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テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION シルヴァラント編
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | ufotable |
二つの世界が存在し、互いに気づいていない。一方が繁栄するには、他方が滅びる必要がある。滅びゆく世界では、選ばれし者が精霊を目覚めさせ天使となることで、その世界のマナを回復するため旅に出る。シルヴァラント選定者コレットは、親友ロイドとジェニスに伴われて旅立つ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
互いの存在を知らない「二つの世界」が同時に存在し、一方が繁栄するにはもう一方が滅びなければならない——そんな過酷な運命の中で、シルヴァラントの選定者・コレットは世界を救う旅に出る。幼なじみのロイドと魔術師のジェニスを仲間に、精霊を解放する「再生の旅」を続けるコレットだが、その先には想像を超える試練と真実が待ち受けていた。みどころ・魅力
① 人気RPGの世界観をOVAで忠実再現
ナムコの名作RPG『テイルズ オブ シンフォニア』をベースに、ゲームファン待望のアニメ化を実現。シルヴァラント編では序盤の旅路と仲間たちとの絆が丁寧に描かれており、原作プレイヤーにとっては懐かしさ、未プレイ者にとっては新鮮な導入として楽しめる構成になっています。② コレット・ロイド・ジェニスの友情と成長
選定者として過酷な運命を背負いながらも明るく歩み続けるコレット、そんな彼女を全力で守ろうとするロイド、二人を支えるジェニス。三者三様の個性がぶつかり合い、支え合う姿が作品の核心を成しており、キャラクター同士の感情の動きがじっくり描かれています。③ アクションと幻想的な世界観の融合
精霊が宿る神殿や広大なフィールドなど、ゲームさながらのファンタジー世界が映像化。各精霊との対峙シーンでは迫力ある戦闘描写も楽しめ、冒険・アクション・感動の要素がバランスよく盛り込まれています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 外崎春雄 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 金月龍之介 |
| キャラクターデザイン | 藤島康介 |
| 音楽 | ジズスタジオ |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 河井英里「ALMATERIA」 |
| ED | 引田かおり「願い」 |
| ED | 水樹奈々「うちへ帰ろう」 |
| ED | 河合絵里「ALMATERIA」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゲームはやったことがある。PS2かGCか、どちらで遊んだかもう定かじゃないけど、「コレットが痛みを感じられなくなっていく」くだりで確かにしんどくなった記憶がある。そのアニメ版が存在することは、配信サービスのおすすめ欄に出てくるまで完全に知らなかった。「なんか見たことあるキャラクターだな」と思ってサムネをクリックしたら、あの世界だった。
最初の30分で思ったのは、「ゲームを知っている前提で作ってるな」ということ。テンポが速く、世界観の説明が最低限しかない。でも2周目で見ると、それが逆に心地いい。クラトスが序盤から意味深な立ち位置にいることも、ゲームを知っているなら「そうそう、そういう人なんだよ」という確認作業になる。初見でも楽しめなくはないが、ゲームプレイ済みの人間のほうが間違いなく10倍おいしい作りだと思う。
「選ばれること」は呪いである——コレットが失っていくものの話
テイルズオブシンフォニアという作品の核は、ひとことで言えば「誰かが犠牲にならなければ世界が救われない」という構造への怒りだと思っている。選定者コレットは生まれた瞬間からその役割を背負わされ、封印を解くたびに少しずつ人間としての感覚を失っていく。痛みがなくなる。声が出なくなる。そして感情も——。
ゲームをやっていたときも「酷い話だ」と思っていたけれど、アニメになってその「酷さ」がより明確に映像として突きつけられる。水樹奈々さんのコレットは、失っていく自分を周囲に気づかせないようにしながら、それでも笑顔を保とうとする。声の演技に「何かを我慢している」感覚がずっとある。これはかなり難しいことをやっていると思う。表向きは明るいのに、声の奥に何かが滲んでいる。
ロイドは「そんな世界のルールはおかしい」と真正面から怒る。小西克幸さんの演じるロイドは直情型なのだが、それが薄っぺらく聞こえない。むしろその単純な怒りが、物語の中では一番真っ当な反応に見えるように設計されている。「世界の仕組みに怒れる人間」というキャラクターの純粋さが、作品全体のテーマを支えている。
立木文彦さん演じるクラトスの沈黙と、森川智之さん演じるユアンの皮肉まじりの台詞。この二人が「裏事情を知っている側の人間」として機能することで、視聴者はロイドたちの旅が表面的には見えていない何かの上に成立していることを薄々感じ続ける。シルヴァラント編はその全貌を明かさないまま終わるのだが、その「まだ見えていない」感がOVA特有の密度感を生んでいる。単なる冒険ファンタジーではなく、「システムの被害者たちが、自分がシステムの被害者だと気づいていない」物語として読める。
特に刺さったシーン
序盤の封印解放のシーンで、コレットが「大丈夫」と言い続けるところ。水樹奈々さんの声が、本当に大丈夫そうに聞こえるのに、どこか空虚な感じがする。「痛くない」という台詞が、あの声で言われると、痛くないことの方が怖い。ゲームでテキストを読んでいたときより、音として届くことで残酷さが一段上がった。
折笠愛さんのジーニアスは、ゲームの印象そのままで嬉しかった。年齢より大人びた知性と、でも子どもらしい感情の爆発がある。クールに見えて感情的になるシーンの振れ幅が大きくて、折笠さんの声質の硬さが利いている。ロイドとの言い合いのシーンは、二人のキャラクターの違いが声だけで伝わってくる。
クラトスの立ち位置が序盤から一貫して「少しズレている」ことが、立木文彦さんの低くて落ち着いた声で強調される。情報を持っているのに言わない、でも守ろうとしている。その矛盾が声に滲んでいて、ゲームをやった人間には「そうだよ、あなたはそういう人なんだよ……」という感慨がある。
読んで見たくなったら——『テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION シルヴァラント編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テイルズオブシンフォニア(ゲーム)をプレイしたことがある人
- 2000年代RPG的な世界観——複数世界・選定者・封印解除——が好きな人
- 水樹奈々、小西克幸、立木文彦、折笠愛、森川智之の演技を声で確認したい人
- 「自己犠牲を強いられるヒロイン」というテーマを丁寧に掘り下げた作品が好きな人
合わない人
- ゲーム未プレイで、世界観の説明なしに入っていける自信がない人(前提知識がほぼ必須)
- OVA数話でスッキリ完結を求めている人(続きはユグドラシル編・世界統合編と続く)
- 現代水準の作画クオリティを期待している人(2007年OVAとして標準的だが、アクションシーンには時代感がある)
次に見るなら
同じテイルズシリーズのアニメ化として、テイルズオブヴェスペリア THE FIRST STRIKEはゲームの前日談という位置づけで、映画尺なので単体でも入りやすい。「ゲーム原作アニメとして崩れていない」という意味でシンフォニアと比較しながら見ると面白い。
「選ばれし者が世界の重さを背負う」というテーマが刺さったなら、魔法少女まどか☆マギカは外せない。コレットが役割に殉じていく構造と、まどかがシステムに問いを投げかける構造は根っこが近い。「誰かが犠牲になることへの怒り」という感情として繋がる。
2000年代のRPG的ファンタジーの空気感をもう少し味わいたいなら、十二国記も選択肢に入る。世界観の重厚さと「選ばれた人間の苦悩」という軸が共通していて、シンフォニアのテーマをより掘り下げたい人には刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION シルヴァラント編』は、dアニメストアおよびU-NEXTにて配信中です。どちらのサービスでもお好みの環境で視聴できます。原作ゲームのファンはもちろん、王道ファンタジーアニメとして初めて触れる方にもおすすめの作品です。


