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Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 33話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | DLE |
リツカ・藤丸は人類最後のマスターである。彼なしに人類の復興は不可能だったが、彼には欠点がある。それは素朴すぎることだ。本作は藤丸の天然な質問が英霊たちを大混乱に陥れるFGOのドタバタコメディアニメで、原作漫画の不条理な雰囲気を再現している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人類最後のマスター・藤丸立香は、カルデアを拠点に世界の命運を担う重責を負う存在だ。しかし彼には致命的とも言える欠点がある。それは、あまりにも素朴すぎること。歴史に名を刻む偉大な英霊たちを前にしても動じることなく、純粋無垢な疑問をぶつけ続ける立香の天然っぷりが、あらゆる英霊を大混乱に陥れる。原作漫画が持つ不条理コメディの空気感そのままに、FGOの世界をドタバタ劇として描いたショートアニメ。みどころ・魅力
① 天然マスターが引き起こす英霊たちの”崩壊”
立香の無自覚な一言が、普段は威厳に満ちた英霊たちを次々と動揺させていく構図が本作最大の笑いどころ。アルトリアやエミヤ、オジマンディアスといった個性豊かなサーヴァントたちが、立香のズレた質問に右往左往する姿は、FGOプレイヤーなら思わずニヤリとできるネタが満載だ。② 原作漫画の不条理な空気感を忠実に再現
本作はもともと人気ウェブ漫画を原作とし、そのシュールで独特のテンポ感をショートアニメとして丁寧に映像化している。声優陣はゲーム本編と同一キャストが担当しており、見慣れたキャラクターたちが繰り広げるコメディに独特の信頼感と安心感がある。③ ショート形式だからこそのテンポの良さ
各話数分のショートアニメ形式を採用しており、1エピソードで完結するギャグが積み重なっていく構成。サクッと視聴できるため日常の隙間に楽しめる手軽さが魅力で、FGO未プレイでも英霊たちのキャラクター性を把握していれば十分に楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 槌田 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 槌田 |
| 音楽 | 毛蟹、Iruma Rioka、Pan |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「藤丸立香はわからない」というタイトルを見て、最初は何かのメタフィクションか哲学的なやつかと思った。違う。タイトルがすべてを語っている——藤丸立香本人が「わからない」んじゃなく、英霊たちが藤丸のことを「わからない」。それだけの話だ。FGOを長年やってきたプレイヤーとして、まあわかる気持ちではある。主人公の藤丸立香というキャラは、ゲーム本編でも「なぜこいつがここまで慕われるのか」という問いと隣り合わせで存在している。そこをコメディに仕立てたのが本作だ。2回目に見返したとき、これは「藤丸がわからない」というより「英霊たちが藤丸に振り回されながら、それでも好きでいる」話だとわかった。たった数分のショートアニメに、FGOという作品のいちばんやさしい部分が詰まっている。
天然は、英雄を素通りして核心を突く
藤丸立香というキャラクターについて、ゲーム本編をやり込んだ人間ほど感じるある種の居心地の悪さがある。「なぜこいつが人類最後のマスターなのか」「なぜ英霊たちはここまで藤丸に懐くのか」——スペックでいえば圧倒的に凡人なのに、神話上の英雄たちが彼の周りに集まり、彼のために戦う。本作はその「なぜ」を笑いに変えながら、ひとつの答えを出している。藤丸は裏がない。計算がない。英霊たちが何千年もかけて身につけた「英雄としての文法」が、藤丸の素朴な質問一発でどこかへ吹き飛ぶ。これはただのギャグではなく、「純粋さというのは無敵である」という話だ。沢城みゆきが声を当てるモードレッドあたりが特にわかりやすい。本編では父王への複雑な感情と誇りと怒りを抱えたキャラクターが、藤丸の天然発言ひとつで完全にペースを崩される。その落差が面白いのと同時に、「この人もたぶん、藤丸のことが好きなんだな」というのが伝わってくる。英雄は英雄同士で理解し合えるが、英雄の「なぜそうなのか」を無邪気に聞いてくる存在には免疫がない。藤丸はFGOという作品全体のなかで「読者の代理人」として機能してきたが、このショートアニメでは「英霊たちの鏡」として機能している。藤丸に振り回されることで、英霊たちの本来の性格や矛盾がくっきり見えてくる。坂本真綾のダ・ヴィンチちゃんや高橋李依のマシュが素で狼狽える姿は、本編の「格」を知っているほど笑いになる。これは単なるギャグスピンオフではなく、FGOというコンテンツの関係性をもう一度やさしく整理してくれるものだ。
特に刺さったシーン
森川智之が演じる蘆屋道満が絡むシーンの空気がとにかく好きだ。道満というキャラは本編でも一筋縄ではいかない飄々とした人物で、森川智之の低くなめらかな声がその「底が見えない感」をよく出している。そんな道満が藤丸のわけのわからない質問に対して、一瞬だけ返答に詰まる——そのゼロコンマ数秒の間が、このアニメで一番笑った瞬間かもしれない。コメディの笑いは「すごいものが崩れる瞬間」に宿るという持論があって、本作はそれを短い尺でテンポよく繰り返す。島﨑信長の藤丸の声もいい。本編では感情を乗せる場面が多いが、このショートでは「何も考えていない感」を声で表現していて、その無防備さがかえってキャラの強さに見える。本編を100時間以上プレイしてきた身からすると、このアニメを見て「あ、このキャラこういう人だったな」と再確認できる瞬間が何度かあって、それが妙に嬉しかった。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- FGOを長くやっていて英霊たちの「素」の部分が好きな人
- 短時間でサクッと笑えるコメディを求めている人
- 沢城みゆき・森川智之・坂本真綾の演技をキャラクターとセットで楽しめる人
- 本編の重い展開に疲れたとき、同じ世界観の箸休めが欲しい人
合わない人
- FGOをほとんど知らない状態で見ても笑いの半分は消えると思う
- 起承転結のある物語を求めている人(ほぼ1話完結のショートコントなので)
- 配信で気軽に見たい人(現状Amazon DVDのみなので、そこそこ本気で見に行く必要がある)
次に見るなら
Fate/Grand CarnivalはFGOキャラによるオムニバスギャグOVAで、こちらも本編キャストが素のギャグ演技を披露する構成。藤丸はわからないと同じ「知ってる人向けのコント」なので、セットで見ると笑いが倍になる。
このすばは異世界転生コメディの定番だが、「有能設定のキャラが日常でだらしなく崩れる」という笑いの構造がFGOギャグスピンオフと近い。FGOの英霊崩れが好きな人にはハマりやすい。
はたらく魔王さま!は魔王が現代日本でバイトするという設定で、「本来すごいはずのキャラが凡人文脈でペースを乱される」コメディ。藤丸はわからないで感じた笑いのツボと同じ場所を刺激してくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では主要な配信サービスでの配信は確認されていません。視聴方法についてはBlu-rayなどのパッケージ販売や、公式が提供する映像を通じてご確認ください。最新の配信情報は公式サイトや各プラットフォームで随時チェックされることをおすすめします。


