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いちご100% オリジナルDVDアニメーション
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
イチゴ100%のテレビシリーズの続編。全4話で構成されており、コスプレが登場する春祭りや、純平が女子校・近江学園の生徒・由衣の友人にノートを返すための冒険、制作費を補うためのさわやかでの夏期アルバイト、そして「イチゴ・パンツ・インベーダーズ」など、主にサイドストーリー要素で成り立っている。このOVAには2つの新しい…
作品概要・あらすじ
あらすじ
テレビアニメ『いちご100%』の続編OVA全4話。主人公・西野純平をめぐる4人のヒロインたちのサイドストーリーを中心に描く。春祭りのコスプレイベント、女子校への潜入騒動、さわやかでの夏アルバイト、「イチゴ・パンツ・インベーダーズ」と題したパロディ編など、テレビシリーズでは語りきれなかったエピソードが盛り込まれた1作。みどころ・魅力
① テレビシリーズでは描かれなかった番外エピソード
本編では掘り下げられなかったキャラクターたちの日常や関係性に焦点を当てた4本のサイドストーリーで構成。ファンにとってはメインストーリーの合間を埋める補完的な楽しみ方ができる内容になっている。② バラエティ豊かなシチュエーション
コスプレ春祭り・女子校潜入・夏のアルバイト・SFパロディと、各話でまったく異なる舞台設定を楽しめる。1話完結のオムニバス形式のため、気軽に視聴しやすい点も魅力のひとつ。③ ラブコメとコメディの絶妙なバランス
OVAならではの自由度を活かし、テレビシリーズよりも崩したギャグ演出やコメディ色の強いシーンが増量。ヒロインたちのドタバタな絡みを軽快なテンポで楽しめる。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 小林智樹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 水島努 |
| キャラクターデザイン | 石井久美 |
| OP | 能登麻美子「君色100%」 |
| ED | 能登麻美子「ジンク・ホワイト」 |
| ED | 小林沙苗「大逆転Kiss」 |
| ED | 水樹奈々「ココロカプセル」 |
| ED | 小林沙苗「プラトニック・スキャンダル」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
まず断っておくと、これはテレビシリーズの続きとして機能するOVAだ。全4話、テレビ版では時間的に拾えなかったサイドストーリーを補完する構成になっている。なのでテレビシリーズを見ていない状態でここから入るのは、ほぼ意味がない。あくまで「あの春アニメを見たコアな層」に向けて作られたものとして受け取るべき作品だ。
最初に見たときの印象を正直に言えば、テレビ版で「あ、ここもうちょっと見たかったな」と思っていた部分が、わりと素直に拾われていた。近江学園への潜入とか、さわやかでのアルバイト回とか。2回目に見直したとき気づいたのは、鈴村健一が演じる真中淳平の声のトーンが、テレビ版より少し落ち着いていること。同じキャラクターなのに、成長しているというより「慣れた」感じがする。それがOVAという形式の時間軸の曖昧さなのか、意図的な演出なのか、今も判断がつかない。
選べない少年が選ばれ続ける——これは誠実さの話ではなく、欲望の話だ
いちご100%という作品を「三角関係ラブコメ」と呼ぶのは正確ではない。正確には四角か五角か、とにかく真中淳平は複数の女の子に同時に望まれる構造の中に置かれていて、本人はずっと「誰かを傷つけたくない」と言い続ける。でもこのOVAを見ていると、それが誠実さから来ているのか、単純に全員を手放したくないという欲望から来ているのかが、じわじわと疑わしくなってくる。
能登麻美子が演じる東城綾はこの作品の中で一番「ちゃんとしている」キャラクターで、だからこそ彼女の台詞は毎回どこかに刺さる。彼女の声は感情を絞り出すのではなく、感情を押さえ込む方向に機能している。能登麻美子という声優は、こういう「表情が見えないのに伝わる」役をやらせると段違いだと思っていて、東城綾はその典型だ。春祭りのコスプレシーンで見せる照れた間の取り方など、台詞の量より沈黙の長さで芝居をしている。
一方で水樹奈々が演じる南戸唯は、同じシーンに立っていても全然違う空気を纏っている。こちらは感情を外に出すキャラクターで、水樹奈々の声の「強さ」が唯の積極性と噛み合っている。テレビ版でも感じていたことだが、OVAになると二人の声の対比がより際立つ。東城綾と南戸唯が同じシーンに出てくる場面は、それだけで情報量が多い。
このOVAが「単なるファンサービス」に終わっていないとすれば、そこに真中淳平という人間の「優柔不断を誠実さで包んでいる」構造を丁寧に残しているからだと思う。イチゴ・パンツ・インベーダーズの話など、ギャグ全振りに見えて、その回でも彼は選択を先延ばしにする。笑いで包んでいるだけで、やっていることは本編と変わらない。それがこの作品の核で、OVAはそれをより剥き出しにしている。
特に刺さったシーン
さわやかでのアルバイト回が好きだ。メインの展開よりも、バイト中の何気ないやり取りのほうに目が行ってしまった。高木渉が演じる小宮山力也の存在感が、このパートでいい仕事をしている。高木渉はああいう「脇に置いてあるのに妙に印象に残る」キャラクターを演じると独特の空気が出る。真中淳平との掛け合いがテンポよく、箸休め的なシーンのはずなのに変にリアルな男子高校生の会話になっている。
それから植田佳奈が演じる向井こずえが絡む場面は、毎回どこかアンバランスで目が離せない。植田佳奈の演じるこずえは、かわいらしさと突破力が同居していて、テレビ版から通して見ていると「この子が一番素直では?」という気持ちになってくる。OVAの中でも彼女が出てくるシーンは空気が少し変わる。真中淳平がいつもより困った顔をしている、その困り方が真剣で、笑えないのに笑ってしまう。
読んで見たくなったら——『いちご100% オリジナルDVDアニメーション』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビシリーズを全話見て、「あのキャラクターをもう少し見たい」と思い続けていた人
- 2000年代前半のラブコメアニメの空気感——あの独特の「うだうだした青春」に懐かしさを感じる人
- 能登麻美子・水樹奈々・鈴村健一の組み合わせに反応できる声優オタク
- ファンサービス込みのOVAとして割り切って楽しめる人
合わない人
- テレビシリーズ未視聴で、いきなりここから入ろうとしている人(キャラクターの背景が前提になっている)
- 主人公の優柔不断が根本的に受け付けない人(OVAで解消されることはない)
- エピソードごとに完結した物語の起承転結を求める人(サイドストーリー補完が主体)
- セクシー描写がある作品を敬遠する人
次に見るなら
同じ時代の多ヒロイン系ラブコメならSchool Rumbleがある。恋愛の「すれ違い」をギャグの密度で押しつぶす作品で、いちご100%と似たような「選べない構造」を持ちながら、笑いの方向に全力投球している。当時のラブコメ作品群の中でも抜けていた。
OVAという形式でファンサービスを提供する路線として比較するならToLOVEるのOVAシリーズも近い。セクシー描写の比重が上がった分、サイドストーリー色が強まるという構造はほぼ同じで、テレビシリーズを見た後に見る楽しみ方も共通している。
もう少し真剣に「青春の曖昧さ」を拾いたいならまほろまてぃっくのOVAが面白い。メインシリーズの後日談として機能していて、補完型OVAの作り方として参考になる。こちらは笑いよりも余韻の方向に振ってある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『いちご100% オリジナルDVDアニメーション』は、dアニメストアで視聴できます。テレビシリーズを楽しんだ方はもちろん、OVAから作品に触れる方にも入りやすい軽快な内容です。dアニメストアのサービスをお持ちであれば、ぜひチェックしてみてください。