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ヘルズ
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
天ヶ根凛音は登校中の事故で亡くなり、突然地獄の学校に到着する。そこは悪魔たちでいっぱいだった。元の世界に戻りたいと願いながら悪戦苦闘する凛音だが、悪魔の同級生たちと友情を育み、やがて普通ではない絆を深めていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
天ヶ根凛音は、登校中の思わぬ事故であっけなく命を落としてしまう。気づけば彼女がたどり着いたのは、悪魔たちがひしめく異形の学園「地獄の学校」だった。元の世界へ戻る方法を探して奮闘する凛音だが、一筋縄ではいかない学園生活に振り回されっぱなし。しかし、風変わりな悪魔の同級生たちと過ごすうちに、少しずつ友情が芽生えていく。やがて凛音は、この奇妙な世界でしか結べない特別な絆と、自らの存在の意味に向き合っていくことになる。みどころ・魅力
① 死から始まる、唯一無二の地獄学園ファンタジー
「死後にたどり着いた学校」という大胆な設定が物語の核。グロテスクさとポップさが同居した独特の世界観で、ありきたりな学園ものとは一線を画します。次に何が起こるか読めない展開が、最後まで観る者を引き込みます。② 凛音と悪魔たちが育む、不器用であたたかい絆
最初は異物として扱われていた凛音が、クセの強い同級生たちと少しずつ心を通わせていく過程が見どころ。コメディタッチの掛け合いの裏に流れる、孤独や救いといったテーマが胸を打ちます。③ マッドハウスが描く、迫力のアクションと美術
劇場版ならではの密度ある作画で、アクションシーンや異世界の風景が鮮烈に描かれます。陰影の強いビジュアルと疾走感のある演出が、地獄という舞台のスケール感を存分に引き出しています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山川吉樹 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 中澤一登 |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 大野広司 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| ED | ジャモーサ フィート スフィア「Breathe Again」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ヘルズ?知らなかった。深夜にアニメ映画を漁っていて、毒々しい色彩のサムネに指が止まったのがきっかけだった。タイトルから勝手に重苦しいホラーを想像して身構えたら、開幕からあっさり裏切られる。地獄なのにポップで、おどろおどろしいのにどこか可愛い。最初は「悪ノリの怪作」くらいの距離感で眺めていたのに、気づけば天ヶ根凛音と一緒に、帰り道の見えない学校をうろついていた。もう一度見たときに腑に落ちたのは、あの画面を埋め尽くす色の洪水が単なる悪趣味じゃなく、放り込まれた本人の混乱や戸惑いをそのまま絵にしたものだったということ。情報量で殴ってくるタイプの映画だと思っていたら、ちゃんと感情の翻訳をやっていた。
死んでしまった少女が、行きたくない場所で居場所を見つける話
この作品は、見た目こそ悪魔とグロとギャグの闇鍋だけれど、芯にあるのは驚くほど素朴な問いだと思う。「自分で選んでいない場所で、人はどうやって生きていくのか」。凛音は登校中の事故という、本人に落ち度のないかたちで死ぬ。理不尽だ。そして気づけば地獄の学校にいて、帰りたいと願っても扉は開かない。この「望んでいないのに、ここに居るしかない」という状況は、地獄という派手な舞台を抜きにすれば、転校や引っ越し、就職、あるいは生まれた家そのものまで、誰もが一度は通る感覚とよく似ている。
面白いのは、凛音が最後まで「元の世界に戻りたい」という願いを捨てないことだ。ここに馴染むことと、ここを受け入れることは違う。普通こういう話は、新しい場所で友達ができたらハッピーエンド、で丸く収めたくなる。でもこの作品は、帰りたい気持ちと、ここで芽生えてしまった絆を、どちらも嘘にしない。悪魔の同級生たちと育む友情は、現実逃避でも妥協でもなく、ただ「いま隣にいる人を大事にする」というだけのこと。それが地獄の住人だろうと変わらない。
だからこの映画は、単なるゴシックなビジュアル絵巻ではなく、居場所というものの正体を掘っている。居場所は環境が用意してくれるものじゃなくて、誰と笑えるかで後から立ち上がってくる。地獄でも、それは成立する。むしろ地獄のように何もかもがデタラメな場所だからこそ、人と人がつながる瞬間の温度がくっきり浮かび上がる。色彩の暴力の奥で、その一点だけはずっと静かに灯っていた。
特に刺さったシーン
序盤、凛音が地獄の学校に放り込まれて右往左往するくだり。小清水亜美が演じるキキの、湿度ゼロの軽さが効いている。深刻になりそうな場面を、ひと言で地面すれすれまで引き下げてくれる。あの突き放しがあるおかげで、この映画は重たくなりすぎずに済んでいる。藤原啓治のフーは、出てくるだけで空気の密度が変わる。低く構えた声に妙な余裕があって、こいつは何を考えているのか分からない、という不気味さと頼もしさが同居している。
終盤の畳みかけでは、佐藤利奈のギリエラが見せる感情の振れ幅に持っていかれた。普段の調子と、ふと素が漏れる瞬間の落差で、キャラの内側がぐっと近くなる。檜山修之のパンダーズはとにかく耳に楽しくて、画面の混沌に芯の通った熱量を足していく。そして朴璐美のりんねママ。短い出番でも声に年輪があって、この世界が単なる悪ふざけじゃないことを一発で信じさせてくる。映画館で浴びたら、あの音の厚みだけで元が取れるタイプの座組だと思う。
読んで見たくなったら——『ヘルズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 整った絵より、情報過多で殴ってくるエネルギー優先のビジュアルにワクワクする人
- ギャグとシリアスが地続きで混ざっている作風が好きな人
- 「居場所」「死後の世界」みたいなテーマを、説教くさくない形で味わいたい人
- 声優の芝居で世界を立ち上げるタイプの作品が好きな人
合わない人
- 筋がきれいに整理された、分かりやすい物語を求めている人
- 画面のうるささ・色彩の暴力が生理的に苦手な人
- グロやブラックなユーモアに抵抗がある人
次に見るなら
死から始まる暴走と、人生の意味を問う展開が好きならマインド・ゲーム。冒頭であっさり死ぬ主人公が、生と死の境界を全力で駆け抜ける。色彩と勢いで感情を語るアプローチが、ヘルズと同じ周波数で響く。
悪魔だらけの学校と、はみ出し者たちの友情にやられたならソウルイーター。ゴシックでポップな世界観の中で、不器用な仲間たちが少しずつ絆を結んでいく。あの「居場所探し」の手触りが近い。
地獄をシリアスに描かず、笑いと一緒に味わいたいなら鬼灯の冷徹。地獄を職場として淡々と回す乾いたユーモアが、ヘルズの軽さの部分とよく合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場版『ヘルズ』は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品に強いdアニメストアと、幅広いジャンルを扱うU-NEXTのどちらでも楽しめるため、ご自身が利用しやすい環境で気軽に鑑賞できます。独特の世界観に浸りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
