより明るくて温度が高いが、CLAMPが少女に向けて何を描こうとしていたかを横断して見ると、シリーズ全体の解像度が上がる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『魔法騎士レイアース II』はHuluで視聴できます。一期に続いてそのまま二期も配信されているため、続けて視聴するのに最適な環境が整っています。90年代CLAMPアニメの名作をじっくり楽しみたい方は、ぜひHuluでチェックしてみてください。



