新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

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1997新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

★ 3.6 / 5.0アクションドラマメカSF
放送年1997年
フォーマットOVA
話数3話
原作オリジナル
制作Sunrise

コロニー暦196年。地球と植民地の戦争終結から1年が経過した。ヒイロ、デュオ、トロワ、カトルはガンダムに別れを告げ、太陽に向けて放出する。リリーナ・ドーリアンは地球圏統一国家の副大臣となった。しかし平和に適応する中、リリーナが誘拐され、新たな脅威が現れる。それはマリメイア・クシュレナーダが率いていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

コロニー暦196年、地球と宇宙コロニーの戦争が終結して1年。ヒイロたちガンダムパイロットたちは戦いに終止符を打ち、ガンダムを宇宙の彼方へ放出した。リリーナは地球圏統一国家の副大臣として平和な未来を歩んでいた。しかしそんな矢先、謎の勢力によってリリーナが誘拐される。首謀者はマリメイア・クシュレナーダ——再び引き金が引かれた戦争の足音に、ヒイロたちは再度ガンダムを手に取ることを決意する。

みどころ・魅力

① 完全新規デザインのガンダムが魅せる圧巻の戦闘シーン

本作ではウイングガンダムゼロやデスサイズヘルなど、各機体が大幅にリデザインされた「EW版」として登場。OVAならではの高品質な作画と演出で、TVシリーズを超えるメカアクションが堪能できます。特に終盤の一対一の戦闘シーンは見応え十分です。

② 戦後の「平和」と向き合う5人のパイロットたちの葛藤

戦いが終わったはずなのに、なぜ再び武器を取るのか——ヒイロをはじめ各キャラクターが平和と戦争の意味を問い直す心理描写が丁寧に描かれています。戦闘シーンだけでなく、人間ドラマとしての深みがシリーズの締めくくりにふさわしい余韻を生んでいます。

③ 約90分で完結するコンパクトな構成とカタルシス

全3巻のOVAを再編集した劇場版も含め、物語はテンポよく展開。TV版を観たあとに観ると登場人物への感情移入が深まり、最終決戦とエピローグが強烈なカタルシスをもたらします。ガンダムWの「完結編」として、ファン必見の一作です。

キャスト・声優一覧

ヒイロ・ユイ
ヒイロ・ユイ
メイン
緑川光
張五飛
張五飛
メイン
石野竜三
デュオ・マックスウェル
デュオ・マックスウェル
メイン
関俊彦
リリーナ・ピースクラフト
リリーナ・ピースクラフト
メイン
矢島晶子
カトル・ラバーバ・ウィナー
カトル・ラバーバ・ウィナー
メイン
折笠愛
トロワ・バートン
トロワ・バートン
メイン
中原茂
アブドル
アブドル
サブ
森川智之
サリィ・ポォ
サリィ・ポォ
サブ
冬馬由美
ドクターJ
ドクターJ
サブ
稲葉実
女の子A
女の子A
サブ
宮村優子
H教授
H教授
サブ
田口昻
ラシード・クラマ
ラシード・クラマ
サブ
中田和宏

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スタッフ

監督青木康直
キャラクターデザイン村瀬修功
音楽大谷幸
美術監督佐藤勝
音響監督浦上靖夫
EDトゥーミックス「White Reflection」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

TVシリーズ全49話を消化した勢いそのままで手を出した。OVA全3話、劇場編集版含めてもそれほど長くないし、「Wの続き」という位置づけならと思って。 最初に見たときの正直な感想は「作画が別物だな」だった。1997年のOVAで、TV版と同じキャラのはずなのにグレードが違う。特にウイングゼロの描写は、テレビ画面で見ていたあれとは別の兵器に見えた。テンションが上がるというより「ああ、劇場クオリティってこういうことか」と冷静に観察してしまった。 2回目に見たとき気づいたのは、このOVAがかなり「Wを全部見た人間向け」に設計されているということだ。キャラクターの関係性や感情の経緯を知っていることが前提で話が進む。TV版の補完でも外伝でもなく、本編の”締め”として機能している作品。OVAという形式の作品として正直なテキストで、そこは素直に評価している。

武器として育てられた少年たちに、平和は何を要求したか

冒頭、ヒイロたちはガンダムを太陽に向けて放出する。戦争の道具を宇宙の彼方に捨て去ることで、平和な日常に移行しようとする。このシーンで、エンドレスワルツが何を問いたいのかは大体わかる。「戦争が終わった後、兵士だった人間はどこへ行くのか」という問いだ。 ヒイロ、デュオ、トロワ、カトル——彼らは子どもの頃から兵器として育てられた。戦うことが存在意義だった人間たちが、突然「平和になりました」と言われて、その平和にどうやって適応するのか。ガンダムを捨てるという行為は、自分たちの過去を物理的に切り捨てようとする試みでもある。 しかしマリーメイア・クシュレナーダが現れ、新たな脅威が生まれたとき、彼らはまたガンダムに乗る選択をする——正確には、乗らざるを得ない状況に追い込まれる。ここに、この作品の核心がある。平和は守る人間を必要とする。だが守るために暴力を使い続けることは、戦争の構造を再生産することでもある。この矛盾から逃れられない。 マリーメイアというキャラクターは、戦争の再生産を象徴する存在として描かれている。彼女が掲げるのは父・トレーズの意志の継承という名目だが、それは結局「誰かの大義のために争う」という構造そのものだ。戦争は終わっても、戦争を引き起こすイデオロギーと権力構造は残る。平和はいつも、次の戦争までの間隔でしかないのか——そういう暗い問いを、この作品は正面から立てている。 だからこそ終盤のヒイロの選択に意味がある。暴力で終わらせられる問題と、暴力では終わらせられない問題がある。ガンダムパイロットたちが到達するのは、後者についての認識だ。「Wの締めとしてちゃんとしてた」という感想はまさにここに尽きる。派手なカタルシスではなく、あの5人が辿り着けるところに着地させた、という意味での「ちゃんと」だ。

特に刺さったシーン

終盤、ヒイロがリリーナを前にしたときの緑川光の芝居が印象に残っている。緑川光という人は、激情と静けさのどちらも極端に演じる役者で、ヒイロ・ユイというキャラクターはその両方を要求する役だ。このOVAの緑川は、TVシリーズよりさらに内側に声を引き込んでいた。感情を抑えているのか、感情がそもそも希薄なのか、聞き分けが難しい場所で芝居をしている。2回目に聞いたときに「これは計算してやっている」と思った。 矢島晶子のリリーナも、「副大臣」になって以降の声のモードが変わっていて面白い。TVシリーズの少女感から、少し重心が下がった印象。政治的な意思を持った人物の声として成立している。ピースクラフトの名を持つ人間として「非武装」を信念にしながら、武装したガンダムに助けを求めるしかない立場の矛盾——そこに矢島の声がハマっていた。 関俊彦のデュオも、TVシリーズから続くあの軽さを保ちつつ、どこか疲れた感じがある。戦場向けの人間が平和な場所に置かれたときの「微妙な居心地の悪さ」を、台詞ではなくトーンで出していた。脇を固める森川智之も含め、このOVAの声優陣はTVシリーズの疲労感を一切見せず、むしろキャラクターを一回り大人に見せることに成功している。

読んで見たくなったら——『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ガンダムWのTVシリーズを全話見て「続きが気になる」と思った人
  • 90年代ロボットアニメのデザイン・世界観が好きな人
  • 戦争後の「平和とは何か」という問いに引っかかりを覚える人
  • 緑川光関俊彦折笠愛の芝居を追いかけているファン

合わない人

  • TVシリーズを見ていない、またはほぼ覚えていない人(キャラ関係の前提がかなりある)
  • スタンドアローンで完結する話を求めている人
  • 純粋なロボットバトルのカタルシスを期待している人(そういう作品ではない)
  • 政治劇よりアクションの比重を重くしてほしい人

次に見るなら

ガンダムWが好きで、同じ「戦争の終わり方と平和の代償」というテーマに引っかかった人には機動戦士ガンダム 第08MS小隊を勧めたい。コロニーではなく地上の戦場が舞台で、スケールは小さいが「一兵士にとって戦争とは何か」という問いの密度が高い。派手さは薄れるが、人間の描き方はより生々しい。 90年代ロボットアニメ全体として見るなら天空のエスカフローネも面白い。ガンダムとはジャンルが違うが、メカと人間ドラマの比重の取り方が似ている時代の空気を持っている。戦争と政治を絡めながら少年少女の成長を描く構造は、Wと共鳴する部分がある。 政治とメカという組み合わせで2000年代以降まで広げるならコードギアス 反逆のルルーシュ。Wとの比較で「あの時代のロボットアニメが何をやりたかったか」が逆説的に見えてくる。テンションは全然違うが、「正義と暴力の使い方」というテーマを引き継いでいる点で連続して見る価値がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。月額サービスに加入済みであれば追加料金なしで視聴できます。ガンダムWの続きを手軽に楽しめる環境が整っていますので、ぜひこの機会にご覧ください。

よくある質問

Q. TV版『ガンダムW』を観ていなくても楽しめますか?
A. TV版の続編にあたるため、キャラクターや世界観を把握してから視聴するのがおすすめです。先にTV版を観ておくと、登場人物への感情移入が深まりより楽しめます。
Q. OVA版と劇場版の違いは何ですか?
A. OVA版は全3巻で構成され、劇場版はそれを再編集して一本にまとめたものです。内容はほぼ同じですが、劇場版では一部シーンの追加・修正があります。配信サービスではどちらが収録されているか確認してみてください。
Q. 主人公・ヒイロ・ユイの声優は誰ですか?
A. ヒイロ・ユイはTV版から引き続き緑川光さんが担当しています。ほかのメインキャストも同様にTV版から続投しており、声でキャラクターを再確認しながら楽しめます。
Q. 視聴時間はどのくらいかかりますか?
A. OVA全3話を合わせると約90分程度です。劇場版も同様の尺のため、映画1本分の感覚で一気に視聴できます。週末のまとめ見にもぴったりの作品です。

まとめ

『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。月額サービスに加入済みであれば追加料金なしで視聴できます。ガンダムWの続きを手軽に楽しめる環境が整っていますので、ぜひこの機会にご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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