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新機動戦記ガンダムW オペレーション・メテオ ODD&EVEN NUMBERS
| 放送年 | 1996年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
ガンダムW TVシリーズの出来事をまとめた2つのビデオがリリースされた。各オペレーション・メテオビデオには「奇数話」と「偶数話」が収録されている。奇数話ではヒイロ、トロワ、ウーフェイが、偶数話ではデュオとカトルが登場する。また、TV最終話後のキャラクターの新規映像も短編で収録されている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テレビシリーズ『新機動戦記ガンダムW』の物語を再編集した全2巻のOVA作品。各巻はそれぞれ「奇数話編」と「偶数話編」に分かれており、奇数話ではヒイロ・ユイ、トロワ・バートン、張五飛の活躍を、偶数話ではデュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナーの物語を中心に描く。さらに、テレビシリーズ最終話後のキャラクターたちを映した新規映像も短編として収録されており、本編を見届けたファンには見逃せない特典映像となっている。みどころ・魅力
① 5人のガンダムパイロットをキャラクター別に追う構成
奇数話・偶数話という独自の編成により、TVシリーズでは交錯していた各パイロットの視点を整理して追うことができる。ヒイロ・トロワ・五飛の戦闘路線と、デュオ・カトルのドラマ路線がそれぞれ鮮明になり、キャラクターへの理解が深まる構成になっている。② テレビシリーズ後の新規映像を収録
OVAならではの見どころとして、TV最終話後を描いた新規映像が収録されている。本編では描かれなかったキャラクターたちのその後の姿を短編ながらも確認できる貴重な内容であり、シリーズを愛するファンにとって特別な一本となっている。③ 1996年放送作品をまとめて振り返るのに最適
全49話に及ぶTVシリーズのストーリーをコンパクトに再体験できる編集作品として機能している。ガンダムWを初めて振り返る視聴者や、特定キャラクターの流れを確認したいリピーター双方にとって使い勝手の良い作品構成となっている。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 池田成 |
|---|---|
| 音楽 | 大谷幸 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ガンダムWのOVAがあると聞いて、「あの90年代の人気作か」くらいの温度感で手を出した。TVシリーズは通しで見ていない。そういう人間がこれを見るとどうなるか、正直に書く。
「オペレーション・メテオ ODD&EVEN NUMBERS」は、ガンダムWのTVシリーズを再編集した総集編OVAだ。奇数話(ODD)にはヒイロ・トロワ・ウーフェイ、偶数話(EVEN)にはデュオ・カトルが軸として収録されている。つまりTVシリーズの補完でも外伝でもなく、「まとめ見用の入り口」という位置づけ。最後に最終話後の短編新規映像が入っているのが唯一の「コアファン向け付加価値」になっている。
初見、正直なところ「入門には向いていないな」と思った。TVシリーズを知っていれば刺さる文脈が随所にあるのだろうが、初見だと感情の文脈がすっぽり抜けた状態でシーンが流れる。2周目に入ってようやく、各キャラクターの立ち位置とドラマの骨格が見えてきた。
「戦う理由」ではなく「戦いをやめる理由」の話
ガンダムW——というかこのOVAを通して伝わってくるのは、戦争と少年の話ではなく、「どこで降りるか」の話だと思った。ヒイロ・ユイというキャラクターは、緑川光の演技でよく知られている通り、感情を極限まで削った造形だ。最初は「無口なクールキャラ」くらいに見えるが、何度も見ていると、あの無口さが「戦いを疑うことを自分に許していない」状態の外側にある仮面だとわかってくる。
ODD側に登場する3人——ヒイロ、トロワ、ウーフェイ——は、それぞれ異なる「戦う論理」を持っている。ウーフェイは誇りと怒り、トロワは任務と無名性、ヒイロは命令と自己消去。EVEN側のデュオと카トルは、もう少し人間的な感情の色がある。関俊彦が演じるデュオの、冗談で包んだ孤独感は、通しで見るとかなり効いてくる。
で、このOVAの核心は何かというと、「その戦い方を続けることの代償」を淡々と積み上げていくことだと思う。派手な戦闘シーンの間に挟まる、キャラクターたちの静かな会話や内省の断片——あそこに作品の本音がある。TVシリーズの文脈をまるごと持ち込んで再編集しているため、総集編特有の「場面が飛ぶ」感覚はあるが、逆にそれが「戦場の断片記憶」のような質感を作り出している部分もある。意図的かどうかは知らないけど。
置鮎龍太郎が演じるトレーズ・クシュリナーダという人物——この人がいることで、作品全体の「戦争観」に奥行きが生まれる。戦争を美学として捉えている側の人間として描かれているが、置鮎の声の品格と重みが、単純な悪役にしていない。この役者で良かったと思う場面が複数ある。
最終話後の新規映像は短いが、「戦いの後」を生きているキャラクターたちを映すことで、作品が「戦う理由」を問うものではなく「どこへ向かうか」を問うものだったと、後から整理できた。
特に刺さったシーン
デュオが終盤に話す、自分の過去——孤独と喪失に絡んだあの場面。関俊彦の演技が、冗談のトーンを一枚ずつ剥がしていくように変わっていく。普段軽口が多いキャラクターが急に地声に近いトーンで話し始めると、受け手側の集中度が跳ね上がる。「あ、今素の部分を見せているな」と思う瞬間を作れる声優は強い。
横山智佐が演じるノインが、ある局面でトレーズの立場を理解しながらも彼のそばにいることを選ぶ——その沈黙の場面は、台詞より間の演技で見せている。長いセリフで説明せずに「選択」を伝える作り方を好む自分には、ここが一番刺さった。
2回目に見て気づいたのは、ヒイロが自分の「任務」を言い切るとき、緑川光の声の中に微妙な揺れが混じっていること。感情を排除しているキャラクターに感情の痕跡を残している。意図的にそうしているなら相当うまい仕事で、2周目以降に効いてくる種類の演技だと思う。
読んで見たくなったら——『新機動戦記ガンダムW オペレーション・メテオ ODD&EVEN NUMBERS』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ガンダムWのTVシリーズを見たことがあり、キャラクターへの愛着がある人
- 緑川光・関俊彦・置鮎龍太郎の演技を目当てに見られる人
- 総集編という形式に抵抗がなく、「場面の密度」で楽しめる人
- 90年代のロボットアニメの美学——セルアニメの質感、BGMの使い方——にノスタルジーを感じる人
- 最終話後の「その後」が気になっていたコアファン
合わない人
- TVシリーズ未視聴で、ここから入ろうとしている人(文脈が足りなくて辛い)
- オリジナル要素を期待している人(新規映像は短編のみ)
- ストーリーを最初から最後まで追いたい人(総集編の構造上、省略が多い)
- 戦闘シーンのアクション密度を求めている人
次に見るなら
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz——このOVAを見た後に見るなら、まずこれ。TVシリーズの正式な続編にあたり、キャラクターたちが「戦いの後」をどう生きるかを描く。ODD&EVENで感じた「彼らのその後が気になる」という気持ちを、一番直接的に回収してくれる。
機動武闘伝Gガンダム——同時代のガンダムW好きが並行して見ていたことが多い作品。路線はかなり違うが、「少年が戦場で何かを背負う」構造は共通している。ガンダムWの重さに疲れたときの口直しにも、逆に「こういう方向もあるのか」という発見にもなる。
カウボーイビバップ——ガンダムWとは別ジャンルだが、「自分の過去を抱えたまま戦い続けるキャラクターたちのドラマ」という共通軸がある。関俊彦がスパイクを演じており、デュオとは全く違う役どころで同じ声優の幅を確認できるのも面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『新機動戦記ガンダムW オペレーション・メテオ ODD&EVEN NUMBERS』は、現在dアニメストアおよびAmazonプライムビデオで配信中です。どちらのサービスも対応デバイスが幅広く、スマートフォンやテレビからでも手軽に視聴できます。ガンダムWの世界観をあらためて振り返りたい方は、ぜひこの機会に楽しんでみてください。