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2007

いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!
★ 3.2 / 5.0コメディセクシーラブコメ超自然
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
2007年、変態罰処法が施行された。防護服を着た部隊が街を囲み、変態と思われる者を逮捕し始める。犬神の使い手・慶太と犬神の妖子がA級変態容疑で指名手配されるのは当然だった。慶太、妖子、薫の犬神、そして他の愛らしき変態たちはどうなるのか。カリナは?
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
2007年、突如として「変態罰処法」が施行され、防護服を纏った特殊部隊が街に展開。変態と見なされた者を次々と拘束していく。犬神の使い手・慶太と、自由奔放な犬神・妖子がA級変態容疑で指名手配されるのは、もはや必然だった。慶太と妖子、そして薫たち個性豊かな犬神チームは、この理不尽な法律と追手から逃れられるのか。謎の人物カリナの存在も絡み、笑いとドタバタが加速する劇場版オリジナルストーリー。みどころ・魅力
① TVシリーズの笑いをそのままに、劇場版スケールで暴走するドタバタコメディ
TVシリーズで培われた慶太と犬神たちのぶっ飛んだキャラクター性が、劇場版ならではのスケール感で炸裂する。「変態罰処法」という荒唐無稽な設定を全力で突き進む脚本は、原作ファンも初見も問わず笑わせる破天荒なコメディ精神に満ちている。② 総出演のキャラクターたちが織りなす賑やかなアンサンブル
慶太・妖子をはじめ、薫の犬神チームや脇を固めるキャラクターたちが一堂に会する。TVシリーズを通じて積み上げられた関係性やお約束がふんだんに盛り込まれており、シリーズを見てきたファンほど楽しめるファンサービス満載の構成となっている。③ コメディの中に光るラブコメ要素と超自然バトル
笑いだけでなく、慶太と妖子の関係性を軸にしたラブコメ的な感情描写も健在。超自然的な犬神バトルも織り交ぜながら、ギャグと真剣な展開をうまく切り替えるテンポの良さはシリーズの真骨頂で、最後まで飽きさせない作りになっている。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 草川啓造 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 若月神無 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVシリーズの続きとして劇場版まで追ったわけだが、タイトルを見た瞬間に「特命霊的捜査官・仮名史郎って誰だ」という疑問が先に立った。これはシリーズを全部見ていてもよくわからない疑問で、映画だけ見た人間にはさらにわからない。速水奨さんの声はすぐわかるのに、そのキャラクターが何者なのかが最後まで霞がかかったような感覚のまま終わった。 内容はといえば、冒頭から「変態罰処法」という単語が飛び出してきて、ああそういうことかと。慶太とようこが指名手配される未来はTVシリーズを見ていれば誰でも想像できる。むしろ法律ができるまで問題にならなかったことの方が不思議なくらいで、そういう意味では納得感のある設定だった。福山潤さんのリアクション芝居が序盤から全開で、これは映画館の音響で聴くべきものだと思った記憶がある。「変態」を社会が取り締まっても、愛の形は変わらない
いぬかみっ!という作品は表面的にはおバカなエロコメディで、TVシリーズの印象もそのまま持ち込みやすい。主人公の慶太は毎回裸にされるし、犬神たちは個性が強すぎて収拾がつかない。でもTVシリーズを最後まで追うと、あの作品がずっと「逸脱した存在が普通の愛情を求める話」をやっていたことに気づく。 この劇場版で「変態罰処法」が施行されるという設定は、そのテーマの延長線上にある。防護服を着た部隊が「変態」を摘発してまわる光景は、笑えるコメディの皮をかぶっているが、構造としては「社会に適合できない者を排除する力学」の話だ。慶太やようこが指名手配される理由は、彼らが有害だからではなく、彼らが「普通と違う」からに過ぎない。 ようこが慶太に執着する形は確かに常軌を逸しているが、その根底にある感情は純粋なものだ。堀江由衣さんの声が、ようこのぶっ飛んだセリフに感情の重みを載せるとき、コメディとして笑いながら、どこかで「これはただの笑い話ではない」と感じる瞬間がある。彼女はコメディキャラとして機能しながら、感情の触れ方だけは嘘をつかない。 作中で「変態」と呼ばれる人々がすべて愛らしく描かれているのは偶然ではない。彼らは奇妙かもしれないが、互いに本音で向き合っていて、嘘がない。対して取り締まる側の人間たちには、そういう生き生きとした感情が見えない。変態罰処法によって何かが解決されたかというと、何も解決されていない。あの世界は法律が施行されたあとも、依然として混沌としたままだ。 仮名史郎というキャラクターが最後まで謎めいたままなのも、たぶん意図的なものだと思っている。速水奨さんが演じるその声の重みに、作品の「何かを解決しようとしているようで何も解決していない」トーンが重なる。映画単体では確実に意味がわからない人物なのに、場面を持っているのが不思議な存在感だった。特に刺さったシーン
防護服部隊が街を包囲する序盤の展開は、笑いと不安の配分が妙に絶妙だった。コメディなのに、どこか本当に追い詰められている感覚がある。慶太がA級変態容疑で指名手配されたと知らされる場面での福山潤さんの演技は、混乱と納得が同時に来るようなリアクションで、あのタイミングで笑うのか動揺するのかわからなくなる。映画館の音響で聴くリアクション芝居は、家のスピーカーとは別物で、ああこれは劇場向けの芝居だと納得した。 薫の犬神たちが総動員になる展開では、名塚佳織さん演じるなでしこのまじめな口調が場の空気を引き締めていて、その落差がまた笑いを生む。甲斐田ゆきさんの薫は、本人が大真面目なのに周囲の状況がおかしくなっていく系のコメディの中心を張っていて、TVシリーズから引き続いてのその安定感が映画全体を支えていた。 終盤のようこの芝居が特に刺さった。堀江由衣さんのああいう、感情をまっすぐぶつけてくる演技は、コメディの文脈の中に入ってくるから余計に効く。笑い飛ばすつもりで見ていたのに、不意打ちで止まる瞬間がある。読んで見たくなったら——『いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ「いぬかみっ!」を最後まで見た人
- エロコメディの皮の下に妙に純粋なラブストーリーが入っている作品が好きな人
- 福山潤・堀江由衣のコンビが好きな人
- 設定が突飛でも、キャラクターの感情が本物であれば許せる人
- テンポの速い馬鹿騒ぎの中に、ちゃんとした人間関係のドラマが紛れ込んでいるのが好きな人
合わない人
- TVシリーズ未視聴で映画から入ろうとしている人(仮名史郎がなぜそこにいるのか永遠にわからない)
- エロコメディの要素そのものが受け付けない人
- ストーリーの論理的な整合性を重視する人
- 男性キャラクターが頻繁に裸になる作品が苦手な人
次に見るなら
這いよれ!ニャル子さんは、「異常な存在との同居ラブコメ」という構造がいぬかみっ!と地続きだ。ようこの「慶太一筋」に近い一途すぎるキャラクターが中心に来るタイプで、エロコメの笑いと感情の誠実さが共存している。主人公のリアクション芝居が重要なのも似ている。 DearSは「地球に来た異能の存在が普通の男の子に懐く」話をまじめに描いた2004年のエロコメディで、設定の突飛さとキャラクターの素直な感情がどこかいぬかみっ!と似た空気を持っている。2000年代のこのジャンルの温度感が好きなら入りやすい。 ToLOVEるは大人数のキャラクターが個性を競い合うエロコメの代表格で、薫の犬神たちが全員揃ってわちゃわちゃする感覚に近い。個々のキャラクターに確実に人が付いていて、そのにぎやかさを楽しめる人向け。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも対応端末が幅広く、スマートフォンやテレビからお手軽に楽しめます。TVシリーズと合わせて視聴すれば、キャラクターたちの魅力をより深く堪能できるでしょう。


