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ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん
| 放送年 | 2025年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | feel. |
ルナ・石川は暗く神秘的な吸血鬼のふりをしていたが、実は血を吸うのが下手で、背も低く不器用だった。クラスメイトの大鳥辰太がその秘密を知ると、彼女を手助けすることに。ルナは彼の援助で吸血鬼として成長できるのか、二人の関係はどう変わるのか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クールで神秘的な吸血鬼を装う女子高生・ルナ石川。しかし、その正体は血を吸うのが大の苦手で、背も低く、なにかと不器用な”残念系”吸血鬼だった。完璧なイメージを必死に取り繕う彼女だが、ある日クラスメイトの大鳥辰太にうっかり秘密を知られてしまう。意外にも辰太はルナを馬鹿にすることなく、立派な吸血鬼になれるよう手助けを買って出る。彼のサポートを受けながら奮闘するルナは、はたして憧れの吸血鬼へと成長できるのか。そして、ぎこちなく始まった二人の距離は、少しずつ変わっていく――。背伸びと素顔のギャップが愛おしい、ほのぼの吸血鬼コメディ。みどころ・魅力
① 「できない」がかわいい、ギャップ全開のヒロイン
クールな吸血鬼を演じたいのに、血は吸えない・背は低い・とにかく不器用。理想と現実のギャップに必死でもがくルナの姿が、とにかく愛らしい。背伸びした言動が空回りするたびに見せる素の表情こそ、本作最大の癒しポイントです。② 否定しない関係性が生むあたたかさ
秘密を知っても決して馬鹿にせず、そっと支える辰太の存在が物語の軸。からかいと優しさが同居した二人のやり取りは、ニヤニヤしながらも心がほどけるような心地よさ。少しずつ縮まっていく距離感の描写も丁寧で見逃せません。③ 肩の力が抜ける、日常系コメディの安定感
シリアスになりすぎず、クスッと笑えるテンポの良い掛け合いが魅力。超自然的な設定を題材にしながらも、描かれるのは等身大の高校生たちの何気ない日常。疲れた日にゆるっと楽しめる、安心して観られる一本です。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 山井紗也香 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 綾奈ゆにこ |
| 原作 | 二式恭介 |
| キャラクターデザイン | 谷拓也 |
| 音楽 | 菊谷知樹 |
| 美術監督 | 楊澤辰 |
| 音響監督 | 納谷僚介 |
| OP | ハグ「青春のシルエット」 |
| ED | 田中美海「線香花火」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルで内容を全部言い切ってるアニメって、たまにある。「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」、これも完全にそれ。最初はタイトルそのまんまのかわいい系だろうと、半分BGM代わりに流すつもりで再生した。ところが主人公のルナ・石川——暗くて神秘的な吸血鬼を「演じている」女の子が、実は血を吸うのが下手で、背も低くて、やることなすこと不器用で。その必死さに、気づいたら手が止まっていた。配信がやたら多いから、夜にだらっと流すには都合がいい一本ではある。ただ、1回目は「かわいいな」で終わったのに、2回目に見たら彼女がどれだけ虚勢を張っているか、その裏のいじらしさのほうが先に目に入ってくる。軽い口当たりのわりに、後を引く。「ちゃんとできない自分」を、誰かに見られてしまう話
この作品、表向きは吸血鬼の女の子をめぐるゆるいコメディだけど、芯にあるのはもっと普遍的なものだと思っている。ルナがやっているのは要するに「演技」だ。暗く神秘的で、見下ろすように振る舞う吸血鬼。でも本当の彼女は、血を吸うのも下手で、背伸びしないと目線も合わない、ただの不器用な子。なぜ演じるかといえば、ちゃんとできない自分を人に見られるのが怖いからだ。完璧な吸血鬼という仮面をかぶっているあいだは、不器用な本当の自分を隠していられる。そこに大鳥辰太が「気づいてしまう」。ここがこの物語の出発点で、同時に一番こわい瞬間でもある。隠していたものを見られる、というのは本来いちばん避けたい事態のはずなのに、辰太はそれを笑いものにせず、当たり前みたいに手を貸す。ルナにとっては屈辱と安心が同時にやってくる。バレた、でも、もう一人で取り繕わなくていい——この相反する感情の同居が、毎話じわじわ効いてくる。
だからこれは単なる「不器用な吸血鬼がんばる話」ではなく、「できない自分を受け入れてくれる相手が一人いるだけで、人は背伸びをやめられる」という話だと受け取った。成長譚の体をとりながら、実際に描かれているのは成長そのものよりも、成長できる安全地帯を手に入れること。仮面を脱いでいく過程が、派手な事件じゃなくて日常のささいなやり取りで進んでいくのが、この作品の良心だと思う。
特に刺さったシーン
序盤、ルナが必死に吸血鬼らしく振る舞おうとして、肝心なところでぜんぶ空回りする一連の流れ。ここで辰太が動じないんだ。小野賢章の声が、突き放すでもからかうでもなく、ただ淡々と隣にいる温度で芝居をしていて、この距離感が絶妙だった。騒がず、説教もせず、できないことを「じゃあこうすれば」と当たり前に埋めにくる。あの落ち着いた低めのトーンがあるから、ルナの空回りが惨めにならずに済んでいる。あと、終盤の本音がこぼれる展開。能登麻美子が石川白百合として出てくる場面の、あの柔らかいのにどこか芯の通った声を聞いたとき、思わず画面を二度見した。優しさと包容を声だけで成立させる人だなと改めて。市道真央の佐久間瑛子、三石琴乃の霧峰みすず、伊藤彩沙の辺見紫と、脇のテンポも軽快で、ルナがツッコまれ役に回るやり取りは何度見ても飽きない。キャラの掛け合いだけで成立する作品の、お手本みたいなアンサンブルだった。
読んで見たくなったら——『ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 虚勢を張ってしまう不器用なキャラに、つい肩入れしてしまう人
- 派手な展開より、日常のささいなやり取りの積み重ねで関係が変わっていくのが好きな人
- 声優の芝居の「温度」や間で作品を味わうタイプの人
- 夜にだらっと一話ずつ消化できる、肩の力が抜けた一本を探している人
合わない人
- 明確な事件やストーリーの大きな起伏がないと物足りない人
- 「ちゃんと吸えない吸血鬼」というコンセプトの一発ネタが続くのを冗長に感じる人
- 主人公が成長より先に「受け入れられる」展開を、ぬるいと感じてしまう人
次に見るなら
となりの吸血鬼さんが好きなら、こっちもまず外さない。人間社会にこっそり溶け込もうとする、ゆるくて愛らしい吸血鬼の日常もので、ぬるさの心地よさが完全に同じ温度帯にある。
不器用なキャラの空回りと、それを淡々と受け止める相手の掛け合いが好きなら阿波連さんははかれない。距離感がバグった二人のやり取りで成立する作りが、本作の辰太とルナの関係と地続きで楽しめる。
「人ならざる者が人間と暮らす」というモチーフを掘りたいなら小林さんちのメイドラゴン。種族の違いを抱えたまま日常に居場所を作っていく話で、コメディの裏にある優しさの質感が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。主要な配信サービスを幅広くカバーしているので、すでに契約中のサービスがあればそのまま楽しめます。アニメをよく観る方はdアニメストア、映画やドラマもまとめて楽しみたい方はU-NEXTやAmazonプライムビデオといった形で、ご自身の視聴スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
