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2006

鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION
★ 3.4 / 5.0コメディファンタジー
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | bones |
1. 国家錬金術師対七人のホムンクルス:エド、アルをはじめとする国家錬金術師たちが、異なる現実のアメストリスで危険なホムンクルスたちと激しく戦う10分間の映画作品です。 2. chibiパーティ(宴会編):シリーズの全キャラクター(悪役も含む)が「シャンバラを征く者」映画のアフターパーティーを祝う、スーパーデフォルメ画風の6分間の短編スキットです。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
2006年にリリースされたOVA集『鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION』は、2本の短編で構成されています。「国家錬金術師対七人のホムンクルス」では、エドワード・エルリックをはじめとする国家錬金術師たちが、異なる現実のアメストリスで七人のホムンクルスと激烈な死闘を繰り広げる約10分の映像作品。「chibiパーティー(宴会編)」は、悪役も含めたシリーズ全キャラクターが映画『シャンバラを征く者』のアフターパーティーをスーパーデフォルメ画風で祝う約6分のコメディスキットです。シリアスとギャグ、2つの顔を一度に楽しめる作品集です。みどころ・魅力
① 国家錬金術師 vs ホムンクルス──凝縮された10分間の激闘
テレビシリーズとは異なる「別の現実のアメストリス」という設定で展開される戦闘パートは、短編ながら錬金術アクションのダイナミズムが詰まっています。普段は単独で活躍するキャラクターたちが一堂に会して戦う、ファンにとってたまらない共闘シーンが見どころです。② スーパーデフォルメで描かれる全キャラクター大集合のカオス
「chibiパーティー」では、ロイ・マスタングやウィンリィ・ロックベルはもちろん、ラスやエンヴィーなど悪役陣まで一堂に揃ったデフォルメキャラが賑やかに宴会を繰り広げます。シリアスなイメージの強いキャラクターたちのコミカルな姿は、ファンならクスッと笑える仕掛けが随所に散りばめられています。③ テレビシリーズ・映画ファンへのご褒美的な補完コンテンツ
本作は映画本編の直後に位置づけられたスキットを含むため、『シャンバラを征く者』鑑賞後に視聴すると満足感が増します。本編では描かれないキャラクター同士の掛け合いや、ファンサービス色の強い演出が楽しめる、コレクター心をくすぐるOVAです。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 水島精二 |
|---|---|
| 音楽 | 大島ミチル |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「PREMIUM COLLECTIONって何が入ってるんだろ」という疑問で調べ始めたのがきっかけだった。劇場版「シャンバラを征く者」まで追い終えて、この世界がもう少し続けばいいのにと思っていたところで引っかかったOVA。タイトルのプレミアム感に対して手がかりがなくて、最初は「特典映像的なやつかな」と低めの期待値で再生した。 これ、2003年版TVシリーズと劇場版「シャンバラを征く者」を見ていないと文脈がゼロになる完全なコアファン向けOVAだ。本編の補完というより、全部見終えた人への「お礼」に近い位置づけで、2本入っている内容もそれぞれ性質が違う。1本目がわりとシリアスな別世界線アクション、2本目が全キャラ集合のデフォルメコメディという構成で、最初はこの落差に面食らった。2回目に見たとき、この2本が意図的にペアになっているとわかってくる。「シャンバラで終わった世界」にもう一度戻るための、2通りの入口
このOVAが正直に言っていることは「終わった物語へのアフターケア」だと思う。 1本目の「国家錬金術師対七人のホムンクルス」は、別の現実のアメストリスを舞台に、おなじみの国家錬金術師たちがホムンクルスと戦う話。10分という制約の中でやれることをやっている、という感じで、大きな謎は解かれないし積み重ねもない。でもそれでいい。朴璐美さんが演じるエドワードの声に「ああ、これだ」と思う10分間であって、話の密度じゃなくて声と空気に会いに行く時間として機能している。大川透さんのマスタングが別世界でも相変わらず飄々としていて笑えたし、置鮎龍太郎さんのスカーが別の文脈で動くのは普通に新鮮だった。 2本目の「chibiパーティ(宴会編)」は振り切れた方向にある。シャンバラのアフターパーティーを全キャラ集合のデフォルメ映像で描くというもので、悪役も含めてみんな同じテンションで宴会している。釘宮理恵さんのアルがここに出てくるだけで満足感がある。本編で重い役割を背負い続けたキャラクターたちが、全員フラットになって騒いでいる。豊口めぐみさんのウィンリィが変に場を和ませているのも好きで、「待ち続けた側」の人がこういう全員参加の場で普通に中心にいるのは何か良かった。 この2本を並べることで、PREMIUM COLLECTIONは「シリアスな別ルート」と「全力のお楽しみ会」の両方を収録することにした。どちらか片方しか刺さらなくてもいい、という造りが正直で、タイトルの「プレミアム」の意味はそのへんにあると解釈している。特に刺さったシーン
chibiパーティの序盤で、悪役側のキャラクターたちが普通に宴会に混ざっている光景が一番ツボだった。本編で対立していた連中が同じ卓で過ごしているあの空気、「これはそういうお祭りです」という割り切りを全員が共有しているのがわかって、見ているこちらも力が抜けた。 1本目では中盤の戦闘シーンで置鮎龍太郎さんのスカーが別の役割を担っている部分が印象的だった。あのキャラクター、本編での重さがあるから、違う文脈で動いているのを見ると変な解放感がある。「この声のままで別の話を動いている」という体験は、OVAならではのもので、映画でもTVシリーズでもないこの自由さがここに出ている。 短い尺なので「ここで終わりか」となる場面は何度もあるが、それも含めてこのOVAの性質だと割り切った。読んで見たくなったら——『鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2003年版TV鋼の錬金術師と劇場版「シャンバラを征く者」を全部見た人
- メインキャストの声でもう一度このキャラクターたちに会いたい、という気持ちがある人
- デフォルメ・全員集合系のファンサービスコンテンツに抵抗がない人
- 10〜16分程度の短いOVAを気軽に流せる人
合わない人
- TVシリーズ・劇場版を未視聴の状態で見ても文脈が成立しない
- シリアスなアクションだけ求めている人(2本目は完全にコメディ路線)
- 1本目に「もっと尺を割いて丁寧に描いてほしかった」と感じるタイプ
次に見るなら
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版・BROTHERHOOD)は同じ原作の別アニメ化で、原作をほぼ完走した構成になっている。朴璐美さんのエドワードではなく三瓶由布子さんの版になるが、釘宮理恵さんのアルをはじめとするキャストは多く引き継がれている。PREMIUM COLLECTIONで2003年版の世界観が好きになったなら、比較として見ると両方の面白さが増す。 灼眼のシャナは釘宮理恵さんが主演のアクションファンタジーで、芯のある戦闘少女というキャラクター像に引っかかった人には自然につながる。鋼との直接の関係はないが、あの声でメインを張る長編を追いたいなら入口としてアリ。 トライガン(初代)は似た時代の作品で、シリアスとコメディが混在するアクションファンタジーの系譜。世界観の質感に共通点があって、鋼のトーンに近い「笑えて重い」空気が好きなら自然な次の一手になる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION』は、現在dアニメストアとHuluで配信中です。シリアスな戦闘短編とデフォルメコメディの2本立てで、ファンなら両方の温度差を楽しめます。映画『シャンバラを征く者』を見終えた後の”ご褒美鑑賞”として、ぜひチェックしてみてください。