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テイルズオブシンフォニア テセアラ編 また会えたね~笑撃のジャッジメント!~
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | ゲーム |
テセアラ編DVDに付属した特別編。キャラクターたちが集まり、様々なことについて話し合う。世界を救う方法、女性キャラクターの主な恋愛対象になる方法、画面上での出演時間を増やす方法など、異なるテーマについて議論する内容である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テセアラ編DVDに同梱された特別編。物語の舞台を救ったキャラクターたちが一堂に集い、「世界を救う方法」「女性キャラクターの恋愛対象に選ばれる条件」「作中の出演時間を増やすコツ」など、シリアスとは程遠い珍テーマについて真剣に語り合う。ゲーム本編では見られないキャラクターたちの素顔とコメディセンスが詰まった、ファン向けのお楽しみ映像作品。みどころ・魅力
① 本編では絶対に見られないキャラクターたちの”素”
シリアスな冒険を共にした面々が、世界の命運とはまったく関係のない議題で真顔の討論を繰り広げる。ゲームのストーリーを知っているほど「このキャラがこんなことを…」というギャップ笑いが楽しめ、ファンならではの視点で楽しめるコメディ作品です。② “メタ視点”のギャグが冴える笑撃の脚本
「出演時間を増やす方法」「恋愛対象になるには」といったテーマは、キャラクター自身がアニメ・ゲームの構造を自覚しているかのようなメタ的なユーモアに満ちています。シリーズファンであればあるほど、そのツッコミどころに笑えるネタが随所に散りばめられています。③ 短編ならではのテンポの良さ
DVD特典という形式を活かした短編構成で、テンポよく笑いが積み重なります。お気に入りのキャラクターが普段の活躍とは異なる一面を見せる場面も多く、長編を見る時間がなくても気軽に楽しめるファンサービス色の強い一作です。キャスト・声優一覧
























感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゲームはやっていた。PS2版もGC版も、恥ずかしながらかなりの時間を費やした口だ。ただアニメのほうは追えていなくて、このスペシャルの存在を知ったのはかなり後になってから。「また会えたね~笑撃のジャッジメント!~」という副題を見たとき、正直なにかの間違いかと思った。あのシリアスなシンフォニアが、こんなタイトルを付けるのか、と。
テセアラ編DVDの付録という扱いなので、本編を全部見た人間が最後に開封する形になる。最初に再生したときは「おまけコンテンツだから軽めに流そう」と思っていたら、開始数分でその認識を撤回することになった。キャラクターたちが「ヒロインの恋愛対象になる方法」を真剣に議論している。ロイドたちが。世界を救った後で。
自分の「物語における役割」に自覚的なキャラクターたちの、静かな反乱
このスペシャルが単なるギャグ集として機能しているかというと、そう単純でもない。「スクリーンタイムを増やす方法」「女性キャラクターのメインの恋愛対象になる方法」という議題を、キャラクター自身が真剣に検討するという構造は、一種のメタフィクションとして読める。
本編のシンフォニアは、世界の差別構造や自己犠牲の問題を正面から扱うJRPGだった。だからこそ、そのキャラクターたちが「自分が物語の中でどう扱われているか」を俯瞰する視点を持つと、奇妙なおかしさが生まれる。ユアン・カーフェイが「出番が少ない」と何となく思っていても、それを本人が議題として上げる場を与えられることは、ゲームの本編では絶対に起きない。
森川智之が演じるユアンは、本編では徹底して掴みどころのない立ち位置を維持し続けたキャラクターだ。その人物が「また会えたね」の文脈で登場するとき、森川のあの低音ボイスが乗ると、素材の反差が面白さを増幅する。声が格好いいほど、言っていることとのギャップが広がる。
小西克幸のロイドは、このスペシャルの中では本編の純粋さをそのまま維持しているように見える。議論の中でロイドだけが「なんでそんなことを考える必要があるんだ」と言いかねない素朴さを持っていて、それがメタ議論の中での清涼剤になっている。キャラクターが自分の役割に無自覚であることが、逆に物語上の役割として機能している構造だ。
2010年という公開タイミングも、このスペシャルの立ち位置を考える上で面白い。ゲームの発売は2003年で、OVAが完結した後の「また」だ。ファンが7年間抱いていた「あのキャラクターたちをもう一度見たい」という感情を、シリアスに応えるのではなく、徹底的にはぐらかしながら応える。その選択がこの作品の核心だと思っている。
特に刺さったシーン
リーガル・ブライアンが「ヒロインの恋愛対象になる条件」を分析しているあたりが、個人的に一番消耗した。大塚明夫の声でそれを言われると、妙な重みが乗る。本来ならシリアスな場面で使われるはずの説得力が、まったく関係ない方向に全力で向いている。声の格から来る期待値と、発言内容のズレが、笑いとしてではなく「困惑」として届いてくる感じ。
桑島法子のプレセアは、本編では感情表現が乏しいというキャラクター設定の中に生きていた。その桑島さんが、このスペシャルのテンポの中でどう機能するか。プレセアは本編でも独特のリズムで発言するキャラクターなので、メタ議論の場でそのリズムが出てくると、周囲のキャラクターとの噛み合わなさが増幅される。計算されているのか偶然なのかわからない間の取り方がある。
岡本信彦のワンダーシェフがいることも見逃せない。本編では完全にコメディリリーフの役割だったキャラクターが、この場ではある種の「正気の人」として機能するシーンがある。立ち位置が逆転する瞬間があって、それが短いながら印象に残った。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テイルズオブシンフォニアのゲームを遊んでいて、キャラクターへの愛着が残っている人
- OVA本編(テセアラ編まで)を通しで見ており、キャラクター関係を頭に入れている人
- 「シリアス原作のキャラクターが別のテンションで動く」という構造が好きな人
- 森川智之・大塚明夫・桑島法子あたりの声優の声を、文脈関係なく聴けるタイプのリスナー
- 収録時間の短さを気にせず、「おまけ」に付き合える人
合わない人
- ゲームもOVAも未経験で、キャラクターを初見で把握しながら見ようとしている人
- シンフォニア本編のシリアスなトーンを期待して来た人
- メタフィクション的なキャラクターの自己言及に乗れないタイプ
- 現時点では配信がなく、DVD購入のハードルを超えるほど関心が高くない人
次に見るなら
テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION——当然ながらこちらが先。本編OVAを見ていない状態でスペシャルを再生しても意味が半減する。テセアラ編まで通してから戻ってくるのが正しい順番で、本編のテンションを知っているほど、このスペシャルの落差が効いてくる。
テイルズオブジアビス——シリーズが好きであれば。こちらもアニメ化されており、原作ゲームのファンがキャラクターのアニメ解釈に付き合うという体験として近い。ただしスペシャルのような崩した演出ではなく、本編一本道の作品。
ハルヒちゃんの憂鬱——原作のシリアスな世界観を持つキャラクターが、メタフィクション的なコメディに移行するという構造の参照点として。短編コメディという形式も近く、「知っているキャラクターが別のテンションで動く」体験を別作品で確認したいときに向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作は現時点で主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。DVDに同梱された特典映像のため、視聴にはDVDソフトの入手が最も確実な方法です。中古市場やフリマサイトなどでテセアラ編DVDを探してみてください。