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ダンジョン飯~センシのかんたんクッキング!
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | dwarf |
センシの手が歩くキノコを調理しようとするストップモーション短編。第5巻の発売を記念して制作された。このキノコは原作第1巻の「モンスター小話」ボーナスチャプターに登場した同じ歩くキノコである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ダンジョン飯』第5巻の発売を記念して制作されたストップモーション短編アニメ。ドワーフの料理人・センシが、自ら動く不思議なキノコ「歩くキノコ」を調理しようとする様子をユーモラスに描く。原作第1巻の「モンスター小話」ボーナスチャプターに登場したキノコがそのまま主役として登場しており、原作ファンには嬉しいサービス映像となっている。
みどころ・魅力
① ストップモーションで動く”センシの手”
本編アニメとは一線を画すストップモーション技法で制作された珍品。センシの無骨な手とモゾモゾ動くキノコのコントラストが独特のテンポ感を生み出しており、短時間ながら思わず笑ってしまうユーモアが詰め込まれている。
② 原作ファン向けの小ネタ満載
登場する歩くキノコは原作第1巻「モンスター小話」に収録されたボーナスチャプターと同一のキノコ。本編では語られなかったモンスターがこのかたちで動いて見られるのは、原作を読み込んだファンほど楽しめる仕掛けになっている。
③ 記念映像ならではのお遊び精神
第5巻発売記念という特別な文脈で作られた映像のため、商業的な制約よりも作り手の遊び心が全面に出ている。本編では味わえないテイストのダンジョン飯世界観を短時間で体験できる、ファン必見のスピンオフ映像だ。
キャスト・声優一覧

スタッフ
| 監督 | 青松拓馬 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「センシのレシピ解説動画みたいなやつ」という説明で即決した。ダンジョン飯が好きだったから、というより、あの世界で「クッキング要素だけ抜き出したスピンオフ」が存在するという事実だけで十分だった。2分にも満たないストップモーション短編で、内容はほぼ「歩くキノコを調理する手」だけ。最初に見たときは正直、「これか……」と少し笑った。でも2回目に見ると、センシの手つきとかキノコの動きとか、明らかに手間かかってるなという細部に気づいて見方が変わった。第5巻発売記念という文脈もあって、ファン向けの小さなプレゼントとしてつくられたものだと思う。本編とは切り離して楽しむもの。そこさえ理解していれば、ちゃんと満足できる。
「ものを食べる」という行為が、ファンタジーの文法を転覆する
ダンジョン飯という作品が本編で一貫してやっていたのは、「モンスターを食材として扱う」という視点による世界観の再構築だった。剣と魔法のファンタジーにおいてモンスターとは倒すべき障害物であり、基本的に記号だ。だがセンシはそれを「食べられるかどうか」の目線で見る。この短編はその哲学をさらに圧縮した形でやっている。歩くキノコという、本編でも「食べてみた」対象として描かれた生き物を、ストップモーションという手法で「調理の過程」に落とし込む。
ここで重要なのは、この短編が「かわいい」とか「ほのぼの」という文脈で語られることへの微妙な抵抗感だ。センシのクッキングは基本的に無感情というか、淡々としている。感情移入もなければ、「命を大切に」みたいな教訓もない。ただ処理する。そこがリアルだと思う。食べることは生きることで、生きることは何かを消費することだという、かなり冷静な世界観がダンジョン飯全体を貫いていて、この短編はその縮小版としてちゃんと機能している。
ストップモーションという選択も面白い。通常のアニメで同じことをやると「センシがかわいくキノコを調理する」という印象になりやすい。でもストップモーションは独特のぎこちなさがあって、むしろ手作業感・工程感が強調される。見ていると料理というより「作業」に近い感覚になる。これが意図的かどうかはわからないが、結果としてセンシのキャラクターにすごく合っている。
特に刺さったシーン
歩くキノコがまだ動いている状態でセンシの手が近づいてくる冒頭の数秒。ストップモーション特有の「コマとコマの間」の違和感が、なぜかキノコ側の緊張感みたいに見えてしまって、変な感情移入をしてしまった。本来そういう作りじゃないのにそう見えてしまうのは、多分こちらが本編でそのキノコを「食べるまでの経緯」を知っているせいだと思う。
あと、調理の手順を追う構成がしっかりしていて、短い尺なのに「レシピ動画」としてちゃんと成立しているのが地味にすごい。工程が明確で、何をしているかがわかる。ナレーションも音楽もない中で情報量をちゃんと確保しているのは、ストップモーションの動き設計がきちんとしているからだと思う。
読んで見たくなったら——『ダンジョン飯~センシのかんたんクッキング!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ダンジョン飯本編を既読・既視聴で、世界観への愛着がある人
- ストップモーションアニメの質感・手触り感が好きな人
- 2〜3分の短編でも「制作の手間」を感じ取れる人
- センシというキャラクターが好きで、料理シーンが特に好きだった人
合わない人
- ダンジョン飯を未履修で、このスピンオフから入ろうとしている人
- ストーリーや会話・キャラクターの成長を求めている人
- 2分の尺に対して「それだけ?」と感じてしまうタイプの人
次に見るなら
当然だがダンジョン飯(TVアニメ版・2024年)を未視聴なら絶対そっちが先。この短編が面白く見えるかどうかは、本編への愛着度に完全に依存している。ストップモーション版はあくまで「おまけ」であって、本編の密度は比べものにならない。
「食べる」行為をちゃんと描くファンタジーという文脈で見るなら異世界居酒屋「のぶ」もいい。世界観設定よりも料理の過程と食べる人間の反応に集中している作りで、センシのクッキング的な「食材→食事」の視点を長編で楽しめる。
短編・スピンオフ系のアニメが好きで次も探しているなら「よりもい」のOVAや関連短編あたりが近い楽しみ方になる。本編ファンのためにつくられたボーナストラックとしての短編という立ち位置は、この作品と共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ダンジョン飯~センシのかんたんクッキング!』は、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも見放題プランに対応しているため、気軽にチェックしてみてください。原作ファンはもちろん、本編アニメ視聴後の「おまけ」として楽しめる一本です。