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ゾンビランドサガ
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | MAPPA |
ありふれた朝、いつもの音楽、平凡な日常。七人の少女たちの平穏な生活は、突然ゾンビによって破壊される。望まぬ現実、恐怖と驚異の世界。彼女たちは一つの願いを共有していた。「生きたい」と。少女たちはこの苦難を乗り越え、奇跡を起こすため、必死に戦う。MAPPA、Avex Pictures、Cygamesが共同制作。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ごく普通の女子高生・源さくらは、ある朝突然の事故で命を落とす。目が覚めると、そこはゾンビとなった少女たちが集められた佐賀の古民家だった。謎の男・巽幸太郎に「佐賀を救う」という名目でアイドルグループ結成を強要された彼女たちは、時代も出身もバラバラな七人のゾンビアイドルとして舞台に立つことに。生と死の境界を超えたドタバタアイドル青春譚が幕を開ける。みどころ・魅力
① ゾンビ×アイドルという前代未聞の設定が生む笑いと感動
ゾンビがアイドルとしてステージに立つという荒唐無稽な設定でありながら、各キャラクターが生前の夢や想いを抱えた人物として丁寧に描かれる。コメディとしての爆発力と、ドラマとしての誠実さが絶妙に共存しており、笑いながらも気づけば目頭が熱くなる作品。② 個性豊かな七人のゾンビアイドルたちの群像劇
江戸時代の伝説的芸者から昭和のアイドル、平成のヤンキー、現代のアイドル志望者まで、異なる時代を生きた七人が一堂に会する。それぞれの過去や葛藤が丁寧に掘り下げられる回想パートは見応え抜群で、個々のキャラクターへの愛着が深まるほど物語の感動も増していく。③ 本気のライブパフォーマンスと佐賀への愛にあふれた演出
ステージシーンはMAPPAの高品質なアニメーションで描かれ、ラップバトルからロックまで多彩な楽曲が展開される。また、舞台となる佐賀県の実在スポットや文化が随所に盛り込まれており、「佐賀を愛する作品」としても異色の存在感を放っている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 境宗久 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 村越繁 |
| キャラクターデザイン | 深川可純 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 美術監督 | 小倉一男 |
| 音響監督 | 境宗久 |
| OP | 田中美海「徒花ネクロマンシー」 |
| ED | 田中美海「光へ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ゾンビがアイドルやる話」と聞いたとき、正直なめていた。秋2018年、タイトルだけ見て「またギミック系か」と思って後回しにしていたやつ。実際に見始めたのは放送終了後で、友人に「バカっぽいのに泣ける」と言われたから。
1話を再生して30秒で吹き出した。あの1話Aパートの畳み掛け方は本当に性格が悪い意味で好きで、「なんだこれ」が「なんだこれ最高じゃないか」に変わるまで3分もかからなかった。
2周目で気づいたのは、ギャグのテンポの裏側に「死」という事実がずっと横たわっていること。最初に見たときは笑いながら流していたシーンが、2回目だと微妙に怖い。彼女たちは生き返っているのではなく、あくまでも死んでいる。その前提をコメディの皮の下に隠しながら、ちゃんと正面から向き合う瞬間を用意している。
「死んでいるから諦める」ではなく「死んでいるのに続ける」という話
この作品の核を一言で言うと、「やり直しのきかない過去を抱えたまま、それでも前に出る話」だと思う。アイドルものでもゾンビものでもなく、もっと根っこにあるのはその一点だ。
登場する少女たちは全員、何らかの形で夢半ばに死んでいる。デビュー前に死んだ子、道半ばで死んだ子、ほとんど何もできなかった子。ゾンビとして蘇っても、失われた時間は戻らない。過去は変わらない。それは設定上の残酷さとして機能しているのではなく、現実の「取り返しのつかなさ」への比喩として機能している。
人は誰でも「あのとき違う選択をしていれば」という死んだ自分の夢を持っている。諦めた夢、終わった関係、もう戻れない時期。ゾンビたちの状況はその極端なバージョンで、それでも舞台に立ち続けることを選ぶ彼女たちの姿が、妙なリアリティを持って刺さってくる。
巽幸太郎という存在も重要で、宮野真守の怪演がなければこのバランスは崩れていた。あのテンションのおかしい男が本気であることが伝わってくるから、コメディがシリアスの免罪符になっている。狂ったように見えて、彼は一番彼女たちの「続きの人生」を信じている人間だ。
本渡楓演じる源さくらが「普通の女の子」として描かれているのも計算されている。特別な才能もない、強い個性もない主人公が、死んでもなお「アイドルになりたかった」という意志を持っている。その凡庸さが武器になる構造は、「選ばれた才能がある人間の物語」ではなく「諦めなかった人間の話」として機能させるためのものだ。2周目で気づいた。
特に刺さったシーン
序盤の路上ライブのシーン。雨の中、観客もまばらで、状況的には最悪なのに、なぜかあの場面が一番「アイドルもの」として美しかった。完璧な会場でなくても成立してしまう何かを、あの短いカットで出してしまっていた。
もう一つは、水野愛にまつわる話の核心部分。種田梨沙の演技が、あのキャラクターの感情の密度を支えていた。明るさの裏側にある疲弊みたいなものを、セリフではなく声のテクスチャで表現していて、2周目でそこに気づいたとき少し黙った。
三石琴乃が山田たえ役という配役の意味も、見ていくうちにじわじわくる。ほぼセリフのない役に三石琴乃を起用するという判断に、スタッフの本気度が出ている気がして、そういう細部への信頼感がこの作品全体にある。
MAPPAの作画はライブシーンで特に力を入れていて、2Dと3Dの切り替えが気になり始める前に引き込んでしまう速度があった。
読んで見たくなったら——『ゾンビランドサガ』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「バカバカしい話でちゃんと泣かされたい」タイプ
- アイドルものに食わず嫌いがあるけど騙されてみてもいいと思っている人
- 宮野真守の振り切れた演技が好きな人(このためだけでも見る価値がある)
- 「死」「諦め」「過去」みたいなテーマを正面から受け取れる人
- 1話で切らない人(2話以降で印象が変わる構造になっている)
合わない人
- ギャグと感動が混在することに居心地の悪さを感じる人
- アイドルという題材自体に拒否反応がある人(ギミックとして使っているとわかっても無理な場合はある)
- ゾンビのビジュアルが生理的にきつい人(序盤はけっこう攻めている)
- 全話通してきれいに完結することを期待している人(1期は「続き」を前提にした終わり方をする)
次に見るなら
少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2018年)——舞台少女たちが「輝き」をかけて戦うミュージカルアニメ。「夢と死と再生」という構造的な近さがあり、ゾンビランドサガが好きならこちらの奇妙な熱量にも耐性があるはず。こちらのほうが難解だが、同じ年の作品として並べて見る価値がある。
BanG Dream! It’s MyGO!!!!!(2023年)——バンドもので音楽という点では近いが、こちらは喪失と執着をかなり重く描く。笑いのない分だけ感情への直撃度が高い。ゾンビランドサガのコメディ成分が薄まってもテーマに興味がある人向け。
平家物語(2022年)——アニメとしてのジャンルはまったく違うが、「死を前提に生きる人間の話」という意味で根が近い。Science SARUの作画と牛尾憲輔の音楽目当てで見始めても損はない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ゾンビランドサガ』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluの6サービスで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、すでに契約しているサービスからすぐに視聴を始められます。無料トライアルを活用すればコストをかけずに第1話から楽しめる環境も整っています。



