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キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE 2
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
万太郎は超人杯の準決勝に進出した。サッカー場でリカルドと戦い、決勝進出を目指す。ケビン・マスクも準決勝に進出し、空中競技場でイリューヒンを倒す必要がある。これら三つの試合が超人杯の優勝者を決定する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
超人杯もいよいよ準決勝へ。主人公・万太郎はサッカー場を舞台にリカルドとの激戦に挑み、決勝の座を懸けて全力をぶつける。一方、宿命のライバル・ケビン・マスクは空中競技場でイリューヒンと激突。三つの準決勝が同時進行するなか、超人杯の頂点に立つのは誰か——熱狂の決着が迫る。みどころ・魅力
① 三試合同時進行が生み出す圧倒的な熱量
万太郎・ケビン・もう一方の準決勝が同時に描かれる構成は、それぞれの結末が見えないまま緊張感が積み上がる。どの試合も主役級の見せ場があり、最後まで目が離せない展開が続く。② 個性豊かな外国人超人たちとのバトル
リカルドやイリューヒンら、各国を代表する超人との対戦は、必殺技の応酬と戦略的な読み合いが見どころ。初代キン肉マンから受け継がれた「試合の熱さ」を次世代の超人たちが体現する。③ 万太郎とケビンのライバル関係が深まる
ともに準決勝を戦う二人だが、その戦い方や背負うものは対照的。試合を経るごとに互いへの意識が増し、決勝での激突を予感させる関係性の深まりが本作の軸となっている。キャスト・声優一覧




スタッフ
| 音楽 | 渡部チェル |
|---|---|
| OP | 服部隆之「Trust yourself」 |
| ED | 神楽「誓ノ月」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「II世の続きか」と半分惰性で再生ボタンを押したのを覚えている。そしたらいきなり「ULTIMATE MUSCLE 2」というロゴが出てきて、ああ、もう英語タイトルのほうがメインになってるんだな、と妙に時代を感じた。2006年当時の少年漫画原作アニメって、英語サブタイトルをつけるほど海外展開に前のめりだった時期で、その空気がそのままタイトルに出てる。最初は作風のノリについていけるか若干不安だったけど、超人杯の準決勝というドラマが動き出した瞬間に、そういう心配はどこかへ消えた。二回目に見たとき気づいたのは、試合の構造が三軸同時進行になっていること。万太郎・ケビン・もう一方、それぞれが別の場所で戦っているのを交互に見せていくあの編集は、最初の視聴では「次どこへ行くんだ」という戸惑いの方が大きかった。
「父親に似ている」と言われ続けた男が、それを武器にするまでの話
キン肉マンII世という作品を単純な「二代目継承もの」として片づけてしまうのは、少しもったいない。万太郎が抱えているのは「父の七光りで得た地位」ではなく、「父と同じ名前を持つことへの重圧」だ。そしてULTIMATE MUSCLE 2の段階、つまり超人杯準決勝という土壇場まで来ると、その重圧が面白い形で変化している。
序盤の万太郎は「俺はキン肉マンじゃない」というある種の反発を持ちつつ戦ってきた。しかし大きなトーナメントの終盤になると、その反発がだんだん薄れて、むしろ父の名前を引き受けることに対して能動的になっていく。ケビン・マスクも同じ構造を持つキャラクターで、彼はロビンマスクの息子として、もっとシリアスな形でその重さを受け取っている。二つの「親の名前を背負った超人」が同じトーナメントで戦っているというのは、対比として相当意図的に設計されていると感じる。
サッカー場でのリカルド戦は、その観点で見るとより面白い。試合の舞台装置がサッカー場というのがすでにひとつのメタファーで、チームスポーツのフィールドで一対一の格闘が行われる。他者との連携で成立するスポーツの場所で、完全に個人の力を試されるというあの設定は意外とよく考えられている。空中競技場でのケビン対イリューヒンも、「高いところで戦う」という舞台の意味が、ケビンというキャラクターの高潔さ・孤高さとちゃんと呼応している。
この作品が単なる「熱いバトル漫画の続編」ではなく、世代間の継承と自己証明というテーマに意外と誠実な作品だと思う理由がそこにある。
特に刺さったシーン
小野坂昌也の声、というのをこの作品で改めて意識した。万太郎という役は、熱さと抜けた感じが共存していないと成立しない難しいキャラクターで、小野坂さんはそのバランスをかなり精確に保っている。試合中の気合声と、ふとした瞬間の間の抜けたセリフが同じ人から出てくる違和感のなさ、というか必然感。あのテンションの切り替わりを聞いているだけで、万太郎というキャラクターが成立している理由が分かる気がした。
テリー・ザ・キッドを演じる森川智之は、出番がある場面でことごとく「存在感の強さ」が際立つ。クールな役どころで抑えた演技をしているのに、なぜかそこに確かな熱量がある。森川さんが長年培ってきた「余裕のある男の声」というスキルが、テリー・キッドの立ち位置にぴったりはまっている。終盤の展開でテリーが動く場面で、思わず姿勢を正した記憶がある。
あと個人的にはケビン対イリューヒンの空中戦の作画の動かし方が好きで、二回目に見たときに「ここでこんな動きしてたのか」と気づいたカットがいくつかあった。派手さよりも軌跡の正確さで見せる演出で、当時のアニメの底力を感じる。
読んで見たくなったら——『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE 2』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- キン肉マンII世の一期を既に見ていて、万太郎の成長を追いかけている人
- 90〜00年代の少年漫画原作バトルアニメのテンションが好きな人
- 試合単位でドラマが完結する構成が好きな人(一気見より週一消化に向いている)
- 森川智之・小野坂昌也の演技をじっくり聞きたい人
- 「親の七光りと戦う二代目」という継承テーマに個人的に引っかかりがある人
合わない人
- 原作・前作未見で、キャラクター関係の前提知識なしに見ようとしている人
- 00年代作画のクセが気になるタイプ(特にキャラの造形は時代を選ぶ)
- シリアス一本槍のバトルアニメを求めている人(コメディ成分はかなり多い)
- 試合の決着に論理的な必然性を求める人(キン肉マン系の「熱さで勝つ」に馴染めないと厳しい)
次に見るなら
キン肉マンII世(一期)は言うまでもなく先に見ておくべき作品で、万太郎がどういう経緯でこのトーナメントに至ったかを知っていると、準決勝の重さが全然変わる。「II世から入った」という人がいるとすれば、一期に戻るのが正解。
世代継承テーマと格闘の熱さという二つの軸で近いところにあるのがタイガーマスクWで、こちらも「先代の名前を背負う」という構造を持ちながら、作画・演出は現代水準で見やすい。キン肉マンII世を見てこのテーマが刺さった人には間違いなく響く。
コメディ成分が強めで、かつバトルとしての骨格もしっかりある、という種類の作品が好きなら僕のヒーローアカデミアは自然な次の選択肢になる。世代・師弟・継承というテーマも引き続き強く出てくるので、この作品から入るのは意外と筋が通っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE 2』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴できます。複数の主要サービスに対応しているため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。超人杯の熱い戦いを、ぜひお好みのプラットフォームでお楽しみください。
