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2009

戦う司書 The Book of Bantorra
★ 3.4 / 5.0アクションファンタジー
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 27話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | David Production |
死者が本に変わり、バントッラ図書館に保管される世界。その本を読むことで、死者の過去を知ることができる。この図書館を守るのは、超能力を持つ武装司書たちである。彼らの敵は、シンデキ教団という宗教団体。武装司書たちはこの教団と対抗しながら、図書館の維持に努めている。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
人が死ぬと、その魂は「本」へと姿を変え、生前の記憶を宿す世界。膨大な数の本を収め、守り続けるのが巨大なバントッラ図書館です。本を読めば故人の過去を覗き見ることができ、その力を狙う者も後を絶ちません。図書館を守るのは、特殊な超能力を備えた「武装司書」たち。彼らの前に立ちはだかるのは、人を爆弾兵器へと変える狂信的な宗教団体・シンデキ教団でした。司書たちは仲間とともに教団の陰謀に立ち向かい、本に込められた人々の生と死、そして自らの存在意義をめぐる戦いへと身を投じていきます。みどころ・魅力
① 「死者が本になる」唯一無二の世界観
人の死が「本」という形で残り、それを読むことで過去を追体験できるという独創的な設定が物語の核です。原作はライトノベルですが、生と死・記憶をテーマにした重厚な世界が緻密に描かれ、ダークファンタジー好きを強く惹きつけます。② 個性豊かな武装司書たちの群像劇
主人公格のハミュッツ・メセタをはじめ、武装司書たちはそれぞれ異なる能力と過去を抱えています。一話完結に近いエピソードを積み重ねながら、複数のキャラクターの視点が交錯する群像劇として展開し、後半に向けて伏線が収束していく構成が見ものです。③ 重厚なテーマと容赦のないドラマ
人を兵器化する教団との戦いを通じて、信仰・洗脳・自由意志といった重いテーマに踏み込みます。キャラクターの生死を含めシリアスで容赦のない展開が多く、単純な勧善懲悪では終わらない骨太な物語として高い評価を受けています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 篠原俊哉 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 岡田麿里 |
| 原作 | 山形石雄 |
| 原案キャラデザ | 前嶋重機 |
| キャラクターデザイン | 山田正樹 |
| 音楽 | 平野義久 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | アリプロジェクト「堕天國宣戦」 |
| OP | 佐々木 彩夏「星彩のRipieno」 |
| ED | アナベル「Light of Dawn」 |
| ED | 相良 結衣「Dominant Space」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけはずっと前から知っていた。「戦う司書」。司書が戦う、それだけで面白いに決まってる字面なのに、なぜか手が伸びないまま何年も放置していた。設定を聞くたびに「いつか見る」と言い続けて、結局見たのは深夜にチャンネルを回していた偶然からだ。死者が本になる世界、という冒頭の説明で、ああこれは雰囲気で押してくるタイプだなと身構えた。実際そうだった。最初の数話は世界観の説明が多くて、とっつきは良くない。でも一度入り込むと、序盤で素通りした描写が全部後で効いてくると気づいて、見返したくなる。2回目で印象がひっくり返るアニメだ。死ねば全部読まれる——記録される側の、選べなさの話
この作品を超能力アクションだと思って見ると、たぶん肩透かしを食う。武装司書たちがドンパチやる外枠はあるけれど、芯にあるのはもっと地味で、もっと怖い問いだ。死んだ人間が本になり、その本を誰かが読めば、生きていたあいだの記憶が他人の頭の中で再生される——つまりこの世界では、死んだあと自分の人生を「読まれる」ことを誰も拒否できない。これがじわじわ効いてくる。私たちは普段、死ねば終わり、忘れられて消えると思っている。でもこの世界の住人は、消えることすら許されない。どんなに惨めな記憶も、隠したかった瞬間も、本になれば誰かが手に取って覗き込む。記録されることは救いのようでいて、同時にものすごい暴力でもある。
シンデキ教団が人々を「使い捨ての駒」として扱う構図も、この記録のテーマと地続きだ。名前も過去も奪われた人間と、死後に過去を全部読まれる人間。覚えられないことと、覚えられすぎること。両極端の不幸が同じ画面に並ぶ。武装司書たちが図書館を守るのは、結局「人が生きた証を勝手に踏みにじらせない」という一点なんだと、終盤になってようやく腑に落ちた。戦いの派手さより、その地味な意地のほうが後に残る作品だ。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手なバトルじゃなくて、序盤に出てくる、名前を奪われた人間が自分の意志を取り戻そうともがく一連の流れだった。記憶を消されて駒にされた者が、それでも何かを思い出そうとする。あの諦めと希望がない混ぜになった表情で、思わず画面を止めた。声の話をすると、ミレポックを演じる沢城みゆきの、強がりの裏に芯の脆さが透ける芝居が良い。気の強いセリフほど、どこか震えて聞こえる。中村悠一のヴォルケンは飄々とした軽さの奥にどっしりした底があって、こういう「軽いけど信用できる大人」を演らせたときの彼はやっぱり巧い。戸松遥のノロティは、終盤の覚悟を決める展開で声の質感がはっきり変わる。最初に見たときは聞き流していたのに、2回目でその変化に気づいて鳥肌が立った。あと釘宮理恵のクロマが、可愛い声で容赦ないことを言うたびに背筋が冷える。あの落差は反則だ。
読んで見たくなったら——『戦う司書 The Book of Bantorra』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 世界観を小出しにされて、自分で繋ぎ合わせていく過程が好きな人
- 派手なバトルより、登場人物の「生きた証」みたいな部分に弱い人
- 一度見て微妙だと思っても、もう一度見返す体力がある人
合わない人
- 1話目から世界観をスッと飲み込めないと脱落しがちな人
- キャラの設定や用語をテンポよく説明してほしい人
- 後味のスッキリした勧善懲悪を求めている人
次に見るなら
図書館戦争——本を守る組織が武装して戦う、という骨格そのものが重なる。トーンはずっと明るいが、「本×武力」という取り合わせに惹かれたなら入り口になる。Fate/Zero——それぞれの理念を抱えた大人たちが、容赦なく潰し合う群像劇。乾いた渋さと、後味の苦さの質が近い。テンション低めで重い話が平気な人向け。
シャドーハウス——自分が何者なのか、記憶と正体を巡るダークな世界観。「記録される側」のテーマに引っかかったなら、こっちの不穏さも合うはずだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「戦う司書 The Book of Bantorra」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの各サービスで視聴できます。複数の配信プラットフォームに対応しているため、すでに加入しているサービスでそのまま楽しめる可能性が高い作品です。独創的な世界観をじっくり味わいたい方は、見放題で全話を一気に視聴できる環境を選ぶのがおすすめです。
