不機嫌なモノノケ庵

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2016不機嫌なモノノケ庵

不機嫌なモノノケ庵

★ 3.6 / 5.0超自然
放送年2016年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画
制作Studio Signpost

物怪屋へようこそ 芦屋は妖怪が取り憑いたせいで、高校入学後7日間を保健室で過ごしていた。彼は小さな茶室「物怪屋」の店主に助言を求める。これは、物怪屋の無愛想な店主が、この世に迷い込んだ妖怪を次の世界へ導く物語である。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高校に入学したばかりの芦屋花繪は、ある妖怪に取り憑かれてしまい、登校初日から7日間も保健室で過ごす羽目になっていた。衰弱していく日々のなか、彼は「妖怪を祓える」という小さな茶室「物怪庵」の存在を知り、藁にもすがる思いで店主・安倍晴齋に助けを求める。無愛想で不機嫌な店主のもと、芦屋は妖怪を祓ってもらう代わりに、ひょんなことから物怪庵の依頼人として働くことに。この世に未練を残して迷い込んだ妖怪たちを、本来あるべき次の世界「隠世」へと送り届けていく物語が幕を開ける。

みどころ・魅力

① 凸凹コンビが織りなす妖怪“お祓い”ドラマ

妖怪に同情しすぎる優しい芦屋と、ドライで合理主義な安倍。正反対の二人が依頼に向き合う過程で少しずつ信頼を築いていく関係性が魅力です。立場の違う二人だからこそ見えてくる、妖怪との向き合い方の答えが心に残ります。

② 妖怪一人ひとりに宿る切ない物語

祓う対象である妖怪たちにも、それぞれこの世に留まる理由や未練があります。単なる退治ではなく、彼らの思いに寄り添い「隠世」へ送り出していく一話完結のエピソードは温かく、時にほろりとさせられる読後感を残します。

③ 和の世界観と魅力的なキャラデザイン

物怪庵という茶室を舞台にした和テイストの世界観と、コミカルで愛嬌のある妖怪たちのデザインも見どころ。シリアスとユーモアのバランスが良く、ゆったりとした空気感のなかで個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。

キャスト・声優一覧

芦屋花繪
芦屋花繪
メイン
梶裕貴
安倍晴齋
安倍晴齋
メイン
前野智昭
ジョウマツ
ジョウマツ
サブ
谷山紀章
トモリ
トモリ
サブ
三石琴乃
藤原禅子
藤原禅子
サブ
高垣彩陽
マンジロウ
マンジロウ
サブ
てらそままさき
シズク
シズク
サブ
橋本ちなみ
ノボウ
ノボウ
サブ
飛田展男
ギギギの親分
ギギギの親分
サブ
立木文彦
アンモ姫
アンモ姫
サブ
大西沙織
ヤヒコ
ヤヒコ
サブ
大谷育江
翁
サブ
西村知道

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スタッフ

監督岩永彰
シリーズ構成吉岡たかを
音楽高梨康治
美術監督小野智広
音響監督森下広人
OP「トモダチメートル」
ED前野智昭「扉の向こう」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルに「不機嫌な」と入っているのを見て、てっきり毒舌の店主が依頼人を振り回す皮肉なコメディだろうと思って再生した。違った。たしかに物怪屋の店主は無愛想なんだけど、その不機嫌の中身が空っぽじゃない。保健室で7日間うずくまっていた芦屋が、わらにもすがる思いであの小さな茶室の戸を叩く——あの導入で、ああこれは怒っている話じゃなくて、距離の取り方が下手な人たちの話だ、と気づいた。 2回目に見たときに刺さったのは、むしろ芦屋のほうだった。妖怪に同情しすぎて毎回うるうるしている彼を、最初は「お人好しが過ぎる」と思っていたのに、見返すと彼の涙がそのまま物語のエンジンになっている。第一印象って、ほんとうに当てにならない。

これは妖怪退治ではなく、「送り出す」ことの物語だ

この作品をひとことで言うなら、退治じゃなくて見送りの話だ。物怪屋の仕事は、現世に迷い込んだ妖怪を倒すことではなく、隠世へきちんと送り届けること。だから妖怪は基本的に「敵」として出てこない。彼らはたいてい、何かしらの未練や勘違いを抱えたまま、行く先を見失ってこの世に留まってしまっている。剣で斬って終わり、という決着がほとんどない。送る側にも、送られる側にも、毎回ちゃんと事情がある。 芦屋がしょっちゅう泣くのは、その事情がいちいち切ないからだ。彼は妖怪の側の理屈をすぐに飲み込んでしまう、共感の塊みたいな少年で、見ているこちらの感情を肩代わりしてくれる装置になっている。一方の安倍は、仕事として淡々と送る。最初はこの淡々が冷たく見えるんだけど、回を重ねるうちに、それが冷たさではなく「感情移入しすぎないための職業的な距離」だとわかってくる。タイトルの「不機嫌」の正体はたぶんそこで、ずっと一人でこの仕事を背負ってきた人間が、すり減らないために身につけた防御なんだと思う。 だから本当に描かれているのは、別れの扱い方が二人でまるで違う、その差分だ。全部に泣いてしまう芦屋と、泣かないと決めている安倍。単なる癒し系の妖怪ものに見えて、その実、誰かを手放すときの正しい温度って何度なんだろう、という話をずっとしている。answerは出ない。出ないまま二人が並んで仕事を続けていくのが、いい。

特に刺さったシーン

序盤、自分に取り憑いたモフモフした妖怪を、芦屋が「祓ってくれ」ではなく「この子どうなるんですか」と心配してしまうくだり。梶裕貴の芝居がここで効いている。泣きの声に、ちょっと鼻が詰まったような不格好さが混じっていて、きれいに泣かないのが逆に生々しい。対して安倍の前野智昭は、面倒くさそうに「金は払え」と突き放しながら、結局最後まで付き合ってやる——あの声の、そっけなさの底にうっすら残る温度がたまらない。 脇も効いていて、大谷育江が当てる小さな従者の声は、出てくるだけで画面の空気がやわらぐ。終盤、ある妖怪をその者の事情ごと隠世へ送る回では、三石琴乃の落ち着いた声と、飛田展男の低い一声がそれぞれ別の方向から物語を支えていて、送り出すという行為の重さがちゃんと残った。派手な見せ場で泣かせにこないところが、この作品の品の良さだと思う。

読んで見たくなったら——『不機嫌なモノノケ庵』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 妖怪ものに、バトルより「別れ」や「未練」のドラマを求めている人
  • 無愛想な相棒と、お人好しな主人公の凸凹コンビが好きな人
  • 一話完結のしみじみした余韻で、寝る前に心を落ち着けたい人
  • 声の芝居の細かいニュアンスを味わいたい人

合わない人

  • 派手なアクションや、強敵との連戦を期待している人
  • 毎回しんみり終わる構成を、テンポが遅いと感じてしまう人
  • 主人公がよく泣くタイプを「甘い」と切り捨てたくなる人

次に見るなら

夏目友人帳——妖怪を倒すのではなく、その事情に寄り添って送り出す。一話ごとに切なさの種類が違うあの感触が好きなら、まず間違いなくこっち。系譜としてはほぼ兄弟みたいな作品。 蟲師——もっと静かで、もっと余白の多い見送りの話。説明を削いだ画面と音で「人ならざるもの」と向き合いたくなったとき用。 xxxHOLiC——無愛想(というか食えない)店主と、巻き込まれた少年が、人の願いや未練を扱っていく。物怪屋の関係性にハマった人は、この店主と客のやり取りもたぶん刺さる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『不機嫌なモノノケ庵』は、アニメ見放題サービスのdアニメストアで視聴することができます。月額料金でアニメ作品が豊富に揃っているため、本作をじっくり楽しみたい方に向いているサービスです。気になった方は、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『不機嫌なモノノケ庵』はどこで配信されていますか?
A. アニメ見放題サービスのdアニメストアで配信されています。月額制でアニメ作品を幅広く楽しめるため、本作を視聴したい方におすすめのサービスです。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. この世に迷い込んだ妖怪を次の世界へ送り届ける、超自然・あやかしをテーマにした作品です。シリアスな要素とコミカルな掛け合いがバランスよく描かれています。
Q. いつ放送されたアニメですか?
A. 2016年に放送されたTVアニメです。妖怪を祓う茶室「物怪庵」を舞台に、店主の安倍と依頼人の芦屋が活躍する物語が描かれています。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 妖怪やあやかしを題材にした物語が好きな方、一話完結で温かい読後感のある作品を求める方におすすめです。和の世界観とキャラクターの掛け合いも楽しめます。

まとめ

『不機嫌なモノノケ庵』は、アニメ見放題サービスのdアニメストアで視聴することができます。月額料金でアニメ作品が豊富に揃っているため、本作をじっくり楽しみたい方に向いているサービスです。気になった方は、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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