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だめっこどうぶつ
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Magic Bus |
役立たずのオオカミ・ウルノは、新しい家を求めて旅をしていた。やがて彼は、種族らしからぬ「役立たず」な動物たちで満ちた森に辿り着く。煙草を吸う気の荒いウサギ・ウサハラとの小競り合いの後、去ろうと決めるウルノだが、不器用なチーターの女の子・チーコに出会い、心が変わる。それは一目惚れだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
役立たずなオオカミのウルノは、新しい住処を求めて旅をしていた。そんな彼が迷い込んだのは、煙草を吸う乱暴なウサギ・ウサハラをはじめ、本来の習性をまったく持たない「ダメな動物たち」が暮らす不思議な森。立ち去ろうとしたウルノだったが、不器用なチーターの女の子・チーコとの出会いが彼の心を変えてしまう。ダメダメな動物たちが巻き起こす、ゆるくてほのぼのとしたコメディ作品。みどころ・魅力
① ギャップだらけのキャラクターたちが生み出す笑い
オオカミなのに気弱、チーターなのにドジ、ウサギなのに凶暴……という「らしくない」動物たちのギャップが笑いの核心。キャラクターを見ているだけで自然と笑えるのに、不思議と愛着が湧いてくる。個性の強いキャラたちの掛け合いが毎話の見どころになっている。② ショートアニメならではのテンポの良さ
1話数分という短い尺の中に、テンポよくギャグとキャラクターの魅力が詰め込まれている。隙間時間にサクッと観られるのに、しっかり笑えてほっこりできる構成は、ショートアニメの良さを最大限に活かしたつくりになっている。③ ウルノとチーコのほのかなラブコメ要素
作品全体のギャグ路線の中に、ウルノのチーコへの一目惚れというラブコメ的な軸がある。不器用な二人のぎこちない関係が、ほのかな甘さとほっこり感を生み出しており、コメディだけでなく感情移入もしやすい作品に仕上がっている。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 四分一節子 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 末永光代 |
| キャラクターデザイン | 小林ゆかり |
| 音楽 | 小林つん太 |
| 美術監督 | 湖山真奈美 |
| 音響監督 | 清水勝則 |
| OP | 新谷良子「世界で一番僕がスキ!」 |
| ED | 新谷良子「Life is Free」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2005年のショートアニメ、というだけで少し身構えた。その年代のショートはどうしても「時代の産物」として一歩引いて見てしまうことが多い。dアニメストアで見つけて、タイトルだけ見て「役立たずな動物たちの話か、ゆるそうでいい」と軽い気持ちで再生した。
一話が数分しかないので気づいたら全部見ていた、というよくあるパターン。最初に見たとき強く引っかかったのは「このキャストなんで?」という素朴な疑問だった。森川智之と神谷浩史がショートアニメの脇を固めている、という事実が妙に気になって、逆に2回目を見ることになった。
見直したとき気づいたのは、ウルノがチーコと初めて出会う序盤の場面の静けさだ。感情の描写がデカすぎるアニメが多い中で、一目惚れの瞬間があえて地味に処理されていた。それが狙いなのか予算の都合なのかは判断がつかないが、結果として妙に後を引く。
「らしくない」を笑いながら、じわっと肯定する話
だめっこどうぶつは、単なるゆるコメディではなく、「種族としての役割を果たせない動物たち」を主役に据えた作品だ。オオカミが怖くない。チーターが速くない。そこだけ切り取れば普通のキャラコメディだが、この「できないことで笑う」矢印が、想像よりずっとやさしい方向を向いている。
主人公ウルノは「役立たず」のオオカミで、家を求めて旅している。辿り着いた森もまた、役立たずな動物たちの集まりだった。ここがうまいのは、誰も「でも実は隠れた才能がある」という逆転を用意されていないことだ。できないまま暮らしている。それでも森は成立している。
だめっこどうぶつが描こうとしているのは「できなくていい」という直接的なメッセージではなく、「できない者同士が集まると、不思議と世界が成立する」という緩やかな観察に近い。爆発するような展開も、誰かが劇的に成長するエピソードもなく、ウルノがチーコに惚れて、森で日々が続いていく。この「続いていく」感が、ゆるいコメディの皮をかぶりながら妙に刺さる理由だと思う。
チーコへの一目惚れも、「役立たずが役立たずに惚れた」という構造の中で読むと、純粋に成立してしまっているのが面白い。何も達成できないキャラクターたちが集まった結果、恋愛も日常も普通に機能している。笑い飛ばすというよりじんわり肯定されている感じ。2005年のショートアニメとして今見ても古くならないのは、このあたりの手触りのせいだと思う。
特に刺さったシーン
個人的に好きなのは、神谷浩史演じるぺが之助が絡んでくる場面の空気感だ。神谷浩史はこういうゆるいキャラクターを演じるとき、抜くところと入れるところの判断が細かい。ショートアニメ特有のぼんやりした空気の中で、一声ごとにちゃんとキャラクターの輪郭がある。数分の尺でここまでやるのかと思った。
杉山紀彰のうさ原(タバコを吸う粗野なウサギ)も、短い出番の中でキャラが立っていた。声の低さと荒さのバランスが「怖そうでそんなでもない」感をちょうど出していて、ウルノとの小競り合いのシーンが一番笑えた。
森川智之演じるゆに彦はまた別の温度感で、あの低く落ち着いた声がゆるい日常の場面に妙にはまっていた。同じゆるい空気の中でキャスト三者三様の芝居になっているのは、改めて見るとちょっと贅沢だと思う。
読んで見たくなったら——『だめっこどうぶつ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 5〜10分のゆるい時間をとにかく確保したい人
- 2000年代の柔らかい画風のアニメに懐かしさを感じる人
- 何かを達成するより「ただ続いていく日常」が好きな人
- 森川智之・神谷浩史の仕事量を追っている声優オタク
- 動物キャラのゆるいコメディが一定周期で摂取したくなる人
合わない人
- ストーリーの起承転結や成長描写を求める人
- 作画クオリティを視聴判断の基準にしている人
- 笑いのテンポが早くテンションが上がるコメディを求める人
- キャラへの感情移入に時間がかかる人(一話数分では追いつかない)
次に見るなら
しろくまカフェは動物キャラたちがゆるい日常を送るコメディとして、だめっこどうぶつと空気感が最も近い。ギャグのテンポが遅く、何も起きないことを積み重ねていくスタイルで、一話ごとのオチも力まず処理されている。長編なので休日の流し見に向いている。
のんのんびよりは動物ではなく田舎の日常系だが、「何も起きないが何かが続いている」感覚を求めるなら外れない。だめっこどうぶつの「続いていく森」と、のんのんびよりの「続いていく田舎」は、根っこにある安心感が似ている。
けものフレンズは動物キャラが自分の種族の特性を探っていく話として、テーマの重なりがある。あちらはもう少し冒険要素があるが、「それぞれの動物がそれぞれの形で存在している」という感覚はだめっこどうぶつと地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『だめっこどうぶつ』はdアニメストアで配信中で、手軽に全話視聴できます。1話が短いショートアニメなので、隙間時間にサクッと楽しめるのも嬉しいポイントです。ゆるくてほのぼのした世界観が好きな方に特におすすめの作品です。
