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CHAINSAW BUNNY
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
2人のウサギの女の子が困ったことになってしまう。『チェーンソーメイド』と『プッシーキャット』の制作者による、さらなる血まみれのホラークレイアニメーション作品!終わることのないスプラッター・カーニバルが始まった!
作品概要・あらすじ
あらすじ
『チェーンソーメイド』『プッシーキャット』を手掛けたクリエイターによるクレイアニメーション作品。2人のウサギの女の子が次々と惨劇に巻き込まれていく様子を描いた、終わりなきスプラッター・カーニバルが繰り広げられます。独特の粘土人形造形と容赦ないホラー演出が融合した、ショートONA形式の作品です。超自然的な要素も絡みながら、予測不能な展開が次々と押し寄せるカルト的なホラー体験をお届けします。みどころ・魅力
① 実績ある制作者による「血まみれクレイアニメ」の進化形
『チェーンソーメイド』で世界中のホラーファンを驚かせたクリエイターが再び本作を手掛けています。粘土ならではの独特の質感と動きが、グロテスクな演出に独自のユーモアと不気味さを加えており、実写・2Dアニメとは一線を画した視覚体験が楽しめます。② テンポ良く畳み掛けるスプラッター描写の連続
「終わることのないスプラッター・カーニバル」というコンセプト通り、息をつかせぬ過激な展開が次々と続きます。コメディ的なテンポ感の中に衝撃的な描写が織り込まれており、ホラーとブラックユーモアの絶妙なバランスがクセになる中毒性を生み出しています。③ 超自然×ホラー×アクションが混在するジャンル横断的な世界観
アクション・ホラー・超自然と複数のジャンルが組み合わさった設定が本作の個性です。ウサギの女の子というキャラクター造形と、容赦ないホラー描写のギャップが強烈なインパクトをもたらし、シリーズを知るファンにも新鮮な驚きをもたらします。スタッフ
| 監督 | 長尾武奈 |
|---|
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
『チェーンソーメイド』を初めて見たのは中学生のころで、当時は「こんなにぐちゃぐちゃになるやつをわざわざ粘土で作る人間がいるんだ」という衝撃だけが残った。あれから年月が経って、同じ作者が新作を出していると知ったのは完全に偶然で、サムネイルに映っていたウサギのシルエットが妙にかわいかったせいで思わずクリックしてしまった。
最初の数十秒は、絵面のかわいさにちょっと油断する。ウサギの女の子が2人、クレイアニメ特有のぬめっとした質感でそこにいる。で、すぐわかる。ああ、やっぱりこっち方向の話だと。粘土の手触りを残した造形が、惨劇を迎えたときの「妙なリアリティ」として機能するのがこのシリーズの核で、2回目に見たとき改めて気づいたのは、その落差の設計がかなり意図的だということだった。
「かわいさ」は暴力を増幅させるための装置である
スプラッター作品は往々にして、被害者を記号化することで観客の罪悪感を薄める。モンスターにやられるのが「名前も素性もないエキストラ」なら、見る側はそれほど傷つかない。だがこの作品は逆のことをやっている。ウサギの女の子たちはデザイン上、明確に「かわいい」として設計されている。クレイアニメという手作り感の強いメディアが、さらにその印象を強化する。人形に似た造形は、どこか愛着を呼び起こす。
そのうえで、スプラッターが来る。
この構造は単純に見えて、実は意地が悪い。「かわいいものが壊れる」というのは、フィクション内の暴力として最も落差が大きい演出のひとつだ。ホラー映画で子供や動物を傷つけるシーンが禁じ手とされるのと同じ心理が、ここでは意図的に踏み抜かれている。しかも粘土という素材が、リアルでもなく完全な記号でもない中間地点に被写体を置く。CGのキャラクターより「物体」としての存在感があるぶん、破壊されたときの視覚的なダメージが独特の重みを持つ。
2回目以降で気づいたのは、この作品が「スプラッターを見たい欲」を自覚的に利用しているということだった。観客はすでに何が起きるか知っている状態で見始める。それでも見続けるのは、「かわいいものが理不尽に壊れる」という光景に対して、恐怖とも笑いともつかない反応を引き出す設計が機能しているからだ。道徳的に擁護できない快楽を、フィクションの枠のなかで安全に味わうための装置として、このウサギたちは存在している。『チェーンソーメイド』から続くシリーズが「スプラッター・カーニバル」と呼ばれる理由は、まさにここにある。カーニバルとは日常の外側で許される祝祭であり、普段は抑圧されている衝動の一時的な解放だ。
特に刺さったシーン
序盤、2人のウサギがまだ状況を把握しきれていない段階のやりとりが妙に好きだった。クレイアニメはセリフが少ないか、あるいはテンポが独特なことが多いのだが、その「間」のなかでキャラクターの造形だけが情報を出してくる。表情の可動域が限られているぶん、体の向きや動きのぎこちなさで感情を読ませる作りになっていて、思わずもう一度巻き戻した。
そして終盤の惨劇が本格化するくだり。ここで粘土の質感が完全に「武器」として機能する。本物の血液でも、デジタルのエフェクトでもない、粘土ならではの「それっぽい嘘」が画面を覆うとき、笑いと嫌悪感の境界線がどこにあるのかわからなくなる瞬間があった。この感覚はリアルな映像表現では出せない。インターネット発のアンダーグラウンドなクレイアニメにしか生み出せない質感だと思った。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 『チェーンソーメイド』や『プッシーキャット』でニヤニヤできた人
- スプラッターを「恐怖」ではなく「祭り」として消費できる人
- クレイアニメという表現媒体自体への興味がある人
- インターネット黎明期のアングラコンテンツに郷愁を感じる人
- 短編・オムニバス形式のホラーが好きで、重い物語展開を求めていない人
合わない人
- スプラッター描写が苦手な人(これは本当に無理だと思う)
- キャラクターへの感情移入を軸に物語を楽しむタイプの人
- 「かわいいキャラクターが傷つく」演出に生理的な拒否感がある人
- 作画・音楽・演技の洗練度でアニメを評価する人(そういう作品ではない)
次に見るなら
同じ作者のチェーンソーメイドは当然として、このシリーズを入口にするなら順番を逆にして「メイドから入ってウサギで確信する」流れが自然かもしれない。クレイアニメの手作り感と理不尽な暴力の組み合わせが生む独特のユーモアは、続けて見ることで輪郭がはっきりする。
毛色は違うが、ハッピーツリーフレンズ(アメリカのフラッシュアニメシリーズ)はかわいいキャラクターが理不尽に壊れるというコンセプトを共有している。こちらはよりコメディ寄りで、スプラッターの「落差芸」としての完成度が高い。CHAINSAW BUNNYで感じた「なぜ笑ってしまうのか」という自問に対する参照点として見ると面白い。
日本のインターネット発ホラー短編に食指が動いたなら、呪いのビデオシリーズのような「怖さと笑いが混在するアングラコンテンツ」の系譜を掘り下げてみると、CHAINSAW BUNNYが生まれた文脈がよりクリアになる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『CHAINSAW BUNNY』は現在、主要な定額制動画配信サービスでの配信は確認されていません。YouTubeなどの動画プラットフォームで視聴できる可能性がありますので、作品タイトルで検索してみてください。クレイアニメならではの独特の質感とスプラッター描写を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。