けんぷファー

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2009けんぷファー

けんぷファー

★ 2.9 / 5.0アクションコメディセクシーラブコメ
放送年2009年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作Nomad

和訳 目を覚ましたら美しい少女に変身していたナツルは、ぬいぐるみの虎から「戦闘機」という神秘の戦士であることを告げられる。彼は女性の姿で他の戦闘機と戦わなければならないのだ。戸惑う中、幼なじみの親友が同じ戦士だと判明し、ナツルの人生は悪夢へと変わっていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

普通の男子高校生・瀬能ナツルは、ある朝目を覚ますと美しい少女に変身していた。不思議なぬいぐるみから「戦闘機(ケンプファー)」として選ばれた宿命を告げられ、女の姿で他の戦闘機と戦わなければならないことを知る。戸惑いながらも日常を取り戻そうとするナツルだったが、憧れの同級生・柴崎雪乃や幼なじみまでもが戦闘機と判明し、恋愛も戦闘も入り乱れる混沌とした日々が始まる。

みどころ・魅力

① 性別逆転ギャグと恋愛の化学反応

男の意識を持ったまま女体に変身するナツルのリアクションが笑いの核心。好きな女の子に迫られる喜びと「自分も今は女だ」という混乱が同時に押し寄せる、性転換ラブコメならではのドタバタ劇は見飽きない。

② 個性豊かなケンプファーたちのバトル

炎・水・剣とそれぞれ異なる能力を持つ戦闘機が激突するアクションシーンも見どころ。味方か敵かが目まぐるしく変わる展開と、ぬいぐるみ(ハラキリアニマル)の毒舌解説が独特のテンポ感を生み出している。

③ 2009年当時のラブコメ文化を凝縮したキャラクター群

生徒会長・幼なじみ・天然系ヒロインと、王道ラブコメのアーキタイプを揃えつつ、全員が「女×女」という構図に収まるひねりが加わる。ハーレム展開とバトルを同時に楽しめる独特の作風が懐かしくも新鮮。

キャスト・声優一覧

美嶋紅音
美嶋紅音
メイン
›
堀江由衣
瀬能ナツル
瀬能ナツル
メイン
›
井上麻里奈
三郷雫
三郷雫
メイン
›
名塚佳織
近堂水琴
近堂水琴
メイン
›
阿澄佳奈
沙倉楓
沙倉楓
メイン
›
中島愛
セップククロウサギ
セップククロウサギ
サブ
›
田村ゆかり
ヒアブリライオン
ヒアブリライオン
サブ
›
内海賢二
西乃ますみ
西乃ますみ
サブ
›
三上枝織
会計
会計
サブ
›
荒浪和沙
チッソクノライヌ
チッソクノライヌ
サブ
›
能登麻美子
東田幹仁
東田幹仁
サブ
›
川原慶久
委員長
委員長
サブ
›
小林悠希

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スタッフ

監督黒田恭弘
シリーズ構成筆安一幸
原案キャラデザせんむ
キャラクターデザイン藤田まり子
音楽加藤達也
美術監督廣瀬義憲
音響監督蝦名恭範
OP栗林みな実「あんりある♥パラダイス」
ED井上麻里奈「ワンウェイ両想い」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「主人公が女の子に変身するやつ、昔あったな」という記憶だけで手を伸ばした。2009年。魔法少女でも乙女ゲーでもない、男が戦士に選ばれたら女体になってました、というやつ。タイトルはドイツ語で「戦士」。ちょっとだけ構えた。

で、1話を見て思ったのは「ああ、これはちゃんとバカだ」という安堵に近い感情だった。ぬいぐるみが腸を飛び出させながら喋り、変身した主人公は自分の胸を触って固まる。シリアスぶった顔でラブコメをやっている。2周目で気づいたのは、井上麻里奈さんが男声と女声をほぼ同一人物として演じていることの奇妙な自然さで、これは結構な技術なんだよなと見直した。

「なぜ戦うのか」が最後まで説明されない戦闘もの、という実験

けんぷファーが単純な性転換ラブコメかというと、そこだけ切り取るとたぶん損をする。この作品の芯にあるのは、戦う理由の不在を誰も疑わないという構造だ。

主人公の瀬能ナツルは突然女体になり、見知らぬぬいぐるみから「ケンプファーだから戦え」と言われる。なぜ戦うのか、誰が敵なのか、勝ったら何が起きるのか——全部ふわっとしたまま話が進む。普通の作品なら「それを明かすための物語」になるはずのところを、けんぷファーは意図的にそこを薄くしてラブコメの密度を上げている。

これが欠点なのか特徴なのかは正直迷う。2周目でやっと「あ、設定は舞台装置でしかない」と腹が決まった。戦闘シーンはあるが、この作品が描きたいのは「同じ学校の女の子たちが謎の理由で互いに惹かれ合い、主人公が板挟みになる」という関係性の図だ。ケンプファーという設定は、男が女子校に入り込む口実と、女の子同士の格闘シーンを成立させる装置として機能している。

名塚佳織さんが演じる三郷雫の「男のナツルも女のナツルも好き」という台詞は、作品全体の結論を早々に言い切ってしまっている。性別が変わっても同一人物だという当たり前のことを、当人が一番混乱しているという構図。笑えるし、ちょっとだけ刺さる。

能登麻美子さんのチッソクノライヌと田村ゆかりさんのセップククロウサギが担うぬいぐるみパートは、シリアスになりそうな場面で毎回温度を下げてくる役割を果たしている。この緊張の抜き方が意図的かどうかは知らないが、結果としてこの作品の「真面目にやる気がない感じ」を徹底させていた。

特に刺さったシーン

序盤、変身直後のナツルが鏡の前で固まるシーン。笑いどころとして設計されているのはわかる。でも井上麻里奈さんの芝居が、コメディのテンポを壊さないまま微妙な戸惑いを乗せていて、そこだけ妙なリアルさがあった。「あ、この人ちゃんと困惑してる」という感じ。ギャグの皮を被った実存的な混乱、みたいな。大げさに言えばだが。

堀江由衣さんの美嶋紅音は、いわゆる「高飛車お嬢様」ポジションとして登場するのに、どこかズレた愛嬌があって、それが堀江さんの声質と妙にはまっていた。敵対するはずがじわじわ距離が縮まっていく過程の、台詞よりも間で語る部分。2周目で「ここ毎回声のトーンが微妙に変わってる」と気づいてから、そのシーンだけ何度か繰り返した。

読んで見たくなったら——『けんぷファー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 2000年代後半の深夜アニメの空気感が好きな人。あの時代特有の「設定はあるけどノリで進む」感。
  • 性転換もの・百合要素・ハーレムが一つの作品に混在していても許容できる人。
  • 声優陣のアンサンブルを楽しめる人。堀江由衣・能登麻美子・田村ゆかりが同じ画面にいる時代の豪華さ。
  • 「ぬいぐるみが普通に死に際を再現しながら説明する」という不条理に笑える人。

合わない人

  • 戦闘の理由や世界観の説明をきちんと求める人。最後まで明確にはならない。
  • ラブコメの決着を求める人。風呂敷は広がる方向に進む。
  • 露骨なファンサービスシーンが苦手な人。2009年の深夜アニメ水準でそれなりに入っている。
  • 主人公が流されっぱなしで主体性を持ってほしい人。ナツルはほぼずっと振り回される側。

次に見るなら

性転換・ラブコメ・理由がよくわからない戦闘の組み合わせが好きなら、IS〈インフィニット・ストラトス〉もおすすめ。男が一人だけ特殊な力を持ち女子校に放り込まれるという構造が近い。こちらは設定の作り込みが厚め。

ぬいぐるみが不条理な役割を担うコメディとして見るなら、這いよれ!ニャル子さんが同じ時代の空気を持っている。設定のバカさを全力でやり切る姿勢が似ている。

女装・性別逆転系のラブコメで後の時代の作品を見たいなら、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎるはジャンルの整理が進んだ2013年の着地点として比較しやすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『けんぷファー』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも月額サービスのラインナップに含まれており、加入中であれば追加料金なしで視聴できます。性転換アクション×ラブコメという独自ジャンルを手軽に楽しめる環境が整っています。

よくある質問

Q. 『けんぷファー』は全何話ですか?
A. TVアニメ本編は全12話で、2009年10月〜12月に放送されました。その後OVA『けんぷファー für die Liebe』全2話も制作されています。
Q. 原作は漫画ですか、ライトノベルですか?
A. 原作は築地俊彦によるライトノベル(MF文庫J)です。コミカライズ版も複数展開されており、アニメはライトノベルを原作としています。
Q. 子どもと一緒に見られますか?
A. セクシー描写やお色気シーンが含まれるため、成人向けコンテンツとして視聴対象年齢に注意が必要です。ご家族での視聴よりも、中高生以上を対象としています。
Q. どの配信サービスで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの無料トライアル期間を利用すれば、初月無料で視聴できる場合もあります。

まとめ

『けんぷファー』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも月額サービスのラインナップに含まれており、加入中であれば追加料金なしで視聴できます。性転換アクション×ラブコメという独自ジャンルを手軽に楽しめる環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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