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劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女「はじまりの朝」
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
ナツたち魔導士ギルド「妖精の尻尾」は、盗賊団リーダー・ギース捕縛の依頼を受けるが、ルーシィのミスで逃してしまう。落ち込むルーシィは記憶喪失の少女エクレアと出会う。エクレアは「鳳凰石」を運ぶ使命を負っていたが、その石には世界の崩壊を目論む邪悪な陰謀が隠されていた。ナツたちはエクレアを守り、強大な敵に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」のナツたちは、盗賊団のリーダー・ギース捕縛の依頼を受けるが、ルーシィのミスで取り逃がしてしまう。落ち込むルーシィが出会ったのは、記憶を失った謎の少女エクレアだった。彼女は「鳳凰石」と呼ばれる石を運ぶ使命を背負っていたが、その石には世界そのものを崩壊へと導く邪悪な陰謀が隠されていた。やがて石を狙う強大な敵が動き出す。ナツたちは仲間とエクレアを守るため、自らの絆と魔法のすべてを賭けて立ち向かっていく。みどころ・魅力
① 劇場版ならではの大迫力バトル
ナツの炎、グレイの氷、エルザの換装魔法など、おなじみの面々が劇場スケールで魔法をぶつけ合います。TVシリーズより一段とパワーアップした作画と演出で描かれる総力戦は、ファンならずとも引き込まれる迫力です。② エクレアをめぐる切ない物語
記憶を失った少女エクレアと、彼女に寄り添うルーシィの交流が物語の軸になります。鳳凰石に秘められた真実が明らかになるにつれ、冒険活劇に留まらない情感豊かなドラマが立ち上がっていきます。③ ギルドの「絆」が貫くテーマ
仲間のためなら無茶も厭わない――フェアリーテイルらしい熱い仲間意識が全編を貫きます。一人の少女を守るためにギルド全員が一丸となる姿は、シリーズの魅力そのものを凝縮した見どころです。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 監督 | 藤森雅也 |
|---|---|
| ED | 平野綾「ずっと きっと」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「本編のお祭り回に毛が生えたやつだろう」とたかをくくって再生した。劇場版なんてどうせ、ナツが派手に燃えて、ルーシィが振り回されて、ハッピーが茶々を入れて終わる——その予想は、序盤に関しては当たっている。ギース捕縛の依頼をルーシィがしくじるくだりなんて、いつものギルドの空気そのものだ。ところが記憶喪失の少女エクレアが画面に入ってきたあたりから、温度が静かに下がっていくのがわかる。2回目に見て気づいたのは、この映画、最初の十数分のうちに「これは賑やかなまま終わらない話だ」という匂いをちゃんと仕込んでいることだった。お祭りの顔をして、別れの支度をしている。本編を追ってきた人間ほど、その二重底に後から気づいて唸ることになる。
記憶を失った少女と、記憶でできているギルドの話
この映画を単なる「妖精の尻尾が世界を救う出張版」として見ると、たぶん半分も入ってこない。核にあるのは鳳凰石でも陰謀でもなく、記憶という主題そのものだ。エクレアは自分が何者かを忘れた少女で、なぜ石を運んでいるのかさえ思い出せない。その彼女が転がり込む先が、よりによってフェアリーテイルだというのが効いている。あのギルドは結局、共有してきた時間と喧嘩と無茶の積み重ね——つまり記憶でできた共同体なんだ。新入りのルーシィですら、本編を一冊ぶんの思い出として抱えている。記憶を失った人間と、記憶を糧に回っている集団。この二つを並べた時点で、テーマは静かに立ち上がっている。
面白いのは、物語が「忘れる」ことを一方的な喪失として描いていないところだ。忘れることで楽になれるものもあれば、忘れられたら消えてしまうものもある。エクレアが少しずつ自分の輪郭を取り戻していく過程は、同時に「思い出すと痛いこと」へ近づいていく過程でもある。それでもナツたちが彼女の手を離さないのは、フェアリーテイルが昔から「忘れない」を看板にしてきたギルドだからだ。終盤の展開で何が選ばれ、何が手放されるのかを見届けたとき、これは派手な魔法バトルの皮をかぶった、記憶と居場所をめぐる小さな寓話だったんだと腑に落ちる。世界の崩壊という大風呂敷の下で、本当に賭けられているのは「誰かに覚えていてもらえること」のほうだった。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な戦闘ではなく、中盤の静かな場面だ。ルーシィがエクレアに、たいした理由もなく寄り添おうとするところ。平野綾の声が、いつもの軽さを残しながら一段だけ柔らかくなる瞬間があって、ここで思わず姿勢を正した。エクレア側の遠藤綾も巧くて、感情を出しきらない、半分しか開いていない声で「思い出せない人」の手触りを作っている。二人の温度差が会話の奥行きになっている。そこに柿原徹也のナツが理屈抜きの熱量で踏み込んでくるから、湿っぽくなりすぎない。重くなりかけた空気を釘宮理恵のハッピーがひと言で軽くするバランスも、本編からの信頼そのままで気持ちいい。マスコットのモモンを演じるかないみかの柔らかい芝居も、世界の手触りを底で支えている。派手な見せ場の合間に、こういう声の芝居をちゃんと置いてくるのが嬉しい。
読んで見たくなったら——『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女「はじまりの朝」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを追ってきて、ナツたちに「うちのギルド」という感覚を持っている人
- マシマ作品特有の、お祭り感と人情がべったり同居する温度が好きな人
- 世界の危機より、その渦中での一人の少女の心の動きを見たい人
合わない人
- 本編未視聴で、これ一本だけで完結する映画を期待している人
- 設定の整合性や陰謀の理屈をきっちり詰めたいタイプの人
- 感情移入の前提を「説明」で渡してほしい人(ここは共有された記憶頼みで進む)
次に見るなら
同じ熱量とほろ苦さを別の器で味わいたいなら、まずマシマ作品をたどるのが早い。EDENS ZEROは、仲間と旅と喪失の手触りがフェアリーテイルと地続きで、あの「忘れない」を宇宙規模でやり直した作品として観られる。原点が気になるならRAVE(レイブ)へ。マシマの初期長編で、後の作風の素描がそこら中に転がっていて、ナツの祖型に出会える楽しさがある。ギルド/集団もので別の作家の筆致を味わうなら七つの大罪。罪を背負った仲間が再集結していく構造が、記憶と居場所という今作のテーマと静かに響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作「劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女『はじまりの朝』」は、dアニメストアとNetflixで配信されており、どちらのサービスでも視聴することができます。アニメ作品に強いdアニメストアと、幅広く楽しめるNetflixのいずれかに加入していれば、すぐに鑑賞できます。ご自身が利用しやすいサービスを選んで楽しんでみてください。


