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2007

Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!
★ 3.5 / 5.0アクションファンタジー魔法少女
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
5人の女の子とココ、ナッツ、ミルクがお城をテーマにしたテーマパークを訪れ、王子姫に扮して楽しい一日を過ごす。しかしココとナッツが誘拐されてしまう。女の子たちは鏡の国の住人ヒダリンとミギリンの助けを借りて、悪いピエロシャドウと鏡の国出身の5人の女の子たちと戦い、彼らを救わなければならない。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
プリキュア5のメンバーたちとココ、ナッツ、ミルクは、お城をテーマにしたテーマパークへ。王子や姫に扮してにぎやかな一日を楽しんでいたが、突然ふたりが何者かに攫われてしまう。鏡の国の住人・ヒダリンとミギリンに導かれ、プリキュアたちは異世界「鏡の国」へと踏み込む。そこには悪のピエロ・シャドウと、鏡の国出身の5人の戦士たちが待ち構えていた。大切な仲間を取り戻すため、5人の熱い戦いが始まる。みどころ・魅力
① 劇場版スケールで描かれるダイナミックなバトル
テレビシリーズとは一線を画す映像クオリティで展開するバトルシーンは本作最大の見どころ。5人のプリキュアが息を合わせて繰り出す連携技や、スクリーンいっぱいに広がる変身演出は、劇場版ならではのスペシャル感を存分に味わえる。② 左右反転の「鏡の国」が生み出す独特の世界観
テーマパークのお城から一転、すべてが左右逆の異世界「鏡の国」へと舞台が広がる。個性豊かな新キャラクター・ヒダリンとミギリンのコメディ要素も加わり、非日常感たっぷりの冒険ストーリーが楽しめる。子どもから大人まで引き込まれる世界観設計が光る。③ 友情と信念が際立つ、鏡の戦士たちとの対決
敵として立ちはだかる鏡の国の5人との戦いは、単なる勧善懲悪にとどまらない。シャドウに支配された彼女たちの境遇が丁寧に描かれることで、プリキュアが体現する「諦めない心」と「友情」のテーマが一層際立ち、感動的なクライマックスへと繋がっていく。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 長峯達也 |
|---|---|
| 美術監督 | 行信三 |
| ED | 宮本佳那子「ガンバランス de ダンス~夢みる奇跡たち~」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
プリキュア映画は毎年やっている。そのことは当たり前になりすぎていて、「Yes!5の劇場版が2007年」と聞いても最初は数字としてしか入ってこなかった。でも少し計算すると、スマートフォンが一般化する前の映画だ。そのわりに映像の骨格はしっかりしていて、見始めてすぐに「時代感より内容に引き込まれるやつだ」と気づいた。 城をテーマにしたテーマパークで遊ぶ序盤は、子ども向け映画の定石通り。ここで警戒を解いていると、鏡の国というモチーフが機能し始めたとき、わりと真面目に「これはちゃんとした話だな」と思い直した。鏡の向こうの自分が、最も手ごわい敵になる話
Yes!5の劇場版の構造で面白いのは、敵が「自分たちのコピー」だという点だ。鏡の国から来た5人の女の子は、外見上はプリキュアたちと同じでも、まったく別の意志で動いている。これは「悪の鏡像」という定番設定に見えるが、もう少し複雑な含みを持っている。 彼女たちは「ダーク〇〇」という形で登場するが、単に元のキャラの悪化版ではなく、鏡の国という別環境で育った別人格として描かれている。「環境が違えば自分はどうなっていたか」という問いと地続きで、子ども向けコンテンツとしてはかなり踏み込んだ設定だ。大人が見るとうっすら余計なことを考えてしまう。 特に印象的なのはダークレモネードの立ち位置だ。春日野うらら/Cure Lemonadeの鏡像として登場するこのキャラクターを釘宮理恵さんが演じているのだが、同じ「レモネード」という存在でありながら、声のテクスチャーが完全に別物になっている。伊瀬茉莉也さんのうらら/Cure Lemonadeが明るく前に出るエネルギーを持つのに対し、釘宮さんのダークレモネードは静かで、温度が低い。この対比が劇場のスクリーンで並ぶと、「素材は同じ、選択が違う」という構造を声の演技だけで説明してしまっている。 朴璐美さん演じるシャドウは、悪のピエロという見た目通りの破壊的な存在として機能している。朴さんの声はこういう役でスケールを自在に動かせるので、劇場の音響環境と相性がいい。音圧の話になるが、映画館でシャドウの声を聞くのと、イヤホンで聞くのとでは体感がかなり違う。 この映画が最終的に言いたいのは「仲間との絆と、自分自身への信頼だけが鏡像に勝てる」という、プリキュアが毎回言っていることだ。ただそれを「鏡の自分と戦う」という形式で出力することで、メッセージの輪郭がくっきりする。自分と同じ顔をした存在に勝つためには、外見や能力ではなく、意志と選択の積み重ねを持っていなければならない。TVシリーズ1年分をかけて積み上げてきたものが、ここで一度問われる構造になっている。特に刺さったシーン
ダークレモネードが初めて画面に現れた瞬間、劇場に来た甲斐を感じた。釘宮理恵さんは「静かに怖い」という声の使い方が上手い。大きく叫んでいるわけでもないのに、声だけで場の温度が下がる。子ども向け映画のゲストとして、これはかなりの破壊力だ。 ナッツとCocoが攫われてから女の子たちが動き始める中盤は、入野自由さんのナッツへの感情移入がある程度前提になっている。TVシリーズで「感情を出さないキャラ」として積み上げてきたものがあるから、その彼が危機に陥ることの重さが劇場版で活きてくる。竹内順子さんの夏木りんは、どんな状況でもりんとして動いているので、グループの芯として機能していた。 終盤のシャドウとの決戦は、映画館のスクリーンサイズと音響が前提の演出になっている。朴璐美さんのシャドウの声は、音量が上がっても崩れない。スピーカーが鳴らす低域が体に当たる感覚は、自宅環境では出せない。読んで見たくなったら——『Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Yes!プリキュア5のTVシリーズを見ていた人(劇場版はキャラへの積み重ねが前提で作られている)
- 釘宮理恵さんか朴璐美さんのゲスト出演だけで映画館に行けるタイプ
- 2007年前後のアニメの空気感に懐かしさを覚える人
- 子どもと一緒に見て自分も普通に楽しみたい大人
- プリキュア劇場版を通して見ているシリーズ追いの人
合わない人
- TVシリーズ未視聴でキャラクターへの感情がゼロの状態で見る人(映画単体では人間関係の背景が省かれている)
- 劇場版として独立した物語を求めている人(TVシリーズの延長戦として設計されている)
- 2007年基準の作画クオリティに厳しい人
次に見るなら
映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪は翌2008年の劇場版。同じキャストがそのまま続いているので、鏡の国を見た直後に続けて見ると1年分の変化が感覚でわかる。ナッツとCocoへの解像度が上がった状態で見ると、後半の展開の読み方がまた変わってくる。 ふたりはプリキュア Max Heart 映画版は2005年の作品で、プリキュア劇場版の原型に近いフォーマット。同時上映の短編も含めた「プリキュア映画体験」として比べると、数年でどう演出の方向性が変わったかが見えてくる。 映画プリキュアオールスターズ DXは後のシリーズまで見てから戻ってくるタイプの作品。Yes!5のキャストが他世代のプリキュアと並ぶのを見ると、この映画でやっていたことの意味が改めて整理される。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信されています。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに楽しめます。劇場版ならではのスケール感をぜひお気に入りのサービスでご堪能ください。