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シナモン the Movie
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | MADHOUSE |
シナモロールはモカ、シフォン、カプチーノ、エスプレッソ、ミルクと一緒に人生最大の冒険に出かけます。アンナやチャウダーといった新しい友達に出会い、パティスリーと麦畑の森やコーヒーの滝など、素敵な場所を発見しましょう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
サンリオの人気キャラクター・シナモロールが主人公を務める劇場版アニメ。仲良しの友達モカ、シフォン、カプチーノ、エスプレッソ、ミルクと一緒に、人生最大の冒険へと旅立つ。旅の途中でアンナやチャウダーという新しい仲間と出会い、パティスリーと麦畑の森やコーヒーの滝など、夢のような絶景を次々と発見していく。友情と冒険が詰まった、小さなわんこの大きな旅の物語。
みどころ・魅力
① シナモロールたちの友情が光るアンサンブル冒険
おなじみのモカやシフォンなど、日頃から親しまれているキャラクターたちが勢ぞろい。それぞれの個性が活きた掛け合いが楽しく、キャラクターへの愛着をさらに深めてくれる構成になっています。
② 夢のような舞台設定——パティスリーの森からコーヒーの滝まで
お菓子や珈琲をモチーフにした独創的なロケーションが次々と登場し、サンリオワールド独自のファンタジー感を全編で堪能できます。映像の隅々まで可愛らしいデザインが詰め込まれています。
③ 新キャラクターとの出会いが生む新鮮なドラマ
アンナやチャウダーといった劇場版オリジナルのキャラクターが物語に新しい風を吹き込みます。初対面から友情を育てていく展開は、子どもにも大人にも自然と感情移入できる普遍的な魅力を持っています。
キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 杉井ギサブロー |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 奥村心雪 |
| キャラクターデザイン | 江口摩吏介 |
| 音楽 | 服部隆之 |
| ED | 동방신기「Together」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言う。「シナモロールの劇場版があった」という事実を知ったのは、ずいぶん後になってからだった。2007年といえばサンリオ全盛期の少し手前というか、ちょうどキャラクター戦略が練り直されていたあたりの時期で、このシナモンという存在が「キティでもマイメロでもない第三の選択肢」として微妙な立ち位置を確立しつつあった頃だ。配信はどこにもない。TUTAYAのDISCASでレンタルするか、DVDを買うか。それだけ。この検索難易度の高さが、逆に「見た人間だけが知っている」感を醸し出している。冒険とファンタジーという組み合わせを、あの耳の長い白い犬がどう体現するのか。見始めてすぐわかったのは、これが想像より数段「映画としての骨格」を持っているということだった。
友達と旅をすることで初めて「自分のいる場所」がわかる、という話
この映画を単なるサンリオキャラクターのプロモーション映像として片付けるのはたやすい。実際、パティスリーだのコーヒーの滝だのという舞台設定は、グッズのデザインモチーフを動かしているだけに見える瞬間もある。でも、シナモンがモカ・シフォン・カプチーノ・エスプレッソ・ミルクと旅に出る構造には、もう少し真剣に向き合う価値がある。
かかずゆみさんが演じるモカは、シナモンにとって「居場所を保証してくれる存在」として機能している。モカの声には、安心感と少しだけ過保護な気配が同居していて、シナモンが冒険に踏み出す動機がそこと微妙に拮抗している。「一緒にいたい」と「どこか遠くに行きたい」は矛盾するようで、実は同じ感情の表と裏だ。この映画はその二つを正面から衝突させずに、旅の中でじわじわと解いていく。
大谷育江さんがシフォンとみるく、二役を担当しているというのも面白い。出演作220本という蓄積から来る「声の使い分け」の精度が、この作品の中でキャラクターの個性をきっちり分離している。子ども向けとされるジャンルで、声優の技術がいちばん透けて見えるのはこういうところだ。白石涼子さんのエスプレッソは、一行で言えば「少し背伸びしているキャラクター」で、その背伸び感を白石さんが無理なく体に馴染ませている。
旅をするから友達がわかる、友達がわかるから自分がわかる。シナモン the Movieが描いているのは、突き詰めればこの循環だと思う。コーヒーの滝や麦畑の森という舞台は、ただ可愛いのではなく「非日常の中でしか生まれない会話」を引き出すための装置として機能している。
特に刺さったシーン
終盤、仲間たちとの関係が一度揺らぎかけるくだりがある。旅の疲れや行き違いが積み重なって、シナモンがひとりになる瞬間。ここで大谷育江さんの演技が静かに効いてくる。セリフの少ない場面なのに、呼吸のリズムだけで「迷っている」とわかる。ポケモンのピカチュウを長年演じてきた方がこういう間を作れるというのは、当たり前のことではない。声だけで空気を変えられる人間が、あのシーンにいたことは作品の質に直接影響している。映画館の音響で見たなら、なおさらその細かさが体に届いたはずだ。こういう作品を劇場公開当時に見た子どもたちは、言語化できなくても何かを受け取っていたと思う。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- サンリオキャラクターに思い入れがある、特にシナモロールを通って来た人
- 2000年代の子ども向けアニメ映画を「当時の記憶ごと」楽しめる人
- 大谷育江・白石涼子・かかずゆみの演技を声だけで追いたい人
- 短い上映時間で「ちゃんとした旅の物語」を見たい人
- 配信にない作品をあえて探して掘り起こすのが好きな人
合わない人
- サンリオのキャラクターに前提知識もなく興味もない人
- 映像・物語ともにシャープさを求める人(テンポはゆるい)
- 配信でさっと見たい人(TSUTAYA DISCASかDVD購入しか手段がない)
- アクション・緊張感のある冒険を期待している人
次に見るなら
友達との旅と自己発見というテーマが好きなら、ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?は外せない。同じ劇場版フォーマットで、日常の延長線上に非日常が突然開く感覚が似ている。シリーズ未視聴でも単体で成立する構成になっている。
声優陣の演技を中心に見るならちびまる子ちゃん わたしの好きな歌を。2000年代の子ども向け映画として作画・音楽・声の三つが独立して楽しめる作品で、シナモン the Movieと同じ「劇場でしか完結しない体験」を持っている。
シナモロール的な「可愛いキャラクターが世界を救わない冒険をする」路線が好きならぼのぼの クモモの木のことも。力で何かを解決しない、ただ歩いて考えて関係を育てる映画として、静かに長く残る。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では本作の配信サービスでの提供は確認されていません。視聴にはDVD・Blu-rayなどのパッケージ版をご利用ください。サンリオ公式の最新情報もあわせてご確認されることをおすすめします。