Fate/EXTRA Last Encore

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2018Fate/EXTRA Last Encore

Fate/EXTRA Last Encore

★ 3.0 / 5.0アクションファンタジーサイコロジカル
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作ゲーム
制作Shaft

過去の記憶を失い、奇妙な仮想世界で目覚めたハクノ。理解できない戦争での生存をかけた戦いを強いられる。景品は願いを叶える機会。謎めいた「サーヴァント」を相棒に、ハクノ・岸波は友と敵の両方と死闘を繰り広げ、ある神秘的なものの所有権を巡って戦い続けることになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

過去の記憶を失い、謎めいた仮想世界「ムーンセル・オートマトン」の中で目覚めた少年・岸波白野。彼は理由もわからぬまま、願いを叶える聖杯を賭けた「聖杯戦争」へと放り込まれる。生き残るために召喚されたサーヴァント・セイバーとともに、白野は階層を登りながら次々と現れる強敵と命がけの戦いを繰り広げる。記憶の欠片を拾い集めながら、この戦争の真の意味と自分自身の存在の謎に迫っていく、異色のダークファンタジー。

みどころ・魅力

① シャフト×新房昭之が生み出す唯一無二の映像美

『魔法少女まどか☆マギカ』『化物語』で知られるシャフトが制作を担当。独特のデザインワーク、印象的なシーン構成、そして計算された演出が随所に光る。ゲーム原作のサイバー空間という舞台を最大限に活かした、他のアニメでは体験できないビジュアル表現が全編を通じて展開される。

② 哲学的なテーマと心理戦が絡み合う重厚なストーリー

単純な戦闘アクションにとどまらず、「自分とは何者か」「存在することの意味」といった実存的な問いが物語全体を貫く。各階層で出会う敵サーヴァントたちもそれぞれ深い背景と信念を持ち、白野との対話・対決を通じて人間の本質に迫る展開が続く。原作ゲームとは異なる再解釈も見どころのひとつ。

③ 坂本真綾演じるセイバーの存在感とキャラクター描写

ヒロインのセイバー(玉藻の前)は坂本真綾が声を担当し、艶やかで謎めいた魅力を存分に表現。感情を表に出さない主人公・白野と対照的な明るさで物語を引っ張りながら、終盤にかけて明かされる彼女自身の過去と想いが深い余韻を残す。二人の関係性の変化が本作の感情的な核となっている。

キャスト・声優一覧

岸波白野
岸波白野
メイン
›
阿部敦
ネロ・クラウディウス
ネロ・クラウディウス
メイン
›
丹下桜
ダン・ブラックモア
ダン・ブラックモア
サブ
›
麦人
麦人
ダレイオス三世
ダレイオス三世
サブ
›
間桐桜
間桐桜
サブ
›
下屋則子
フェルグス・マック・ロイ
フェルグス・マック・ロイ
サブ
›
風魔小太郎
風魔小太郎
サブ
›
フランシス・ドレイク
フランシス・ドレイク
サブ
›
高乃麗
言峰綺礼
言峰綺礼
サブ
›
中田譲治
鈴鹿御前
鈴鹿御前
サブ
›
遠坂凛
遠坂凛
サブ
›
植田佳奈
ガウェイン
ガウェイン
サブ
›
水島大宙

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

シリーズ構成奈須きのこ
原案キャラデザワダアルコ
キャラクターデザイン滝山真哲、山村洋貴
音楽神前暁、有限会社モナカ
美術監督望月卓磨
音響監督鶴岡陽太
OP西川貴教「Bright Burning Shout」
EDさユり「月と花束」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

Fateシリーズ、正直もう全容を把握するのは諦めている。stay nightは知ってる、Zeroも見た、Apocryphaもなんとか、でもEXTRAって何? 調べたらPSPのゲームが原作で、月の上の仮想世界で聖杯戦争をやる話らしい。「らしい」の段階でNetflixに突っ込んだ。

最初の数話、正直なにがなんだかわからなかった。主人公が記憶をなくして目覚める、謎の少女が現れる、唐突に戦闘が始まる——構造としては王道なんだけど、Shaftが作ってるせいで画面の情報量と演出の温度感が普通じゃない。2回目を見て気づいたのは、あの「わからなさ」が意図的だということ。岸波白野というキャラクター自身が、自分が何者かをわかっていない。視聴者が混乱するのはほぼ仕様だった。

「なぜ戦うか」を知らないまま戦い続けることの、救いのなさと美しさ

この作品を「Fateのスピンオフ」として見ると、かなり肩透かしを食う。聖杯戦争の駆け引きやサーヴァントの宝具解説を期待すると、序盤から「あれ?」となる。Last Encoreが本当に描きたいのは、願いを叶えるための戦争ではなく、「それでも存在し続けること」への問いだと思う。

記憶がない。目的もない。なのに気づいたら戦っている。岸波白野というキャラクターの設定は、ゲームのプレイヤーキャラという出自もあって、意図的に「空洞」として作られている。阿部敦の演技がそれを体現していて、感情の起伏を意図的に削いだトーンで通している。普通の主人公ならここで視聴者が離れるところを、あの淡々とした声が逆に引力になっている。「なぜ感情を出さないのか」という疑問が、作品全体の謎と噛み合っていく。

対照的なのがセイバー(ネロ・クラウディウス)の存在感で、あの過剰なまでの自己肯定と輝きが、白野の空洞さを照らす構造になっている。「我を愛でよ」と言い続けるキャラクターと、自分が何者かを知らないキャラクターの組み合わせ。これ、単純なバディものじゃなくて、存在証明の話だ。

中田譲治が演じる言峰綺礎が要所で登場するたびに、物語の底が少し深くなる感じがある。あの声が持つ「静かな狂気」は何度聞いても慣れない。終盤の言葉の重さは、2回目以降でようやく意味がわかってくる。

Shaftの演出は好みが分かれると思うけど、この作品に関しては「情報を欠落させる」演出が主題と合っていた。背景が白く飛んでいる、人物が記号的に描かれる——あれはコスト削減ではなく(少なくともそれだけではなく)、「不完全な世界」の視覚化だと受け取った。月の上の仮想世界が完全に動いていない、という設定と、画面の「欠け」が連動している。

特に刺さったシーン

下屋則子が演じる間桐桜が中盤以降で見せる場面が、想定外に重かった。Fate本編での桜のイメージを引きずって見ていると、この作品の中での桜の立ち位置が、かなり違う意味を持ち始める。声のトーンが「普通」に近いところがむしろ不気味で、2回目で見るとセリフの一つひとつに別の読み方が生まれてくる。

それと植田佳奈の遠坂凛。凛としての登場シーンは限られているんだけど、あのキャラクターが「知っている側」として振る舞う場面の声の温度感が絶妙だった。情報を持っていながら全部は言わない、という演技の塩梅が、作品全体の「わかりそうでわからない」空気を補強している。

水島大宙のガウェインは、登場時間は長くないのに印象が強く残る。あの「正しい側にいる確信」みたいなものを声で表現していて、それが後半で揺らいでいくのを見るのが、地味にしんどかった。

読んで見たくなったら——『Fate/EXTRA Last Encore』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人:

  • Shaftの演出語法(傾き、白飛び、シャフト絵)が苦にならない人
  • 「わからない」状態をしばらく保持しながら見られる人
  • Fate本編の聖杯戦争より、キャラクターの実存的な話に興味がある人
  • 阿部敦の「感情を削いだ」演技が好きな人
  • ゲーム版EXTRAをプレイ済みで、アニメがどう解釈したかを見たい人

合わないと思う人:

  • Fateらしい頭脳戦・バトル描写を期待している人(それは少ない)
  • 物語の因果関係を丁寧に説明してほしい人(説明は最小限)
  • Fate未履修で「入門として」見ようとしている人(これは入門ではない)
  • Shaft演出がどうしても受け付けない人

次に見るなら

魔法少女まどか☆マギカ(2011年)
同じShaft制作で、「ジャンルの外側から描く」という点が近い。かわいい絵柄と演出の落差で世界観を表現する手法が似ていて、Last Encoreを気に入った人にはほぼ確実に刺さる。

Selector Infected WIXOSS(2014年)
仮想的な戦いの場に閉じ込められ、願いを賭けて戦い続けるという構造が近い。「勝ち続けることへの代償」というテーマの重さが似ていて、終盤の失速感が気にならなければ見ごたえがある。

灰と幻想のグリムガル(2016年)
記憶をなくした状態で異世界に放り込まれ、理由もわからないまま生き延びようとする出発点が共通している。こちらは地味で静かな作品だが、「存在することの重さ」を丁寧に描いている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『Fate/EXTRA Last Encore』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。dアニメストアやU-NEXTは無料トライアルも利用可能なので、まだ見ていない方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. Fate/EXTRAのゲームを知らなくても楽しめますか?
A. ゲーム未プレイでも視聴できます。ただし本作はゲームの単純なアニメ化ではなく独自の再解釈が施されているため、ゲームを知っていると設定の違いや意図がより深く楽しめます。
Q. 全何話ですか?途中で話数が追加されましたか?
A. 全10話構成です。放送時は1〜8話が2018年1〜3月に放送され、残りの2話(OBLITUS COPERNICAN THEORY)は同年7月に配信・放送されました。
Q. Fateシリーズの中でどの順番で見るのがおすすめですか?
A. 本作はFate本編(Stay night等)とは世界観が独立しているため、単独で視聴可能です。Fateシリーズ入門としてはやや難解な作品なので、まずはFate/stay night作品を先に視聴することをおすすめします。
Q. 難解・わかりにくいと聞きましたが、実際のところどうですか?
A. 意図的に情報が断片的に提示される構成のため、1周目は謎が多いと感じる方も多いです。最終話まで視聴するとパズルのピースが揃う構造になっており、2周目で新たな発見があるタイプの作品です。

まとめ

『Fate/EXTRA Last Encore』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。dアニメストアやU-NEXTは無料トライアルも利用可能なので、まだ見ていない方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次